D坂の殺人事件の紹介:2015年日本映画。D坂の殺人事件の作品紹介:ある日、D坂にて蕎麦屋の主人の遺体が発見される。警察は自殺と断定するが、疑問を抱いた名探偵・明智小五郎は捜査を開始する。そこには情欲と愛憎が渦巻く人間関係が秘められていた……。江戸川乱歩の没後50周年記念作品として再度映画化。
監督:窪田将治 出演:祥子(花崎悦子)、河合龍之介(郷田三郎)、木下ほうか(花崎)、大谷英子(明智文代)、仁科貴(鈴木)、近藤芳正(浪越警部)、草野康太(明智小五郎)、ほか
映画「D坂の殺人事件」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「D坂の殺人事件」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「D坂の殺人事件」解説
この解説記事には映画「D坂の殺人事件」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
D坂の殺人事件の予告編 動画
D坂の殺人事件のネタバレあらすじ:起
団子坂のアパートに住む青年・郷田三郎は「屋根裏の散歩」という趣味で性欲を発散していた。ある日、彼は蕎麦屋の主人・鈴木と古書店の妻・悦子の不倫現場を目撃し、郷田は悦子に急速に惹かれていく。郷田が屋根裏から悦子を覗いていた日々を続けていたある日、蕎麦屋の主人が団子坂で遺体となって発見された。警察は入水自殺だと断定するが、名探偵・明智小五郎は疑問を抱き、調査を始める。
D坂の殺人事件のネタバレあらすじ:承
遺体第一発見者は悦子の夫であり、古書店の主人である花崎だった。蕎麦屋の主人の遺体の頸部には縄の跡が見られる。まず花崎古書店に訪れた明智は、そこで郷田を見かけ、不審に思う。また妻・悦子の腕に酷い痣がある事にも気がついた。調査を続けたい明智だったが、仕事が立て込みとても自分が動き回れる状況ではなかったので、妻の文代に捜査してもらう事に。文代は被害者の蕎麦屋の妻を訪ねた。自殺に心当たりのないという蕎麦屋の妻は主人が花崎古書店に行っていたことを教えてくれる。
D坂の殺人事件のネタバレあらすじ:転
その頃、郷田は悦子に接触をはかり、少しずつ二人は惹かれ合っていった。文代は明智と遺体のあった現場を再調査する。するとそこには張り型が落ちていた。この張り型は蕎麦屋の主人の物であり、購入した店は花崎古書店ではないかと考えた明智は、文代に再度古書店に行き、主人に話しを聞くように指示をする。郷田と悦子はその頃身体を重ねる仲になっていた。文代は花崎に話を聞く時に、花崎の手に紐で縛ったような痕を見つける。しかし蕎麦屋の主人と花崎に大した接点はなかった。その後、店を開けどこかに向かう花崎のあとを文代は追いかけ、花崎が悦子と郷田の営みを見て興奮している所を目撃する。花崎は郷田と悦子が不倫している事を知っており、悦子に郷田と繋がるように求めていたのだった。
D坂の殺人事件の結末
花崎は悦子に緊縛プレイを強いており、郷田にも縛ってもらえと悦子に命令していた。更には花崎は悦子の夫ではなく、父親だった。まだ悦子の母が生きていた頃から悦子を無理矢理組み敷き、耐え切れなくなった母が二人の目の前で自殺していたのだった。その後、花崎は悦子を自分の妻だと偽るようになっていた。郷田は悦子から事情を聞き、花崎を殺す計画を企てるものの、悦子に別れを告げられてしまう。それでも郷田は悦子を自由にしようと悦子の首を絞めるものの、それは半端で終わる。その場面を目撃していた花崎は、気絶していた悦子の首を絞める。しかし抵抗した悦子は花崎の首をゆっくりと締めていく。「蕎麦屋にしたようにゆっくりと絞めるんだよ」と言い花崎は絶命する。そう、蕎麦屋の主人を殺した犯人は悦子だった。
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