名探偵コナン から紅の恋歌(めいたんていコナン からくれないのラブレター)の紹介:2017年日本映画。人気コミック「名探偵コナン」の劇場版シリーズ第21弾。大阪のテレビ局にやってきたコナン達少年探偵団。平次と和葉の姿もあり、そこでは百人一首大会のリハーサルが行われていた。しかし突如テレビ局に爆破予告が送られてくる。脅威はそれだけではなかった、その背後で起こる殺人、そして次々起こる殺人予告。百人一首の裏で起こる数々の事件はある人物の失踪に絡んでいた。それに巻き込まれる和葉の想いとは…。
監督:静野孔文 声優:江戸川コナン(高山みなみ)、毛利蘭(山崎和佳奈)、工藤新一(山口勝平)、服部平次(堀川りょう)、遠山和葉(宮村優子)、大岡紅葉(ゆきのさつき)、阿笠博士(緒方賢一)、枚本未来子(吉岡里帆)、関根康史(宮川大輔)、阿知波研介(阪脩)、海江田 藤伍(石井康嗣)、名頃鹿雄(一条和矢)、ほか
映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「名探偵コナンから紅の恋歌」予告編 動画
映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」解説
この解説記事には映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)のネタバレあらすじ:1.百人一首
大阪のテレビ局へとやってきたコナン達。今回この場へとやってきたのは毛利小五郎が皐月会会長の阿知波研介と対談するためだった。そこでは百人一首のリハーサルが行われている。後日「高校生皐月杯」という大きな百人一首の大会が開かれるためだ。そして和葉の所属するかるた部主将、未来子がそこに出場するのだ。未来子の憧れは、その大会の決勝時だけ使用できる伝説の百人一首を触ることだった。そしてその大会の優勝候補が今コナン達の目の前でリハーサルを行っている。大岡紅葉、高校生チャンピオンである彼女は美しく聡明だった。収録が行われる直前、コナン達は廊下で紅葉と遭遇する。すると紅葉は突然平次の腕に絡みついた。そして平次の事をフィアンセ(婚約者)だという。あまりの事にパニックになる和葉。しかし突然テレビ局にけたたましく警報が鳴り響く。このビルに爆弾が仕掛けられたというのだ。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)のネタバレあらすじ:2.爆破予告
テレビ局のビルは本当に爆破された。コナンや平次の活躍もあり、幸い死人は出なかったが伝説の百人一首を取りに戻った未来子がケガを負ってしまう。右手の骨折、これでは百人一首大会には出られそうもなかった。そこで未来子は同じかるた部の部員である和葉に代理での出場を願う。しかし和葉は人数合わせの幽霊部員。およそ大会に出られるような腕ではなかった。病院には紅葉の姿もあった。そして素人の和葉が出場すると聞いてあざ笑う。さらに和葉が平次と良い仲であると知ると賭けを申し出た。今度の大会で勝った方が平次に告白すると。紅葉には確かな勝算があった。百人一首の腕はもちろんのこと、かつて平次とある約束をしているのだという。負けず嫌いの和葉はその勝負に乗ることになる。その頃大阪府警ではあの爆破事件が話題となっていた。爆破直前に大阪府警に爆破予告がきていたのだ。さらにその背後で、ある殺人事件が起こっていることが分かる。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)のネタバレあらすじ:3.殺人事件
殺されたのはその日爆破されたテレビ局に来るはずだった矢島。何者かに部屋を荒され、日本刀で撲殺されていた。家の中が荒らされていた様子から強盗かと思われたが、コナン達は顔見知りの犯行だと考えた。そしてその場に一人の男性が現れコナン達は確信する。現れたのは関根という男性。過去、百人一首大会で矢島に破れていたのだ。現場にはかるた団体皐月会の阿知波研介会長も来ていた。爆破事件と殺人事件、犯人がまだ捕まらない今被害者がまだ出ると踏んだコナン達は、ある人物の護衛をすることになる。阿知波会長と紅葉。しかし幸いなことにその夜次の犯行は行われなかった。その夜中、和葉は百人一首の特訓をしていた。本当なら誰よりも百人一首の強い平次に付き合ってもらいたかったが、あろうことか平次は紅葉の護衛をしていた。平次は代わりに自分の母を特訓に行かせた。平次の母はかつての百人一首クイーン。申し分ない相手だった。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)のネタバレあらすじ:4.犯行予告
次の日、百人一首大会の主要人物達が次々と会場へと向かっていく。警察の護衛が付いており心配はいらないと思っていたがコナンと平次の目の前で関根の乗った車が爆発する。すぐ前を紅葉の乗った車が走っていたが幸い紅葉は無事だった。しかし関根は意識不明の重体となり病院に送られる。そんな状況でも紅葉は百人一首のことを考えていた。そしてその時捜査上に一人の容疑者の名前が挙がった。名頃鹿雄、かつて皐月会と争っていたかるた団体名頃会の会長。名頃自身は数年前に行方をくらましているものの、犯行予告が彼を連想させた。犯行予告にはある百人一首の画像が添付されていた。それはいずれも名頃が得意とした百人一首であり、彼を容疑者とする決定的なものとなった。その百人一首画像と共に送られる犯行予告は全部で6つ。すでに最初のビル爆破と矢島殺し、関根の携帯に発見されており、紅葉の携帯にも送られていることが分かる。これで4つ、残りは2つとなる。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)のネタバレあらすじ:5.皐月
阿知波会長に名頃とのかつての話を聞いたコナンと平次。かつて名頃会と皐月会はお世辞にも仲がいいとは言えなかった。そして名頃はある日会長の妻である阿知波皐月に勝負を挑んだ。皐月は皐月会の創設者であり初代会長。両会長の勝負とあり各メディアが大きく報道、勝負当日もメディアが参加する予定だった。しかし当日名頃はやってこなかった、そしてそれ以来消息を絶っていた。その結果、名頃会は名声を失うことになる。しかし名頃は勝負の前日に皐月の元を訪れていた。そして勝負に敗れその場を去って行ったという。しかしコナンにはどうも納得のいかない部分があった。そんな中、和葉の命運を分ける大会が始まろうとしていた。連日の事件により警備も強化された中での大会。和葉も紅葉も順調に勝ち進みついに二人での決勝戦へとたどり着いた。決勝戦の会場は予選会場から離れた小屋の中だった。エレベーターで高く登ったその場所で勝負を行う二人と読み手の三人だけで行われる。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)のネタバレあらすじ:6.真実
二人が勝負を行う一方、会場付近では再び爆発が起った。決勝の会場でも同時に爆発が起こるも、会場である小屋の中は完璧な防音設備のため和葉と紅葉は気づいていない。二人の危機にコナンと平次は会場へと走った。そして辿り着いた時、この事件の真相が判明する。事件の首謀者は名頃だと思われていた。しかし違った。名頃はもう既にこの世にいない。かつての皐月会創設者との闘いで殺されたのだ。殺したのは対戦相手、皐月。阿知波会長の妻だった。その時の勝負は名頃の圧勝だった。それに動揺した皐月は名頃を殺した、そして阿知波会長は証拠隠滅のため今回の事件を企てた。阿知波会長は名頃に恥をかかされる、そう思ったのだ。それに異を唱えたのは紅葉だった。彼女はかつて名頃会のメンバーで名頃の一番弟子だった。そして皐月が名頃の初恋の相手だと知っていた。名頃は皐月に恥をかかせないため、当時勝負の前日に闘いを挑んだのだ。阿知波会長が命を賭けてまで消したかったのは未来子が憧れた伝説の百人一首。かつて阿知波会長の家に保管されていたその百人一首に名頃殺しの証拠が残っていた。そしてこの会場に名頃の遺体も残されている。阿知波会長は全てを爆破し、名頃のせいにしようとしたのだった。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)の結末
コナンと平次のおかけでなんとか脱出に成功、紅葉も和葉もそして阿知波会長も助かることができた。和葉と紅葉の戦いは結局紅葉の勝利に終わった。しかし和葉は自分の狙っていた札が取れたことで満足していた。そしてコナン達が大阪を離れる日、そこに紅葉も現れる。そして平次に約束通り告白を行う。それはかつて幼い頃平次が飛び入り参加で入った百人一首大会で優勝した時。負けた紅葉に平次は「次に会った時は嫁にしてやる」と約束していたという。しかし平次の返事は意外なものだった。かつて平次が言ったのは「次に会った時は”つよめ”にしてやる」、紅葉の勘違いだったのだ。こうして和葉の前からライバルはいなくなった。
以上、映画「名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)」のあらすじと結末でした。
名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)の主題歌・テーマ曲
「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」感想・レビュー
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コナンの世界で「ちはやふる」をやったらこんな感じになるのだろうか? かるたの恋歌にあまり興味がない(知識が乏しい)人にとっては微妙なところ。劇場版では相変わらずな「スーパーコナンくん」ぶりだが、名探偵コナンから紅の恋歌ではライバルとして負けていられない。「スーパー平次兄ちゃん」になっていた。さすが声の人がベジータ様。だいたい、あんなアクションして怪我が一つもないとか、一般人ではありえません。 TV局爆破にしてもなぜこのご時世「テロ」を誰も疑わないのか?というか、推理サスペンスではもはや使い古された手法、「今そこに居ない人は犯人ではなく、犯人に仕立てたい奴が真犯人」が今回も使われている。東西の名探偵が揃って気づかないのはちょっと変じゃない? 今回のゲスト声優では宮川大輔が出ていた。あの特徴あるダミ声は一発で分かったし、演技もそんなに悪くなかったと思う。 それよりこの映画を興ざめした今回のオチ。 「嫁に取ったる」→「つ”よめ”に取ったる」・・・苦しい!! 小さな子が同じくらいの女の子相手にかるた圧勝して、慰めの言葉に「次会ったら強めに取ったる!」なんて言うか?ふつー。言わないだろー?どんだけ嫌な奴かって思われるだけだぞ? もうちょっとここのオチは練って欲しかったな。名探偵コナンから紅の恋歌は、まぁいつもどおりアクション満載なので映画館で見て損はないです。
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名探偵コナンから紅の恋歌は推理にラブコメの付いたアクション映画ですね。まあ、アクション色がないと時間持たないですしね。コナン・平次の推理にアクションは見るものをハラハラさせましたし、そのスピード感故に推理が結構難しくなる。時間構成が巧かった気がします。あ、今回ははっきり大阪組メインと言いきった方が良いですね。あるレギュラーはがっつり出演時間削られてます。また意外な人が出番多い。大阪組お約束の『殺す』セリフもちゃんとでまっせ。普通に2時間単純に楽しめる。久しぶりにこんなわかりやすい映画見れましたわ。新キャラの紅葉が雪野五月さんで、諏訪ファミリー過ぎたのとスポンサー稼ぎのための芸能人がやや難ありだったのが減点要素ですが十分許容範囲ですよ。
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平次を巡る和葉と紅葉とこカルタ対決を交えたラブコメと殺人を取り入れた名探偵コナンから紅の恋歌。結構面白かったですw どちらかというと殺人事件の解決よりカルタ対決の方に目がいってしまいましたが。また、最後のオチで、幼少期に平次が紅葉に言ったプロポーズ(嫁じにとったる)が実は紅葉の勘違い(強めにとったる)だったことは、多少の苦笑いでした。あと、「犯人は阿知波会長」というネタバレがTwitter上で鑑賞前の人に出回っていたことでも話題になっていた。
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名探偵コナンから紅の恋歌は、劇場版名探偵コナンシリーズでは絶海の探偵以来の服部と和葉の登場であり、シリーズ6作目以来の大阪と京都を舞台にした劇場版でもあり病気治療から復帰した和葉役の宮村さんがテレビシリーズに先駆け復帰した作品でもあります。 近年の作品同様に序盤から惹き付ける展開で序盤で行きなりテレビ局の爆発から始まり、前作、前々作ではオミットされていた殺人事件と爆発事件の関係とそこに絡む百人一首と近年の作品のアクション作品としてのコナンとシリーズ当初が持っていた推理アニメとしての良い所が融合していて近年の作品の中では業火の陽葵の次に好きな作品です。 殺人事件と爆発事件に絡む百人一首を巡る人間関係の中に和葉とテレビシリーズに先駆け劇場版に先行登場の紅葉(声優がかつては犬夜叉でかごめの声優であったゆきのさつきさんなのがこれで新一の山口さんが絡んでたら犬夜叉とかごめと♪)との三角関係のラブコメも描かれています。 しかし何と言っても服部のお母さんの静香さんが劇場版に初登場にもビックリでしたがかつては百人一首でクイーンと呼ばれていたのはやっぱり服部のお母さん相変わらず凄いと。百人一首の唄自体に様々な意味があるのを絡めた展開も推理アニメとしてのコナンとしっかりマッチしていたと思います。(近年のアニメや漫画からの実写作品も百人一首が関係する物が増えている事を考えると正解だったと思います。) 終盤はまたアクション作品としてのコナンになりますが服部終盤バイクに乗って格好良すぎる。 エンドロール後のエピローグのオチには服部も服部ながら紅葉もまたとんでもない勘違いにこのオチはあり!と。近年の劇場版でここぞと言う時に活躍する博士のアイテムであるサッカーボールを膨らませて使うアイテムがこの「名探偵コナンから紅の恋歌」でもまたここぞと言う時に活躍をは相変わらず。
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今回の映画は、推理はもちろん恋愛要素を混ぜ合わせたことにより、スリル満点さに加え、キュンキュンするような和葉と平次のエピソードが沢山あり最初から最後まで目を話せないようなとても素晴らしい作品でした!特に平次をめぐっての和葉と紅葉のかるたバトルのところでは両者互いに一歩も引かないような熱い戦いを繰り広げ見てるこっちもとてもドキドキするような戦いで、私的には今回和葉が平次のために頑張るシーンが多くて恋してる女の子って凄いなと、とても思い知らされました!また、平次も和葉が殺害されそうになった時、いつも以上に力を発狂し何がなんでも和葉を守ろうとしているところは物凄くかっこいいので必見です。
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本作『から紅の恋歌』では、百人一首が主要なテーマとなっており歌の内容が事件に絡んでくるので、一古典ファンとしてもとても楽しめました。
オープニングの映像も百人一首を思わせるデザインになっていて、とてもかっこよかったです。
また、和葉に恋のライバルとして紅葉という存在が現れます。普段はなかなかお互いの恋愛感情に気付かない平次と和葉ですが、紅葉の存在のおかげでお互いの気持ちに少しは素直になれたのではないかと思います。 -
今回のコナン映画は大阪の高校生探偵、服部平次が大活躍!平次と和葉の恋愛模様が余すところなく描かれていて、平次ファンにはたまらない映画。舞台は秋の京都、題材は百人一首。「和」の雰囲気がありつつも、コナン映画の定番であるド派手な爆発シーンもあり、爽快感も味わえる作品になっています。
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京都を舞台にしたミステリーと平次君と和葉ちゃんの恋模様。意地を張る和葉ちゃんもかわいいけれど、最後の最後に平次君が放った「手ぇ離したら殺すぞ。」の一言にズキューンとやられてしまいました。これが今回の1番の名言です。映画を見終わって恋をしたくなりました。
『ちはやふる』が流行っていたが、その影響ではないと思うが今回の名探偵コナンから紅の恋歌は百人一首がテーマになっていた。後、京都が舞台になっており、景色も綺麗だった。エンディングが実写で、京都の紅葉が綺麗な場所を映したものになっていた。アクションシーンでスタッフの力が尽きたんだろうか? 京都警察の公家っぽい感じの人がでてきた。やけに良い声だなと思ったら 置鮎龍太郎だった。今回の話は、大阪の服部平次のもとに、彼を好きだと言う女の子が現れたので、彼の幼馴染のポニーテールの女の子が、百人一首大会で勝負を挑むという話だった。その間に爆破事件だとか殺人事件だとかが起こったのだが、彼女らは順調に勝ち進んでいき、優勝と服部平次への告白権をかけて勝負するのだが、その会場にまた爆弾が仕掛けられ、そこを名探偵コナンと服部平次が間一髪で助け、ついでに事件も解決するというものだった。服部平次の母親が相変わらず美人で色っぽかった。後、彼女が百人一首の大会で優勝したクイーンだというのも初めて知った。この設定、この映画でつけられたんだろうか?それとも前からだろうか。 コナンの七つ道具の進化が凄い。なんか、えらく膨らむサッカーボールとかでてきた。後、メガネも人を捜したりできて本当に便利になっていた。 服部平次のバイクテクも凄かった。山道や川にある石を飛び越えてヒョイヒョイ進んでいた。この映画に出て来た人では、「殴られ損やん」とか言っていた人が面白かった。