岳 -ガク-の紹介:2010年日本映画。山岳救助隊に入隊した椎名久美は過酷な訓練と山の恐ろしさに耐え、一人前の救助隊員へと成長していく。人気コミック「岳 みんなの山」が原作。山岳遭難救助を描いた山岳ドラマ。
監督:片山修 出演:小栗旬(島崎三歩)、長澤まさみ(椎名久美)、佐々木蔵之介(野田正人)、石田卓也(阿久津敏夫)、石黒賢(椎名恭三)、市毛良枝(谷村文子)、渡部篤郎(牧英紀)、ほか
映画「岳 -ガク-」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「岳 -ガク-」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「岳 -ガク-」解説
この解説記事には映画「岳 -ガク-」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
岳 -ガク-のネタバレあらすじ:葛藤
山岳救助隊に入隊した椎名久美は山で暮らす島崎三歩と出会います。三歩は山で暮らし、誰よりも山を知り尽くした男でした。過酷な訓練に耐えながら一人前になれる日に向けて日々がんばっていた久美でしたが、ある日休暇中に絶壁から青年が滑落する現場に遭遇します。隊長の野田の命令を聞かず一人で救助に向かった久美だったが、青年は久美の背中で亡くなってしまいます。初めて命を救えない事を体験した久美は、三歩や他の救助隊が淡々と仕事をこなすことに違和感を感じ、自分の中でやるせなさがふくらんでいきました。三歩に怒りをぶつけた久美でしたが、自らも斜面から足を滑らせ遭難してしまいます。無事に助け出された久美は半人前である自分の情けなさを感じて、迷いを振り切り一歩前に進んだのです。
岳 -ガク-のネタバレあらすじ:集団遭難
そんな中、集団遭難の事案が起きます。全部で12名の遭難者が出て、救助隊は救助に向かいました。久美は最初待機を命じられましたが、遭難者2名の梶親子の救助にヘリで向かいました。無事に梶親子を発見しましたが、ヘリが着陸できる場所ではありませんでした。久美は二人を連れ猛吹雪の中山頂へ歩きます。しかしタイムリミットは14時。爆弾低気圧の影響で大規模な雪崩が起きる危険があり、14時までにピックアップできなければ救助を打ち切ると言われます。なんとかヘリに間に合い、梶の娘を先にヘリに乗せたところでタイムアップとなってしまいました。久美は梶と共に残る決意をします。
岳 -ガク-の結末:救助
三歩は久美たちを助けに山へ向かいました。しかし雪崩が起き、三歩は雪に飲み込まれました。同じころ久美と梶も飲み込まれ、クレパスに落ちて動けなくなってしまいました。なんとか気力と体力を振り絞り三歩は二人が落ちたクレパスを見つけました。クレパスで三歩が見たのは梶を背負い、崖を登ろうとしている状態で息絶えている久美の姿でした。三歩は心臓マッサージを施し、久美は息を吹き返しました。こうして3人は無事に救助されたのです。久美は退院後、救助隊に戻ってきました。そして山には変わらず三歩の姿があるのです。
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