映画「変態村」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
変態村の紹介：2004年ベルギー,フランス,ルクセンブルク映画。地方の施設を巡業する若い男の歌手が、道に迷い近くのペンションに泊まったことから想像を絶する悲劇に見舞われるという話です。ベルギー＆フランス＆ルクセンブルグの合作でヨーロッパの田舎の村人の異常さを描いた作品です。
監督：ファブリス・ドゥ・ヴェルツ 出演： ローラン・リュカ（マルク・ステヴァンス）、ジャッキー・ベロワイエ（バルテル）、フィリップ・ナオン（ロベール・オルトン）、リュック・クシャール（ボリス）、ブリジット・ラーエ（ヴィッキー）ほか
この解説記事には映画「変態村」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マルクは車で各地を回って歌を唄うショー芸人です。この日は老人施設で化粧をして唄いました。唄い終わると老女が控室にやって来て、私の事をずっと見ていたと誘います。マルクにその気がないと知ると謝って出て行きました。マルクは次の場所へ向かうため車に荷物を積んでいます。そこに施設のオーナーのヴィッキーが寄って来てギャラを支払い抱きしめました。施設の窓からは先ほどの老女が見ています。マルクが車で移動中道に迷い地図を見ていると大雨になりました。そして車のエンジンが掛からなくなり調べているとボリスという男が寄って来て犬を見なかったかと聞きます。その男に近くのペンションを案内させました。
ペンションの主人のバルテルはマルクに部屋を案内しました。マルクは眠り朝を迎えました。外を見るとマルクの車をボリスとバルテルがけん引して持ってきてくれました。バルテルはマルクの車を見て自分もコメディアンだったと親近感を見せました。バルテルは朝御飯を食べたら自分が修理するといいました。食事後バルテルから忠告がありました。『村には行くな』でした。『村人は人種が違う』と言いました。そしてバルテルは修理をし、マルクは散歩に出ました。バルテルはマルクの車の中の営業用の物に興味があり物色しました。色々なものの中から必要なものをバルテルはポケットに入れました。マルクは牛小屋で牛を獣姦する村人たちを見ました。怖くなったマルクはペンションに帰りました。バルテルが言うには車は部品が無いので明日には帰れるといいマルクに泊まるようにいいました。夕食中マルクは村人の話をしますがバルテルは逃げた妻グロリアの話しばかりします。
二日目の朝を迎えました。バルテルがいません。車に乗り込もうとするとバッテリーがありません。動揺したマルクは電話をしようとしましたが電話はつながりませんでした。そして自分の持ち物がペンションに色々あるのを見つけました。その時バルテルがマルクの車を壊し始めました。そして火をつけ燃やしました。さらにマルクの頭を殴り、マルクは気絶しました。そしてマルクをペンションの中に連れ込みました。マルクの服を着替え、椅子に縛り髪の毛を切り始めました。そしてバルテルはマルクを犯しました。翌朝、バルテルの妻の服を着せられたマルクはトラクターの後ろに乗せられて森に行きました。バルテルが木を切っている隙にマルクは後ろ手を縛られたまま逃げ出しました。しかし狩猟のワナにかかり倒れ動けなくなりました。そこへ通りかかったボリスがマルクを助けたもののバルテルに知らせ再びバルテルの捕らわれました。
マルクはキリストのように気に張り付けられました。そして釘も打たれました。バルテルは村の酒場に行きました。そこで村人たちに『俺の女房に手を出すな』と言って店をでました。いつの間にかマルクはバルテルの妻グロリアになっていました。バルテルが家に帰り、マルクの食事を食べらせていると酒場にいた村人たちが銃を持って襲ってきました。そしてバルテルと村人は銃撃戦になりました。床に隠れたマルクの目の前でバルテルが射殺されました。村人はバルテルを取り囲み唄えと言います。マルクのことをグロリアと思っています。実はグロリアは村人共有の女だったのです。マルクは村人に犯され始めました。隙をついて逃げ出したマルクを村人が追います。雪の降った平地を逃げるマルクが沼地に付くと村人が沼にはまって沈んでいきます。村人はマルクの事をグロリアと呼び話をしました。沈んでゆく村人の前にはマルクがうつむいて座っていました。
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