ぼくのおじさんの紹介:2016年日本映画。北杜夫の同名小説を映画化したもので、兄夫婦の家に居候している変わり者の「おじさん」と甥っ子のハートフルコメディです。お見合いで知り合った女性に一目惚れしたおじさんは、甥とともに彼女のいるハワイに向かうのですが…。
監督:山下敦弘 出演者:松田龍平(おじさん)、大西利空(春山雪男)、真木よう子(稲葉エリー)、戸次重幸(青木伸介)、寺島しのぶ(春山節子)、宮藤官九郎(春山定男)ほか
映画「ぼくのおじさん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ぼくのおじさん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ぼくのおじさんの予告編 動画
映画「ぼくのおじさん」解説
この解説記事には映画「ぼくのおじさん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ぼくのおじさんのネタバレあらすじ:起
平凡な公務員の春山定男(宮藤官九郎)の家には、定男の弟、通称「おじさん」(松田龍平)が居候しています。おじさんは週1回だけ大学の非常勤講師として哲学を教えており、それ以外の日は定男の家で常に寝転がっては漫画を読んで怠けてばかり。定男の妻・節子(寺島しのぶ)はそんなおじさんを疎ましく思っています。ある日、定男の息子で小学4年生の雪男(大西利空)は、担任のみのり先生(戸田恵梨香)から作文コンクールの題材「自分のまわりにいる大人について」という課題を出され、「ぼくのおじさん」というタイトルで作文を書くことにしました。
ぼくのおじさんのネタバレあらすじ:承
おじさんは性格は至ってユルくマイペースな変わり者です。お土産に精巧に作られたおもちゃのムカデを買ってきたり、雪男を連れて神田の古本街へ繰り出したりと、やることなすこと無茶苦茶です。そんなおじさんを見かねた節子と節子の姉・智子(キムラ緑子)は、おじさんに早く結婚してもらおうとお見合いをセッティングします。おじさんは雪男を連れて渋々お見合いに向かいます。途中で若社長の青木伸介(戸次重幸)が経営する和菓子屋「寛政堂」でお土産を購入します。そして、いざお見合いに臨むと、相手は日系4世の美女、稲葉エリー(真木よう子)でした。おじさんはあっという間に一目惚れします。
ぼくのおじさんのネタバレあらすじ:転
お見合いからの帰り道、エリーはハワイの実家のコーヒー園を継ぐことをおじさんに告げます。おじさんは何としてもハワイに行こうと、大学の教え子に空き缶収集を手伝わせたり、片っ端から懸賞に応募したりします。結果は芳しくありませんでしたが、落ち込むおじさんにまさかの朗報が舞い込みます。雪男の作文が全国コンクールで入賞し、副賞としてペアのハワイ旅行がプレゼントされたのです。早速おじさんは雪男を連れてハワイに飛びます。エリーの部屋に着いた雪男は、おじさんが不在の間に、エリーの机に「寛政堂」の若社長・青木の写真が置かれてあるのを目撃します。
ぼくのおじさんの結末
翌日、おじさんと雪男、エリーは偶然に寛政堂の青木に遭遇します。どうやらエリーはかつて青木と交際していたようです。エリーは青木を拒絶します。おじさんはエリーの力になりたいと、雪男と共にエリーの実家の農園で労働体験をしますが、体力のないおじさんはすぐへたばってしまいます。そこに再び青木が現れ、おじさんと青木はエリーを巡って口論になります。青木は寛政堂を弟に譲ってまでエリーと寄りを戻そうと考えているのです。二人は翌日、エリーの前で、どちらがエリーにふさわしいか勝負しようと決めます。その夜、雪男は、おじさんに、エリーの部屋に青木の写真が置いてあったことを伝えます。
翌日、対決するおじさんと青木のもとにエリーがやって来て、再び青木を非難し始めます。青木は必死で復縁を迫る様を見て、おじさんは遂に折れて青木のエリーへの気持ちを伝えます。エリーは泣いて青木の元に向かいました。傷心のおじさんは雪男を伴い帰国の途につきます。帰国後、雪男はみのり先生から、作文の続きが読みたいと言われるのでした。
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