名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)の紹介:2015年日本映画。劇場版『名探偵コナン』シリーズの第19作目。絵画という芸術にスポットを当てた作品。また人気キャラクターである怪盗キッドも登場。蘭の友達である園子の親戚の鈴木財閥が、向日葵の名画を公開するために、ありとあらゆる豪華な設備を建設したり、イベントを行っている様子が描かれており、いかに蘭の友達の園子が物凄い財閥の娘さんであることが再認識させられます。毎回有名な俳優や女優さんを声優に迎えていますが、今回は榮倉奈々が重要人物の声優を担当。芸術に対するあまりにも犯人の強い想いは理解に苦しむ面もありますが、謎解きとしては上手くストーリーがまとまっています。
監督:静野孔文 声優:高山みなみ(江戸川コナン)、山崎和佳奈(毛利蘭)、小山力也(毛利小五郎)、山口勝平(工藤新一)、松井菜桜子(鈴木園子)、緒方賢一(阿笠博士)、林原めぐみ(灰原哀)、茶風林(目暮十三)、榮倉奈々(宮台 なつみ)ほか
映画「名探偵コナン 業火の向日葵」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「名探偵コナン 業火の向日葵」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「名探偵コナン 業火の向日葵」解説
この解説記事には映画「名探偵コナン 業火の向日葵」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)のネタバレあらすじ:ひまわり
ニューヨーク・マンハッタンのオークションで、世界的名画「ひまわり」の模写が出品され、その模写を鈴木財閥の鈴木次郎吉が落札します。次郎吉は世界に散らばるゴッホの「ひまわり」を7つ全て集めて、「日本に憧れたひまわり展」を開催しようとします。その宣言と名画を守るための7人を選抜し紹介するため、イベントを行います。そのイベント会場に怪盗キッドが姿を現し、警備主任のチャーリーが追い詰めるも、キッドは逃亡します。次郎吉は突如その場に現れた工藤新一や園子及び7人のサムライ達を乗せて、飛行機で「ひまわり」を輸送します。工藤新一は怪盗キッドが変装していました。
名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)のネタバレあらすじ:飛行機事故
しかし、貨物室の外に仕掛けられた爆弾が爆発して「ひまわり」が機外に吹き飛ぶと同時に火災が発生してしいます。「ひまわり」を抱えて羽田空港上空を飛ぶキッドを発見したコナンはキッドを追いますが、取り逃してしまいます。飛行機は大惨事にならずに無事になんとか着陸します。ビルの屋上でキッドが隠した「ひまわり」も発見されて、学芸員の鑑定で損傷無しと確認されたので、改良された次郎吉の金庫に保管されることになります。飛行機の爆破がキッドの仕業ではないかと周囲から言われますが、園子とコナンはキッドらしくないと否定します。
名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)のネタバレあらすじ:5枚目のひまわり
キッドから新たな予告状が届き、損保ジャパン日本興亜美術館にある「5枚目のひまわり」が狙われることが分かります。狙われていると分かった「ひまわり」を金庫の中に避難させるため、急遽運び出すことになろましたが、館内に潜入していたキッドに「ひまわり」を奪われ、代わりに美術館館長宛に「ひまわり」を100億円で譲るとのメッセージだけが残されます。次郎吉はキッドに100億円を支払い取引をすることを決めますが、突入したコナンとチャーリーは無事に「5枚目のひまわり」を取り返すことには成功します。キッドが、2枚目と5枚目の「ひまわり」以外は眼中に無いということをコナンは不審に思います。「日本に憧れたひまわり展」が開幕しますが、火災が発生してしまいます。2枚目と5枚目の「ひまわり」以外の無事を確認すると、退館しますが、残っていた2枚の「ひまわり」が気になったコナンが館内に戻ると、蘭も館内に戻ってしまい、二人と「ひまわり」が業火の危機に晒されてしまいます。
名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)のネタバレあらすじ:真犯人
燃え盛る美術館内で、キッドの目的は「ひまわり」を盗むことではなく、守ることであったことが分かります。キッドとコナンと蘭は協力して、無事に「ひまわり」を守り切ることに成功します。ところが、7枚あるはずの「ひまわり」が6枚しかありません。コナンは新犯人がキッドではなく、7人のサムライの1人である鑑定士の宮台なつみによるものだと分かり、彼女の動機と犯行に使われたトリックを暴きます。「ひまわり」はかつて2枚目と5枚目の「ひまわり」が贋作であるという疑いをかけられてことがあります。しかし後々の鑑定で2枚目と5枚目の「ひまわり」も本物であることが立証されましたが、彼女は絵画を愛するあまりそのことが信じられず、本物と偽物が同じように並んでしまうのは許せないという理由で、犯行に及んでしまったのでした。全てを暴かれたなつみは目暮警部によって連行されます。しかし、火事のせいで美術館が崩壊という窮地に陥ってしまいます。何とか脱出する方法を思案したコナンは、ボール射出ベルトの花火ボールを駆使すし、脱出することに成功します。
名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)の結末:キッドの想い
キッドは蘭を助けてまだ脱出していないコナンを待ちます。コナンの無事を確認するち立ち去ろうとしますが、キッドのことを以前から狙っている警備主任のチャーリーに見つかってしまいます。逃げられないと悟ったキッドは、チャーリーに観念して捕まろうとしますが、彼はキッドを捕まえません。今回の事件でキッドはある老夫人の想いでを守るために動いていたことに彼は気づいたのでした。今回だけは見逃してやると少しだけ微笑み、チャーリーは蘭とコナンを連れて去っていきます。キッドはそんなチャーリーの背中を笑顔で見送った後、空へとはばたき去っていきます。
以上、名探偵コナン 業火の向日葵のあらすじと結末でした。
「名探偵コナン 業火の向日葵」感想・レビュー
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次郎吉が怪盗キッドと「ひまわり」を100億円で取り引きする時に、部屋を密室にして気圧を使っていたトリックが面白く、印象に残りました。
今回もキッドとコナンとの協力シーンがあって最高でした。「ひまわり」を救出するシーンは、周囲は大火事で大変な状況ですが、そんな中でもキッドがコナンに「お前俺を狙っただろ」と言ったり、新一に変装したキッドと蘭が抱き合うシーンなどがあって、ドキドキワクワクしました。キッドコナンファンとしては見所がいっぱいで、何度でも見たくなる作品です。
謎解きとアクションが程よくミックスされていて、面白かったです!
過去の出来事からひまわりの絵に特別な思いがあるお婆さんと、哀ちゃんの会話がすごく切なかったです。
水没美術館に閉じ込められてしまった後、一時的に協力する怪盗キッドとコナン&蘭のシーンが格好よくて、お気に入りです。蘭の怪力が登場するお約束のシーンも、迫力がありました!