悪の教典 -序章-の紹介:2012年日本映画。『悪の教典』の劇場公開前に、ネット配信され、DVD化された、蓮実が残虐事件を起こすまでの様子を描いた作品です。アメリカの証券会社に勤めていた蓮実が日本に帰り、私立高校に教師として入り、生徒や先生の信頼を得るまでの話です。
監督:酒井麻衣 出演者:伊藤英明(蓮実聖司)、中越典子(水落聡子 / 釣井景)、岩松了(灘森正男)、高杉亘(園田勲)、高岡早紀(田浦潤子)、吹越満(釣井正信)ほか
映画「悪の教典 序章」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「悪の教典 序章」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
悪の教典 -序章-の予告編 動画
映画「悪の教典 序章」解説
この解説記事には映画「悪の教典 序章」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
悪の教典 -序章-のネタバレあらすじ:起
とある私立高校の駐車場で校長が出勤してきた教師、蓮実に『今日の職員会議を頼みます』と言いました。蓮実はアメリカの証券取引所で働いていたやり手の証券マンでした。客に一切情をかけず、利益のためだけに働いていました。そんな蓮実が日本に帰り、英語教師として再スタートを切っていました。職員会議では授業中に抜け出す生徒が多いという議題になり、新任のカウンセラー水落先生が的になっていました。蓮実は授業が面白くないから授業を抜け出すんだと言い、カウンセラーと授業は関係ないと言って、水落先生を助けました。蓮実の授業は楽しく、生徒たちに人気でした。特に女子生徒には大人気でした。釣井先生の授業は崩壊していました。生徒たちは授業には目もくれず騒ぎ、男子は先生を挑発します。それでも釣井先生は授業を続けました。そんな釣井先生は水落先生に対し、異様なまでの視線を送っていました。
悪の教典 -序章-のネタバレあらすじ:承
蓮実は水落先生にカウンセリングを受けたいと言って部屋に入りました。そして二人の距離は一気に縮まりました。水落先生は蓮実の事が気になり始めました。翌日、水落先生の部屋が荒らされ、『ハスミンに近づくな』『死ね』という落書きをされていました。一方蓮実は田浦先生のいる保健室で誘惑され抱き合っていました。その二人を水落先生は見てしまいました。動揺する水落先生は止める蓮実を振り切り走り去りました。女子たちが、隠れて飼っていたプードルが誰かに通報され保険所に連れて行かれました。困り果てた女子たちが蓮実に相談すると、蓮実は保険所からプードルを連れて帰り、里親を見つけてやりました。生徒たちにとって蓮実の株は上がりっぱなしでした。
悪の教典 -序章-のネタバレあらすじ:転
釣井先生が校長室で校長に強い口調で話をしていました。その後釣井先生が男子生徒に暴行を受けました。怪我したふりをして校長を脅しますが、校長は言う通りにはしませんでした。体罰をする園田先生を、男子学生が挑発しました。予想通り園田先生が体罰をし、生徒は出血をしました。生徒側の親が謝罪を要求し、しなければ訴えると言い始めました。この事件は蓮実が解決しました。校長はますます蓮実を信頼しました。蓮実は水落先生をお酒に誘い、問題を起こした男子生徒の話を聞き相談しました。楽しいひと時を過ごした二人は別れ際に抱き合いました。その光景を隠れて見る田浦先生がいました。そんな時、釣井先生が水落先生にUSBメモリーを渡しました。USBメモリーは蓮実のもので、学校の先生や生徒のデータが全部入っていると言いました。
悪の教典 -序章-の結末
水落先生はUSBメモリーの中を全部見ました。一人一人の特徴、性格、過去のことなど全て事細かく記されていました。更に自分の事も記されていました。つまり、自分に聞いてきた生徒の事は始めから知っていたのでした。釣井先生が校長とのことを思い出しました。妻が校長と浮気していたのでした。そしてこの浮気がきっかけで自分が今の学校に教師として入れたのでした。釣井先生は妻を殺し、校長に床下に埋めさせました。その殺した妻は水落先生そっくりでした。この一件以来、校長は釣井先生のいいなりでした。釣井先生は水落先生に蓮実の事を警告していました。蓮実は全てわかったうえで、事件を自分で起こし、そして自分で解決して、自分をアピールしているのでした。全てを知った水落先生は学校を止めました。
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