ガールズ・ステップの紹介:2015年日本映画。宇山佳佑の同名小説を映画化した作品で、それぞれの事情を抱えた5人の冴えない女子高生がひょんなことからダンス部を結成、ダンスフェスティバルへの出場を目指すうちにダンスの面白さと友情に目覚めていく青春ドラマです。
監督:川村泰祐 出演者:石井杏奈(西原あずさ)、小芝風花(片瀬愛海)、小野花梨(小沢葉月)、秋月三佳(岸本環)、上原実矩(貴島美香)ほか
映画「ガールズ・ステップ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガールズ・ステップ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガールズステップの予告編 動画
映画「ガールズ・ステップ」解説
この解説記事には映画「ガールズ・ステップ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガールズステップのネタバレあらすじ:起
誰に対しても八方美人に接し、パシリさえも喜んでやるような女子高生の西原あずさ(石井杏奈)は、何の当たり障りのない日々を過ごしていました。
そんなある日、あずさは必修のダンスのテストを欠席していて単位が足りないことを理由に、体育教師の藤原先生(音月桂)に職員室に呼び出され、単位を埋めるため2週間後に開かれる町内会のダンスイベントへの参加を命じられます。
そこには、友達が一人もおらずクラスから“ジミーズ”と呼ばれてバカにされている根暗な片瀬愛海(小芝風花)、周囲から勘違い女呼ばわりされている小沢葉月(小野花梨)、ガリ勉の岸本環(秋月三佳)、そしてつい最近まで停学処分を受けていた不良の貴島美香(上原実矩)といった面々がいました。
あずさらは、ダンス講師として招かれた謎のチャラ男・ケニー長尾(塚本高史)の指導のもと練習に励むことになり、あずさはケニーからダンスのセンスを見出されてセンターに抜擢されます。
そして迎えたダンスイベント当日、会場にはあずさの隣に住む幼馴染の池辺保(磯村勇斗)の姿があり、あずさらは緊張しながらも何とか踊り終え、無事にダンスの単位だけはもらえることになりました。
ガールズステップのネタバレあらすじ:承
あずさはケニーからダンスを続けることを勧められ、引き続き5人でダンス活動を続けることになります。次なる目標は更にレベルの高い「全日本高校生ダンス選手権」に出場すること。成績が落ちたことを理由に不参加を決めた環を除く4人で正式にダンス部を結成、あずさがキャプテンに就任します。
しかし今度は葉月が水泳の習い事を理由に参加せず、3人は再びケニーにコーチを依頼します。しかしダンス部の練習場である体育館は、あずさの友人もいるチアリーディング部も使用しており、3人は無益な縄張り争いを避けるため週2日だけ端っこで練習する取り決めをします。
保に想いを寄せていたあずさは、彼からダンスを褒められて嬉しくなりますが、ある日チアリーディング部といざこざを起こしたことから、あずさらは体育館を追われてグラウンドで練習をすることになりました。
ガールズステップのネタバレあらすじ:転
ダンス部には環も合流し4人で再出発しますが、あずさはチアリーディング部にいる友人たちから無視されてしまい、保から“本当の自分を見せるべきだ”とアドバイスを受けます。
ある日、あずさは学校の帰り道、愛美が出会い系サイトで知り合った恋人が言い争っているところを目撃してしまいます。翌日、愛美を除く面々で練習を行っている最中、葉月は誤ってチアリーディング部の人を突き飛ばしてしまい、嫌悪なムードが漂いました。
これを機にダンス部は互いに不満を募らせ、あずさは美香から八方美人な性格を咎められ、チアリーディング部との対立も深まり、次第にダンス部は空中分解寸前まで陥ってしまいます。
ガールズステップの結末
あずさは自分を心配してくれた保に勢い余って想いを打ち明けました。
そんなある時、あずさは愛美から電話で呼び出され、病院で流産してしまった愛美の姿を目の当たりにしました。美香は怒りのあまり愛美の彼氏が勤める会社に押しかけますが、彼氏は何の責任も取らずに金だけ渡してその場を去り、駆け付けたあずさらは愛美を抱きしめて号泣しました。
5人は改めてそれぞれの胸の内を打ち明け合い、再び強い絆を取り戻した5人はケニーの指導のもとで猛練習に励みました。その熱意に心を打たれたチアリーディング部とも和解し、本番までの間体育館を使わせてもらえることになり、苦手な動きもマスターしていきました。
そして迎えたダンス選手権当日。保から勇気をもらったあずさは緊張する他の4人を励まし、5人は笑顔で見事にダンスを踊り切りました。
以上、映画「ガールズステップ」のあらすじと結末でした。
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