映画「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん のび太とふしぎ風使いの紹介：2003年日本映画。ふしぎでかわいい小さな台風の子どもと出会ったのび太はフー子という名前を付けて仲良くなります。広い場所でフー子と遊ぶためにどこでもドアで向かった先は広大な大地で風を使って生活をする風の民の村でした。風と共に生きる風の民と風の力を悪用しようとする嵐族の戦いにのび太たちも巻き込まれることになります。
監督：芝山努 出演者（声優）：ドラえもん（大山のぶ代）・のび太（小原乃梨子）・しずか（野村道子）・ジャイアン（たてかべ和也）・スネ夫（肝付兼太）・フー子（かないみか）
この解説記事には映画「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ある日、ラジコンを庭で操縦していたスネ夫は風のような不思議な生き物を見つけます。ラジコンを壊されたスネ夫は怒って風の子を捕まえようと必死に追いかけていきます。アイスクリームを食べようと道を歩いていたのび太もその風の子に遭遇し、偶然アイスクリームをジャイアンの頭に落としてしまいます。ジャイアンを怒らせてしまったのび太は急いで不思議な風の子をつれて家に戻り、またドラえもんが変な道具を出したのだとドラえもんに訴えますが、ドラえもんの道具ではないようです。ドラえもんが風の子を分析してみると「台風の子ども」だということがわかります。のび太はこの子にフー子という名前をつけて、ママにばれないようにかわいいぬいぐるみに入れて飼うことにしました。
しずかちゃんにフー子を紹介しに行ったのび太は、フー子と喧嘩してしまいますが、何とか仲直りをして家に戻ってきました。フー子をずっと探していたジャイアンとスネ夫がぬいぐるみからフー子が出る瞬間を目撃し、ぬいぐるみの正体があの風の子であるということがばれてしまいます。ジャイアンとスネ夫はフー子を奪う計画をたてるのでした。次の日、しずかちゃんを誘ってフー子が遊べる広い草原のある場所へとどこでもドアで出かけます。そこで男たちに追われている女の子を見つけます。遅れてやってきたジャイアンとスネ夫がタイミングよく悪者の上に落ちてきて、女の子を救出することができました。女の子の仲間たちが集まってきて、のび太たちに助けたお礼を言います。女の子の名前はスン。その兄のテムジンもすぐにのび太たちと仲良くなります。テムジンたちの一族は風の民で風を使い、風と共に生活をしていました。
いろいろな風遊びをみんなで教えてもらいながら、風の村で楽しくすごすのび太たちでしたが、スネ夫はまだフー子を自分のペットにしようと思い、のび太から奪うことばかりを考えていました。風の村が気に入ったフー子をテムジンたちに預け、のび太たちは自分たちの家へと帰ってきました。スネ夫の悪い心に呼ばれたように何かがとりついている狼が現れスネ夫の体に乗り移ってしまいます。操られたスネ夫はドラえもんに嘘をつき、また風の村へと一人戻って行ってしまいました。次の日、帰ってこないスネ夫を探しに再び風の村へと向かったのび太たちは、また悪い奴らに襲われているテムジンたちを見つけます。悪者たちのボス・ウランダーだと名乗るのはスネ夫でした。驚くのび太たちでしたが、スネ夫はウランダーに身体を乗っ取られ、操られています。風をつかった攻撃を繰り出し、フー子をさらっていってしまいました。
実はマフーガという竜の一部として生まれたのがフー子であるということを知ったのび太たち。ウランダーはマフーガを復活させるためにフー子を狙っていたのです。のび太たちはフー子とスネ夫を助け、マフーガ復活を食い止めるためウランダーたちと戦います。スネ夫の体からやっとウランダーが出てきました。ウランダーを陰でけしかけていたのは22世紀からやってきた未来人ストームでした。ストームにより、邪悪な風がマフーガを復活させ、風の村はめちゃくちゃです。マフーガからはじき出されたフー子はのび太たちを守ろうとマフーガへと自分の力いっぱい突っ込んでいきます。フー子の力でマフーガは消え、ストームもタイムパトロールに引き取ってもらい、風の村にはまた平和が戻ってきました。しかし、フー子の姿はありません。フー子を忘れられないのび太でしたが、吹いた風の中にフー子を感じ、自分たちのそばにフー子はずっといるのだと笑顔を取り戻すのでした。
この映画の感想を投稿する