ガルム・ウォーズの紹介:2015年カナダ,日本映画。『機動警察パトレイバー』「攻殻機動隊」などのアニメーションで知られる押井守監督が手掛けた実写SF作品です。長きに渡って抗争を繰り広げてきたクローン民族が手を組み、新たな戦いに突入していきます。
監督:押井守 出演者:メラニー・サンピエール(カラ)、ランス・ヘンリクセン(ウィド)、ケヴィン・デュランド(スケリグ)、サマー・H・ハウエル(ナシャン)ほか
映画「ガルム・ウォーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガルム・ウォーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガルム・ウォーズの予告編 動画
映画「ガルム・ウォーズ」解説
この解説記事には映画「ガルム・ウォーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガルム・ウォーズのネタバレあらすじ:起
遠い昔、惑星アンヌーンには“ガルム”と呼ばれるクローン人間の民族が存在していました。創造主“ダナン”により生み出されたガルムは生殖による繁殖をすることはなく、自らの記憶をデータ化してクローンに移し替えることで種を保っていました。ガルムはその特性に合わせて8つもの部族に分かれていましたが、長きに渡る部族間の抗争により部族はいまや3つにまで減り、それでもなおアンヌーンの支配権を巡って争いを続けていました。
ガルム・ウォーズのネタバレあらすじ:承
そんなある日、陸の部族“ブリガ”の巡洋艦が謎のシャトルを発見、空の部族“コルンバ”の女戦士カラ(メラニー・サンピエール)がシャトルの中から情報部族“クムタク”の老人ウィド(ランス・ヘンリクセン)と部族“ドルイド”の最後の生き残りの女ナシャン(サマー・H・ハウエル)、犬のグラを救出しました。ナシャンはアンヌーンの基幹システムへアクセスして大災害を起こせる不思議な力を秘めおり、その力に目をつけたウィドはブリガからナシャンを連れ出していたのです。程なくして、ナシャンらを収容したコルンバの旗艦の元に、屈強な戦士スケリグ(ケヴィン・デュランド)率いるブリガの部隊がナシャン奪還に乗り込んできました。旗艦はあっという間に攻め落とされ、カラは自らのクローン体を全て破壊され、辛うじて戦闘機で旗艦から脱出するも撃墜されてしまいました。
ガルム・ウォーズのネタバレあらすじ:転
辛うじて生き延びたカラは荒れ果てた砂漠を歩き、旗艦から逃げ去ったシャトルの残骸を発見しました。しばらく歩くと、シャトルから脱出して生き延びたスケリグとウィド、ナシャン、犬のグラを発見しました。一悶着の末、一行はなぜ創造主ダナンはこの星を去ったのか、我々ガルムとは一体何者なのか、戦いの果てにガルムには何が残されるのであろうか自問自答しました。カラらはガルムのルーツを見つけるため、伝説の聖地“ドゥアル・グルンド”を目指して旅出ち、敵対し合っていたカラとスケリグの間には、ガルムがすっかり失っていた感情“愛”が芽生え始めていました。
ガルム・ウォーズの結末
ようやく伝説の聖地に辿り着いたカラたちの前に、ロボットのような巨人兵の軍団が立ちはだかりました。カラらは必死に応戦しますが全く歯が立たず、絶体絶命と思われたその時、カラは巨人の背中に動力エネルギーを供給しているパイプを見つけて破壊、弱点を見つけたカラらは何とか巨人兵らを倒すことに成功しますが、スケリグは命を落としてしまいました。一方、聖地の奥にある泉に辿り着いたナシャンは突如巨大な怪物“マラーク”へと変貌、ウィドの肉体を乗っ取りました。駆け付けたカラはマラークに精神を乗っ取られ、衝撃的な事実を突きつけられました。ガルムの存在に意味などなく、子孫を残す価値すらなく、そしてこれからもガルムの戦争は続くこと…絶望したカラはライフルでマラークをウィドごと撃ち抜いて倒しました。やがてこれまで敵対していた3つの種族、コルンバとブリガ、クムタクは強大な敵・巨人兵軍団に立ち向かうために手を組み、ガルムの存亡をかけた最終決戦に臨もうとしていました。
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