交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1の紹介:2017年日本映画。12年の時を経て、テレビシリーズの製作陣が再結集。劇場版のために新たに製作された映像と12年前のテレビシリーズで使用されていた映像とを組み合わせて新たなエウレカセブンを作り上げた。私は行くよ。すべてを終わらせ、すべてを始めるために―― 地球をかけた人類が知的生命体スカブコーラルに対しての掃討作戦ネクロシス作戦が開始しようとしていた。作戦立案者であるアドロック・サーストンは作戦開始と同時に反旗を翻し人型コーラリアンであるエウレカとともにオリジネート・ゼロに乗り込み作戦の阻止に動き出す。そして10年後アドロック・サーストンが犠牲になったことにより救われた世界に残された息子レントンは一人荒野を歩きながら、一人の女の子との出会いを思い出す…
声優:三瓶由布子(レントン)、名塚佳織(エウレカ)、辻谷耕史(デューイ)、根谷美智子(タルホ)、小杉十郎太(チャールズ)、久川綾(レイ)、森川智之(ホランド)、古谷徹(アドロック)
映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1の予告編 動画
映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」解説
この解説記事には映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1のネタバレあらすじ:起
スカブコーラル殲滅のためにネクロシス作戦が開始し、スカブコーラルの中枢に対する攻撃が始まった。その最中、惑星軌道上で作戦立案者アドロック・サーストンは人型コーラリアンであるエウレカとともに作戦を中止させるべく人型兵器ニルヴァーシュType-0を強奪し、地球に向かう。一方地球では、チャールズ・ビームズやレイ・ノートンら人類とスカブコーラルを防衛するために発生した抗体コーラリアンとの戦いが激化していた。そこに最終決戦兵器シルバーボックスが投下され、スカブコーラルの無力化が開始。しかし、シルバーボックスは着弾時に損傷・故障してしまいスカブの暴走を引き起こし戦いに参加していたチャールズらも巻き込まれてしまう。シルバーボックスの遠隔操作が不可能であると判断した参謀タルホ・ユウキはスカブの暴走によって発生したトラパーの波を渡りシルバーボックスを直接起動することためにリフボーダー出身のデューイ・ノヴァクとホランド・ノヴァクを指名し二人をシルバーボックスに向かわせる。また、作戦阻止を目的としてエウレカとアドロックもシルバーボックスに向かっていた。デューイとホランドがシルバーボックスに向かう最中、後方からニルヴァーシュが接近、デューイはシルバーボックスへ、ホランドはニルヴァーシュ撃墜へと向かう。アドロックはホランドが師と仰ぐ人物でありホランドはアドロックを説得しようとするが、うまくいかずアドロックはニルヴァーシュからエウレカを降ろし、ホランドに「子供たちを頼む」と言い残しスカブ中枢に向かう。その後スカブ中枢はアドロックとともに消失、のちにアドロック・サーストンが残した言葉から命名されたサマー・オブ・ラブと呼ばれる事件は終息した。その頃辺境の地ベルフォレストにて息子レントンは父親の帰還を心待ちにしていた。
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1のネタバレあらすじ:承
サマー・オブ・ラブから10年、チャールズとレイの養子となったレントンは、荒野で野犬に追われていた。レントンはベルフォレストの軍学校で最悪の日々を過ごしていた。学校ではあのアドロック・サーストンの息子と言われ、することはリフしかない日常の中でついにリフスポットを軍に接収されてしまいたまらずリフボードをかかえてベルフォレストを飛びだしていく。旅の道中、道端で寝ていたところリフボード以外の荷物を盗られ路頭に迷っていたところを育ての親であるチャールズとレイに発見される。チャールズたちに連れられ母船であるハクチョウ号に戻るとレントンは数日前までいたファシリティガードの面々との反応とのギャップに戸惑う。
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1のネタバレあらすじ:転
ある日、レントンはチャールズたちとともに荷物の輸送の依頼を受け依頼主のもとを訪ねる。依頼主から依頼された荷物とは、依頼主の子供であった。その子供はヴォダラク教徒でありかつ死ぬ間際の状態で、依頼主である両親は生きているうちに子供を聖地に向かわせたいという依頼だった。ヴォダラク教徒によるテロ運動が頻繁に引き起こされていたこともあり、その子供に対して延命措置をすることが難しいと知ったレントンは死装束を纏った子供を勝手に連れ出して延命措置を施してくれる施設を探した。しかしそこで待っていたのは、ヴォダラク教徒に対する嫌悪感を持った人々だった。レントンは結局その子の延命をすることができなく町のチンピラに絡まれてしまう。レントンはその騒ぎを聞きつけたチャールズ・レイによって救い出されたが、子供は聖地に到着する前に亡くなってしまう。その時レントンはその子供の意思ではなく自分自身のために行動していたことに気付く。それは数日前のエウレカとの言い争いや、ニルヴァーシュに登場していた際に引き起こされた超常現象アクペリエンスのきっかけとなったエウレカの変化を起こさせてしまった自分自身の行動を思い出させていた。
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1の結末
チャールズは自分のとっておきを見せてやるといい、自身の新型KLFをレントンに披露する。レントンがシステムにのめりこんでいたところレイからの無線が入る。無線内容は付近の空港にて襲撃にあっているので助けてほしいという内容だった。「リフボードがないのにどうやってトラパーに乗るのか」というレントンの疑問に回答するためチャールズはコックピットにレントンを乗せたまま出撃する。その新型は本体にリフボードがくっついており本体とは別にリフボードを必要としないKLFだった。形にとらわれないスタイルを貫くチャールズを象徴するような機体はスペックも素晴らしく襲撃者を容易に撃退する。その戦闘の中でレントンはニルヴァーシュとエウレカの話をチャールズにする。しかし、チャールズとレイその時点で原隊復帰を決めており、復帰後最初の任務はなんとニルヴァーシュの破壊とエウレカの抹殺だった。チャールズがその話をレントンにしようとしていたところ、襲撃を感知した警備隊がチャールズとレントンを攻撃する。抵抗しないチャールズに代わってレントンは操縦するが撃墜されそうになったところ、チャールズが本当の身分を明らかにし事なきを得る。しかし、レントンはそのことにショックを受ける。チャールズは攻撃をファシリティガードに伝えるか、そのままハクチョウ号に残るか、それともどちらからも逃げるかという選択肢をレントンに与える。レントンはエウレカに再び会うため二人のもとを離れ再び旅に出る。
この映画の感想を投稿する