映画「親友のカミングアウト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
親友のカミングアウト（4th man out）の紹介：2015年アメリカ映画。その日アダムは落ち着かなかった。隣に住むマーサが現れた時もどきっとするほど。すぐに友人が迎えにきていつもの仲間達とのささいなパーティが始まった。アダムの誕生日パーティだった。４人でバーへ出かけるも仲間達は女の子に夢中。一人その席で集中できないパーティの主役アダムはその日仲間達に自身のカミングアウトをしようとしていた。自分はゲイだと。LGBTに焦点を当てたヒューマンドラマ。ニック役に海外ドラマ「glee」からコード・オーバーストリートも参加。
監督：アンドリュー・ナックマン 出演：アダム（イヴァン・トッド） クリス（パーカー・ヤング） ニック（コード・オーバーストリート） オーツ（ジョン・ガブラス） カレン（ケイト・フランネリー） マーサ（ブルック・ディルマン）ほか
この解説記事には映画「親友のカミングアウト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
その日はアダムの誕生日だった。クリスが迎えにきてそのままいつもの仲間達とささやかな誕生日パーティを行う。飲んで騒いでの楽しいはずの時間だった。しかしアダムは落ち着かなかった。４人でバーへ行って話していても、仲間達が後ろの胸の大きな女の子を見てはしゃいでいても。そのバーでクリスが一人の女の子に声を掛けた。そこにアダムも呼ばれたが気分が悪くなりその場を離れた。そして気付いた時、クリス達と朝まで寝ていた。アダムの隣にはクリスが寝顔を向けて眠っている。そんなクリスにアダムは囁いた。自分はゲイだと。
アダムはなにもクリスにプロポーズをしたわけではなかった。ただ隠しているのが辛かったのだ。そして良き友人として、カミングアウトしても今まで通りだと思っていた。しかしそう上手くはいかなかった。仲間達は皆あの日からよそよそしくなった。それでもクリスが取り合ってくれたおかげでなんとか喧嘩をせずにすんだ。それどころが彼等はアダムへいい人を見つけようと奮闘した。アダムに恋人を見つけるのだ。しかしある日クリスとアダムは喧嘩をしてしまう。それはちょっとした勘違いからだった。
ある日アダムは決定的な出会いをする。自身が働く自動車整備工場に一人の男性が現れたのだ。車の故障を直しに現れたその男性に何かを感じたアダム。しかし結局彼とは上手くいかなかった。以前からクリスとアダムの関係は疑われていた。しかしちょっとした瞬間に顔を近づけた二人はキスをしてしまいそうになる。それはアダムの傷心も現れていた。それにクリスは激怒、アダムと仲違いをしてしまった。クリスもまたある女性と上手くいっていなかった。その女性はアダムの誕生パーティで知り合った女性。外で会った時彼女の名前を間違えてしまったのだ。
アダムは実家へと帰っていた。母親から女の子の話をされ聞き流そうとするも聞く耳をもたない。そんな時家にアダムの隣人マーサが現れた。熱心なカトリックであるマーサはある日ひょうんなことからアダムの真実を知ってしまった。それを治すといって神父を連れてきたのだ。そこでアダムは家族全員にゲイであることを知られることになる。独立記念日が近づいてきていた。毎年家族と仲間達と行っていたパーティ、今年は行くことはないかもしれない。クリスとも会わず、家族には酷い姿を見せてしまった。
それからしばらく経ったある日、アダムは母親の元へと訪れた。熱心に女の子を紹介しようとしていた母にアダムは申し訳なかった。しかし母はそんなアダムを誇らしく思っていた。それは父も同じだった。独立記念日パーティ当日、アダムは一人会場へと向かった。そこには既に仲間のニックとオーツも来ていた。家族もすぐに現れた。そしてしばらくしてクリスも姿を現した。久しぶりの再会だったが二人はついカッとなり言い合いをしてしまう。とりなしたのはオーツだった。そして彼は突然自分の彼女にプロポーズを行った。一組の夫婦が誕生した瞬間だった。
パーティが終わる頃、クリスとアダムは仲直りを果たしていた。クリスは本当に恋愛感情はないのかアダムに確認するために彼にキスをする。アダムはその感情をクリスには抱いていなかった。それが仲直りのキスとなった。後日、アダムの仕事場に見覚えのある車が現れる。先日故障を治したはずの一目惚れの相手だった。再びの故障。それは数日前、クリスがアダムの元へと向かわせるために付けた傷だった。
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