映画「シークレット・デイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シークレット・デイの紹介：2014年アメリカ映画。ローラ・リップマンによるベストセラー小説「あの日、少女たちは赤ん坊を殺した」の映画化。2人の少女が、知らない家から赤ん坊を連れ出す。その後、赤ん坊は遺体で発見され、2人は少年院に送られる。7年後、出所した2人は別々の人生を送り始めるが、そこへ再び幼女が行方不明になる事件が起きる。ダイアン・レイン、ダコタ・ファニング、エリザベス・バンクスが共演。幼女誘拐の犯人は誰なのか、そして7年前の事件の新たな真実も明らかになるという驚愕のミステリー作品。
監督：エイミー・バーグ 出演者：ダイアン・レイン（ヘレン・マニング）、ダコタ・ファニング（ロニー・フラー）、ダニエル・マクドナルド（アリス・マニング）、エリザベス・バンクス（ナンシー・ポーター）、ネイト・パーカー（ケヴィン・ジョーンズ）レネイ・エリース・ゴールズベリー（シンシア・バーンズ）ほか
この解説記事には映画「シークレット・デイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
18才のアリス（ダニエル・マクドナルド）は、美術教師をする母親ヘレン（ダイアン・レイン）と二人暮し。アリスにはロニー（ダコタ・ファニング）という友人がいましたが、過去に2人で共謀し赤ん坊を誘拐殺害するという罪を犯しており、7年間少年院で過ごしていました。少年院を出たロニーはベーグル店で働き、アリスのほうは仕事が決まらず、毎日ぶらぶらと散歩するのが日課です。ある日、町の家具屋でソファーを見ていた若い夫婦の小さな娘ブリタニーが行方不明になるという事件が発生します。担当刑事のポーター（エリザベス・バンクス）は昔、アリスとロニーが廃屋に隠した赤ん坊の遺体を発見した人物でした。ポーターとその同僚ジョーンズ（ネイト・パーカー）は、モールのゴミ捨て場で血のついたブリタニーの服を発見。ポーターの脳裏に、アリスとロニーの事件が蘇ります。
アリスとロニーが殺害した赤ん坊の母親シンシア（レネイ・エリース・ゴールズベリー）は、ブリタニーのニュースを知った途端にアリスとロニーの犯行だと直感。すぐさまポーターに訴えます。ポーターとジョーンズはベーグル店にロニーを訪ねますが、ロニーは隙を見て逃げ出します。警察がロニーとアリスを容疑者とみなしていると知ったヘレンは、アリスを問い詰めます。警察に出頭したアリスは、ブリタニーのことなど知らないと答え、さらに昔の事件に関しても、赤ん坊を殺したのはロニーだと主張します。その夜、アリスとロニーへの疑いが消えないポーターは、2人が赤ん坊を殺害して捨てた廃屋に再び入ります。真っ暗な部屋に座っていたのはロニーでした。驚いたポーターはロニーを連行し、過去の事件の真相を聞きだそうとします。
ロニーとアリスの話は全く食い違っていました。ロニーによると、自分達で赤ん坊の面倒を見ようと言い出したのはアリスであり、親元へ返そうと提案したロニーを阻止したのもアリスでした。ロニーは、事件以来会っていないヘレンと再会します。昔からロニーは、アリスよりもヘレンのことを慕っていました。嘘をついているのはアリスだと感じたポーターは、少年院から彼女の記録を取り寄せます。なんとアリスは少年院で強姦され妊娠。生まれた子供を里子に出していました。ヘレンはポーターに語ります。アリスは生んだ子供を恋しがっていた。なんとか見つけ出して自分のものにしようと毎日散歩に出かけていたと。アリスもまた、その事実を認めます。家具店でブリタニーを見た途端、自分の娘だと思い込んだアリス。強姦ではなく実は恋愛関係にあったロドリゴに頼み、ロドリゴの母親にブリタニーを預けたのです。ブリタニーはあなたの子ではない、そんなポーターの言葉もアリスには届きません。
ロニーは昔を思い出しています。赤ん坊が死んだ夜、ロニーはヘレンに助けを求めていました。全てアリスにやらされたと泣きじゃくるロニーに、ヘレンは言います。罪を公平にしましょう。そのためにアリスの名前が入ったびっくり箱を現場へ置くようロニーに指示。2人とも逮捕されるように仕向けていたのです。ロニーは、自宅のバスタブで自ら命を絶ちます。アリスから真実を聞いたポーターとジョーンズは、ロドリゴの母親から無事にブリタニーを救出します。この事件で再びマスコミから注目を浴びたアリスは、大勢の記者に囲まれて堂々と語り出します。私は犯していない罪で逮捕され、レイプされ、授かった子供も奪われました。アリスの背後にはヘレンの姿もあります。ポーターとジョーンズは、そんな母娘の姿にうすら寒さを覚えます。テレビのニュースに映る自分の姿を見ていたアリスは、満足気な笑みを浮かべていました。
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