映画「17歳の肖像」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
17歳の肖像の紹介：2009年イギリス映画。イギリス人女性ジャーナリスト、リン・バーバーの経験をもとに作られた映画です。ロンドンの中流階級のオックスフォード大学を目指す16歳のジェニーは、道でデイビッドに出会います。音楽会や絵画の落札など大人の世界を魅せられ、デイビッドと恋に落ちていきますが、そこにはジェニーに教訓を与える人生の失敗が待っていました。
監督：ロネ・シェルフィグ 出演：キャリー・マリガン（ジェニー）、ピーター・サースガード（デイヴィッド）、ドミニク・クーパー（ダニー）、ロザムンド・パイク（ヘレン）、アルフレッド・モリナ（ジャック）、ほか
この解説記事には映画「17歳の肖像」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1961年ロンドン郊外に住む中流階級の娘ジェニーは、両親の強い影響からオックスフォード大学を目指す16歳です。成績は優秀で教師にも気に入られており、楽団ではチェロを演奏しています。父親は勉強にきびしく、大学入試へ固執しており、ジェニーのチェロの練習やフランスへの憧れを、遊び事と否定しています。そんななか、ジェニーはフランス楽曲のシャンソンなどをとおして芸術などに興味を持っています。
ある雨の日、楽団からの帰りにチェロを担いで歩いていたジェニーは、粋な車にのった30代の男に声をかけられます。男はデイビッド・ゴールドマンといい、ジェニーのチェロが雨に濡れるのが心配と、家まで送ることを提案してきます。音楽についてデイビッドと会話を交わしたジェニーは、はじめこそ疑ってかかっていましたが、車で家まで送ってもらい、音楽会へいかないかと招待されます。
音楽会で出会ったデイビッドの友人らとの芸術やフランスの話を楽しみ、大人の雰囲気に魅せられたジェニーはデイビッド達と頻繁に出かけるようになります。彼らの商売が人を騙すことであったり、絵画の転売など、少し汚れた仕事だとジェニーは知りますが、デイビッドに説得され17歳の誕生日、フランス旅行にいくことになります。オックスフォードの教授と知り合いであるとデイビッドに両親は丸め込まれ、ジェニーは求婚されます。学校で注意を以前受けていたジェニーは婚約指輪について問いただされ、校長と揉めてしまい自主退学を決意します。
学校も辞め、大学への進学もやめ、デイビッドと結婚することになったジェニーは両親との食事会に出かけます。ところが、ジェニーは車のなかでゴールドマン夫人と当てられた封筒を見つけ、デイビッドを問いただします。デイビッドがすでに結婚をしていることを知り、両親への説明をさせようとするジェニーですがデイビッドは隙をみて逃げてしまいます。後日、ゴールドマン夫人の元を訪れたジェニーは、デイビッドがジェニーへしたことを何度も繰り返していることを知ります。学校への復学は認められず、この経験から学んだジェニーは、教師の力をかりながら独学でオックスフォードに合格します。
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