劇場版 艦これの紹介:2016年日本映画。実在する艦艇を擬人化した艦娘(かんむす)を育成強化する人気ゲーム「艦隊これくしょん(艦これ)」の劇場版アニメ映画。艦娘(かんむす)たちは、深海棲艦という存在と戦っています。両者には何らかの関係があると言われていましたが、劇場版ではアニメなりの結論を出します。
監督:草川啓造 声の出演:上坂すみれ、藤田咲、井口裕香、佐倉綾音、ほか
映画「劇場版 艦これ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 艦これ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 艦これの予告編 動画
映画「劇場版 艦これ」解説
この解説記事には映画「劇場版 艦これ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 艦これのネタバレあらすじ 結末:詳細版
南方/邂逅
艦娘。それは第2次大戦で沈んだ艦艇の魂を宿し、戦うことを義務付けられた乙女たち。TVシリーズで、南方海域ソロモン諸島群に拠点を進めた艦娘たちでしたが、さらにラバウル諸島からショートランド泊地に陣地を勧めようとしていました。その最前線では、第八艦隊が先方として夜間突入を敢行しようとしていました。
旗艦は「鳥海」次に第6艦隊の(「青葉」「加古」「古鷹」「衣笠」)殿は「天龍」の順で単縦陣で進んでいます。ちなみに、「鳥海」「青葉」「加古」「衣笠」はアニメ初登場。しかも、いきなり改2(パワーアップした姿)で登場です。「古鷹」と「天龍」は、登場済み。「天龍」だけが軽巡洋艦で、残り5隻は重巡洋艦です。
敵泊地に近づくにつれ、海が赤く変色していました。それにより、全ての生物は死滅しています。敵…深海棲艦の仕業です。「青葉」は従軍記者が同行していた記憶があることから、現在は自ら撮影しています。そして、他の艦娘達も妖精が双眼鏡で目視し、警戒を怠りません。(妖精は、艦娘たちの艤装のコントロールをする、通常の艦艇の人間的な役割をしています。)しかし、何もいないため、前線基地に帰ろうとした時でした。
敵巡洋艦隊「ネ級」「リ級」が出現しました。「鳥海」が眼鏡横にあるサーチライトを照らします。これは敵の姿を照らすと同時に自らの居場所を知らせる行為です。そのため、残り5隻がサポートします。でも、やはりサーチライトを狙われ、「鳥海」は左目を損傷します。ですが、負傷した「鳥海」を守るべく隻眼の「天龍」が立ちふさがります。そして太刀の一振りで砲弾を切り裂くのです。敵が驚いた隙に残りの艦娘が砲弾を撃ち込み、反転離脱します。
さて、戦闘のさ中、衣笠は脚部に違和感を感じていました。それは、他の艦娘も同様です。赤く染まった変色海域が命持つ海洋生物を死滅させたように、艦娘達の艤装も錆びかけていたのです。一方、敵巡洋艦隊の目的は敵深海輸送船団の護衛でした。彼女たちが運んでいたものがパージされ浮かんできます。それは見覚えのある姿をしていました。
帰島する第8艦隊を護衛する為、移動中艦隊の2航戦(「蒼龍」・「飛龍」)をはじめとし、それを護衛する「夕張」・「龍驤」・「睦月」・「吹雪」が復縦陣でショートランド泊地を進んでいました。蒼龍と飛龍は正規空母、そして「龍驤」は軽空母なので、巻物型の甲板から式神を発射しそれが偵察機に変化します。上空直掩と対潜哨戒のためです。しかし、特に敵機の存在は確認できません。ところが声が聞こえてきました。
「カエリタイ カエシテ」 そんな声です。「夕張」・「吹雪」・「睦月」は駆逐艦で部屋も同室です。睦月「吹雪ちゃん?」 吹雪は自分が深海に沈んでいく幻を見ていました。しかし何故か口元に笑みを浮かべ、しかし目元は映らずに言いました。「大丈夫だよ」 まるで、謎の声に語りかけるように。
大体、大きい艦娘ほど巨乳・高身長に描かれ、駆逐艦は機動力のせいで小さく幼く描かれています。今回の映画で出てくるのは、以下の通りです。パンフレットに載ってない艦娘もいたようです。
戦艦 :大和・長門・陸奥・金剛・比叡・榛名・霧島
重巡洋艦 :青葉・鳥海・加古・衣笠・高尾・愛宕・妙高・那智・足柄・羽黒・古鷹
軽巡洋艦 :夕張・大淀・川内・神通・那珂・天龍・龍田
航空巡洋艦 :利根・筑摩・鈴谷・熊野
重雷装巡洋艦:北上・大井
駆逐艦 :吹雪・夕張・睦月・如月・天津風・時津風・暁・響・雷・電・島風・綾波
工作艦 :明石
正規空母 :赤城・加賀・瑞鶴・翔鶴・蒼龍・飛龍
軽空母 :龍驤
集結/海峡
第8艦隊も全員、無事帰島しました。しかし、艦娘たちにも謎の声の噂が伝わりつつありました。伝聞ゲームになり、憶測が憶測を呼び、怪談になりつつあり、先ほど勇ましい活躍を見せた「天龍」まで怖がっています。艦娘といえど、形のない正体不明の存在は怖いのです。一方、2航戦と行動を共にしていた駆逐艦トリオは、第8艦隊が鹵獲してきた者を見ようと医務室前に集まっていました。特に「睦月」は必死です。
というのも鹵獲物の正体はW島攻略作戦で帰島しなかった同型艦(姉妹の)「如月」だったからです。「如月」は胎児のように手足腰を曲げたファイテングポーズの姿勢で浮かび上がってきた発見時に、裸だったため、現在はバスローブを羽織っています。しかし、「加賀」は見逃しませんでした。袖から見えた、肘周りにアザがあったことを。「夕張」「吹雪」「睦月」は「如月」を休ませるために、外に出ました。外では給糧艦の「間宮」が南国のフルーツを元に新作あんみつを披露していました。「睦月」は「元気になったら、「如月」ちゃんと食べるんだ」と言っています。(フラグ?)
その一方で、大和はシェフの格好で肉を焼いています。「青葉」が写真を撮り、「鈴谷」と「熊野」が冷かしています。皆、ラムネを飲んでいました。大和の冷蔵庫で冷やしていたものです。(艦艇時代、間宮以外、自前で冷蔵庫を完備していたのは大和ぐらいでした。)誰かが「流石、大和ホテル」というと、大和「ホテルじゃありません」と怒るのでした。(大和は燃費を食うため、めったに出撃せず、その設備の豪華さから大和ホテルと揶揄されていたからです)
さて、「加賀」は「長門」と話をしていました。「長門」は連合艦隊の秘書艦で、現在、北方戦線で指揮を執っているため、現在、連合艦隊の総司令代理は「長門」なのです。「加賀」の話題は「如月」の処置でした。「長門」は提督の代理として、駆逐艦トリオに伝えようとしますが、加賀の「経験者として、私が言います」で押し切ってしまいました。
その前にやしの木の枝に腰かけていた「瑞鶴」が話しかけてきました。瑞鶴「艦娘の中に、沈んだ時の記憶がある者がいるって話だけど、もしかして」 加賀「丁度いいわ。あなたにも話しておくわ」 「加賀」は「瑞鶴」に話した後、駆逐艦トリオを呼び出し、話します。その内容は「如月」は、既に沈んでおり、彼女は深海棲艦になりつつあるというものでした。当然、「睦月」は納得できません。しかし、その話を「如月」も聞いていました。「如月」自身には心当りがありました。すでに腕のアザの浸食はすすみ。なぜか黒いパーカーを着て、頭にフードをかぶり、毛布をかぶって寝るのです。
「瑞鶴」は「加賀」の話を思い出していました。「加賀」は、かつて深海棲艦だった記憶がありました。つまり、深海棲艦は、艦娘に倒されて沈むと、艦娘として復活する可能性があるのです。しかし、「如月」のように、深海棲艦に倒されると、深海棲艦になるのです。両者は合わせ鏡、対の存在です。「瑞鶴」は思わず叫びます。瑞鶴「そんなの、終わらないじゃない。私達は永久に戦い続けるの?」 「加賀」は笑っていいます。加賀「私達が全ての深海棲艦を倒しさえすれば、全ての艦娘が帰ってくるという事よ。だから私達は負けられない」(この辺はゲームでも明確にされていません。アニメで、はじめて1つの解答が出されました。)
※第2航空戦隊がソロモン海域外縁部を哨戒中、北東方向から南西に進行してくる敵・機動部隊群を発見します。※(正規空母「蒼龍」、旗艦「飛龍」の2航戦を主力とし、航空巡洋艦「鈴谷」「熊野」と駆逐艦「春雨」「村雨」が輪形陣で護衛しています)式神の偵察機がそのまま敵前衛の一群を強襲し交戦した後、反転してきます。
後方支援は、*第5航空戦隊です。撤退する第2航空戦隊(2航戦)の援護をしつつ、5航戦が緊急出撃します。*正規空母「瑞鶴」、旗艦「翔鶴」の5航戦を主力とし、航空巡洋艦の「利根」「筑摩」、駆逐艦の「時津風」「天津風」が第2航空部隊同様、輪形陣で臨みます。
その一方で、戦艦「金剛」率いる★鉄底海峡調査隊が、アイアン・ボトム・サウンドに近づいていました。変色海域が第8艦隊の報告より広がっています。そして、調査隊6艦すべてに艤装損傷現象が発生しているので、慌てて反転します。★旗艦「金剛」戦艦「榛名」、駆逐艦「綾波」「敷波」「雷」「電」の単縦陣で構成。
さて、第2航空戦隊と第5航空戦隊、そして調査隊の帰還後、「赤城」に、他艦のメンテナンスを行なっている工作船「明石」から報告がありました。赤城「吹雪さんだけ、変色海域でダメージを得なかったですって?」 一方、シミュレーションルーム(指揮所会議室)で旗艦となる戦艦「長門」「陸奥」「金剛」「比叡」、正規空母「赤城」「加賀」が集まり、分析担当の軽巡洋艦「大淀」から説明を受けていました。続々とショートランド泊地に集まってくる艦娘の情報から1つの結論が出ました。謎の声はドンドン大きくなり、それは変色海域が拡大し、海が死滅していました。そして、計算の結果、後3日と7時間で、このショートランド泊地も飲み込まれるというのです。
(この際、艦娘たちは、地図上に赤マジックで、フリーハンドで同心円を書きまくります。後、紅茶好きの比叡が紅茶を淹れるシーンがあって、1ネタあると予想した提督(観客)も多かったそうです。ですが、シリアス場面なので自重)
時間がありません。謎の声の発信源は鉄底海峡(アイアンボトムズサウンド)です。第2次大戦で、数多くの艦艇が沈んだ忌まわしき海でした。以下の海戦が行なわれていて、今回登場艦娘で、かつて沈んだ艦艇は以下の通りです。
1942年8月~ 第一次ソロモン海戦
1942年10月~ サボ島沖海戦 (吹雪・古鷹)
1942年11月~ 第三次ソロモン海戦(霧島・比叡・夕立・暁・綾波)
1942年11月~ ルンガ沖夜戦
1943年4月~ い号作戦・フロリダ沖海戦
1943年6月~ ルンガ沖航空戦 (高波…今回は出番なし)
「睦月」もまた、1942年のアイアン・ボトム・サウンド作戦に参加し、南方の海で沈んでいます。
作戦/全艦出撃
翌朝、「吹雪」は、藁葺きで作られた甘見処「間宮」の出張店「南国あんみつ亭」に呼び出され、艤装が損傷した「天津風」と「時津風」とお茶をしていました。「間宮」がいないので、自分たちでお茶を淹れています。2人の興味は、無傷で帰還した「吹雪」の謎の行動です。天津風「「吹雪」は、変色海域に行ったのに、どこも異常がなかったんだよね」吹雪「ええ、そうなのかな?」時津風「そして、自分の言動を憶えてないと。これは調べてみないといけないわ。ここか?それとも、そこかな?」 といって、吹雪をまさぐりだします。
そこに「赤城」がやってきました。「楽しそうね。吹雪さん」 「吹雪」の着衣が乱れ、セーラー服がずり落ちて肩からブラ紐が見えています。吹雪「いえ、これは」 赤城「少しお話しできないかしら?」
「赤城」の話は、いつもは「赤城」や「加賀」のいる5航戦の護衛任務に就いてる「吹雪」たち駆逐艦トリオを、今作戦の主力である第2艦隊の護衛任務に就かせるというものでした。第2艦隊が目指すのは、謎の声の深奥部であるアイアン・ボトム・サウンドのポイントリコリスです。変色海域で浸食されない吹雪の特異体質は、本作戦において要となるはずです。
赤城「あなたの、その「力」は今作戦で重要になるかもしれない。頼むわね」 吹雪「はい、全力を尽くします。」
その頃、「睦月」は「如月」の様子が気になって、宿舎に戻って着ていました。しかし、ベッドにはいません。声が聞こえてきます。それは悲痛な叫びでした。「如月」が腕のアザを洗い落とそうとしているのでした。如月「どうして、どうして落ちないのよ」 睦月「如月ちゃん?」 睦月の声に気づき、振り向いた時でした。如月のフードがはだけ、角が見えました。肌も白くなり、顔にも薄紫色の膜が、覆い尽くそうとしています。
睦月は思わず如月に抱き着きました。そして、泣きながら言うのです。「大丈夫、絶対、帰ってくるから。それまで待っていて」 如月は無表情のまま「分かった」というのです。
「瑞鶴」が「加賀」を待っていました。瑞鶴「たとえ沈んでも帰って来れるかもしれないんでしょ」 加賀「2度とそんなこと言わないで。それは辛く苦しいことよ」 深海棲艦だった記憶を持つ「加賀」にとって、それは考えたくもない想像でした。
作戦が、はじまります。連合艦隊総司令(提督)代理の長門が各所属を発表します。
第1艦隊 旗艦「赤城」「加賀」の1航戦、「瑞鶴」「翔鶴」の5航戦、戦艦「金剛」「榛名」を駆逐艦「時津風」「天津風」「綾波」「敷波」、航空巡洋艦「利根」「筑摩」を輪形陣で囲んだ第3警戒航行序列。
第2艦隊 旗艦「比叡」 戦艦「霧島」「大和」 重雷装巡洋艦「北上」「大井」軽巡洋艦「川内」「神通」駆逐艦「夕立」「吹雪」「睦月」「加古」「暁」が変形の複縦陣である第2警戒航行序列
第3艦隊 旗艦「飛龍」「蒼龍」の2航戦、重巡洋艦「青葉」「衣笠」「鳥海」軽巡洋艦「那珂」、軽空母「龍驤」、航空巡洋艦「鈴谷」「熊野」 変形複縦陣の第4警戒航行序列。
第4艦隊 旗艦「長門」戦艦「陸奥」重巡洋艦「古鷹」、軽巡洋艦「大淀」「龍田」「天龍」の単縦陣。
第1艦隊は鉄底海峡に南下してくる敵機動部隊を囮として迎え撃ち北へ誘導します。第3艦隊はその後方支援、第2艦隊は水上打撃部隊として鉄底海峡へ突入。第4艦隊は最終防衛線なので、余程のことがない限りは留守部隊です。
長門「全艦艇、抜錨!」 第1艦隊から出撃していきますが、瑞鶴が加賀に謝ります。「ゴメン、出撃前にあんなこと言って」 加賀は瑞鶴の頭を撫でて言います。「いいわよ。必ず生きて帰りましょう。1航戦、加賀、抜錨!」「5航戦、瑞鶴、抜錨!」 第2艦隊が出撃していく様子を崖の上から益々異形化した「如月」が見つめていました。
突入/深奥部へ
まもなく、それぞれの場所で戦いが始まりました。しかし、映画的には第2部隊の戦闘が主に描かれます。変色海域に突入すると、敵水上艦隊数群と交戦します。敵もさるもので、駆逐イ級、戦艦棲姫、戦艦ル級、軽巡ツ級など数と圧倒的火力で押してきます。「北上」と「大井」の対応が遅れた時、「夕立」が、その機動性で前に滑り出て守ります。「ぽーい!」(「北上」「大井」は百合カップルですが、そのイチャツキで反応が遅れました。そのネタはカット。)「吹雪」「睦月」も懸命に応戦します。そこに、敵戦艦2隻が砲撃してきます。ですが、「大和」が守ります。本来は、駆逐艦が戦艦を守るのですが、「吹雪」には特命があります。
変色海域に加えて、闇も濃くなってきて、夜戦に突入です。「霧島」は自らを危険にさらして、サーチライトを照らします。敵に見つかりますが、他艦が攻撃を加えます。「霧島」のフォローに「川内」が回りましたが、その代償は大きく、両艦とも被弾します。ゲームでは、服が破けるだけで、多少いろっぽいシーンではありますが、映画では肉体も損傷しています。
結果、敵を退けた物の、第2艦隊を2つに編成し直します。損傷艦は反転回航し、残りは深奥部を目指します。つまり、回航部隊は、旗艦「比叡」「霧島」「川内」「暁」「川上」「大井」の複縦陣。(「川内」と「霧島」以外は魚雷を撃ち尽くしたため、補給も兼ねてです)
残りの最終突入部隊は、旗艦「大和」「加古」「神通」「夕立」「吹雪」「睦月」です。ですが、敵は2手に別れた第2艦隊に猛威を振るいます。「大和」も先ほどのダメージもあり、フラフラです。なので、命令します。「特型駆逐艦「吹雪」あなたの命を果たしなさい」 吹雪「ですが」 大和「46cm砲を舐めないでよ」
吹雪「特型駆逐艦「吹雪」行きます!」 「夕立」と「睦月」が「吹雪」の護衛です。ですが、多勢に無勢、「吹雪」と「如月」がやられそうになった時でした。援軍が現れました。それは、完全に異形化した「如月」です。でも、意識はあります。如月「睦月ちゃん、来たよ!」 睦月は涙をボロボロ流しながらも、勇気100倍です。睦月「吹雪ちゃん行って!」吹雪「分かりました。行きまーす」 吹雪は「カエリタイ カエシテ サビシイ カナシイ」などと聞こえるポイントリコリスの光の柱に飛び込みます。その声の主は第2次大戦で沈んだ艦艇の声です。
(吹雪・古鷹・霧島・比叡・夕立・暁・綾波・睦月)と思われます。
飛びこんだ光の中は暗闇でした。誰かが話しかけてきます。それは「吹雪」の影でした。その影は、吹雪が歩くたびに成長します。「吹雪」も思い出します。自分が沈んだことを。しかし、艦娘の「吹雪」と、深海棲艦の「吹雪」に分離して現在、再び、アイアン・ボトム・サウンドに戻って来てしまったのです。「吹雪」は触手で手足を縛られ、目の前に肌が白く、目が赤い深海棲艦の「吹雪」が現れました。周囲には彼岸花が咲いています。闇吹雪が攻撃すると、「吹雪」の手足が砕けました。しかし、「吹雪」は全てを受け入れます。「大丈夫だよ」そして、闇吹雪を抱きしめました。
すると、損傷部位は入れ替わりました。次の瞬間、光の柱は巨大な光球となって変色海域にいる、全ての艦娘と深海棲艦を包み込みます。艦娘の損傷個所は癒えていきますが、深海棲艦は消えていきます。それは、「如月」も例外ではありませんでした。「睦月」は泣きながら、力つき消えていく「如月」を抱きしめます。如月「大丈夫、必ず帰るから」そう言い残して消えました。睦月は、天に向かって吠えます。
吹雪も海岸にたどり着き、艤装を次々、取り外し、砂浜に捨てて行きます。「赤城」が出迎えます。「お帰りなさい。ご苦労様」 吹雪「皆は?」 そこには、「大和」や「霧島」「川内」「夕立」「睦月」の姿が見えました。
翌朝、「睦月」はお握りを握っています。「夕立」は熊の抱き枕を抱きしめて寝ています。「吹雪」は新たな任務です。「睦月」が竹の葉に包んで、お弁当にして渡します。「吹雪ちゃん、行ってらっしゃい」吹雪「行って来ます」そのやり取りをしてる間に、夕立が1個とって食べて、また寝ます。「ぽいー」 睦月「夕立ちゃん、起きて食べなきゃ喉に詰まるよ」 吹雪は、新たな艦隊で、艤装をまとい、抜錨します。「吹雪、行きます!」エンドロールは西澤幸奏さんの「帰還」です。エピローグ、「睦月」が花畑をかけていきます。待っていたのは「如月」でした。「如月ちゃん、お帰りなさい」(梅田の初回は舞台挨拶のため、エピローグを削られたそうです。)
そして、最後、艦娘として復帰したものの、また如月だけが犠牲になったことと、吹雪の謎優遇で、賛否両論になっています。
劇場版 艦これ:舞台挨拶
映画は90分でしたが、初日初回は、全国でライブビューイング中継で、その後の舞台挨拶も上映されたので、ついでに紹介します。結局、30分の予定が45分に。
まず、司会進行役として「赤城」役の藤田咲さんが出てきました。次に「加賀」役の井口裕香さんが登場し、1航戦の中の良さを見せつけます。3番目は「艦これ」アニメの主役である「吹雪」役のすみぺ(上坂すみれさん)が登場です。自分が見たのは新宿ピカデリーの舞台挨拶だけですけど、初日3回目に、さっきぃ提督のイジリがあったそうです。
藤田「すみぺちゃん2回目はストレートで、3回目はツインテで髪型変えて可愛いね! 皆は、どのすみぺちゃんが好き?」観客「\全部!!!/」 上坂「もう!やめっ…やめろ! 挨拶30分しか無いんだから次いって!」(すみぺは「可愛い」と言われるとフリーズして照れまくるのです。)
4人目からは一気に登場するので、藤田さんは、「豪華ゲスト」とまとめ、4人目に登場した「長門」役他のあやねる(佐倉綾音さん)は「どうも、豪華ゲストの佐倉綾音です」といって、登場したのでした。5人目のなお坊(東山奈緒さん)も「どうも、豪華ゲストの東山奈緒です。」そして「9役やって、あと1役の麻耶だけできなかった」と悔しそうです。6人目のタニベユミさん(「夕立」役)は動揺しながらも「ぽーい」と挨拶。7人目の大坪由香さん(社長:「北上」「大井」役」)は、同じく「ぽーい」と挨拶。後、8人目チャンリナ(日高里奈さん:「睦月」)、9人目は野水伊織さん「瑞鶴」、10人目まめぐ(中島愛さん:「衣笠」)の以上10人の登壇でした。
面白かったトコだけを紹介すると
上坂「マイクを輪形陣のように立ててアフレコをして」というコメントに対して、すみぺの前に立って、突然マイクの役を始める1航戦コンビ(藤田さんと井口さん)。
急にブラウザーゲームの話をするガチ提督(ゲーマー)。
藤田咲 「E-3ギミック外れねえよ。これが中規模イベント? 早くお家に帰ってイベントやりたい。」
タニベユミ「E-4クリアできない」
上坂すみれ「私は秋刀魚もろくに集められなかった…。私だって、それなりに頑張っているのに」
野水伊織 「阿武隈が嫁艦」
藤田さんやタニベさんなどのガチ提督勢は、アフレコでは、絵の代わりに、ゲームのシルエットで表示されていたのでそのシルエットで、何役を見分けて演じていたとか。あやねるも8役やっているのですが、自称アイドルでTVでは目だっていた「那珂」ちゃんのセリフを何とか言おうとして、ことごとくカットされ、残ったのは、川内3姉妹の退場時の「那珂ちゃんも」だけだったとか。(退場時で、後姿なので口パクもないため、入れたセリフ)
喋らない、初登場のまめぐに、藤田さんが話を振ると「お客さんになっていました」でも、藤田さんは「衣笠」を最初にゲットしたそうで、思い入れがあるそうです。今回の中島さんは「衣笠」役でしたが、ゲームでは、潜水艦役を多くやってるので、アピールしていました。ただ、2期の予定は現在立ち消えしてるので、もし次があるなら、劇場版2作目の可能性が高いです。
ちゃんりなは「吹雪」に継ぐ出番の「睦月」のため、感想を飛ばされて、後に回されていました。
タニベさんはライブビューイングに参加したことがあるらしく、「笑うタイミングが分からない」というと、藤田さんが「笑う時間を作りましょうか」といって、得意の鷹笑いを披露(アーハハハハ:ホークスファンなので)また、タニベさんはブラウザーゲームの提督らしく、「アニメ艦これは1つの世界として、お楽しみください」とフォローしていました。最後に藤田さん「今日は、ブラウザゲームでイベント中のなかお越しいただきありがとうございました。」
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