はらはらなのか。の紹介:2017年日本映画。子役をしているナノカは田舎に引っ越ししたのを機に、亡き母親のいた劇団に入り、亡き母親の遺作を演じることになりました。自分の母親が、この劇団の看板女優だった事を隠して練習するナノカには様々な試練が待ち受けていました・・・という内容のファンタジー映画です。
監督:酒井麻衣 出演:原菜乃華(原ナノカ)、吉田凜音(凜)、粟島瑞丸(粟島瑞丸)、micci the mistake(ミッチー)、上野優華(ユウカ)、広瀬斗史輝(トッピー)、水橋研二(オオヤギ)、ほか
映画「はらはらなのか。」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「はらはらなのか。」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
はらはらなのか。の予告編 動画
映画「はらはらなのか。」解説
この解説記事には映画「はらはらなのか。」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
はらはらなのか。のネタバレあらすじ:起
子役として芸能事務所に所属するナノカは、最近オーデションを受けても落ちるばかりで落ち込んでいました。父親と二人暮らしのナノカは田舎に引っ越してきました。そこでナノカは死んだ母親が所属していた劇団「Z-Lion」のチラシを見つけました。ナノカの母親マリカが有名女優でしたが、引退を期に田舎町で劇団を立ち上げて頑張っていました。そんな母親のいた劇団のオーデションを受けることになりました。反対する父親に隠れて、劇団専属の脚本家の粟島らが審査するオーデションにナノカは合格しました。このオーデションの陰には喫茶店を経営するリナの存在がありました。
はらはらなのか。のネタバレあらすじ:承
リナは元々劇団「Z-Lion」の看板女優でした。今は辞めて喫茶店を経営していますが、ナノカに色々なアドバイスを与えていました。そんなナノカには学校に憧れる女子の生徒会長の凛がいました。凛は歌手になるため、授業をさぼって体育館でいつも歌の練習をしていました。凛の包み込む人間性と、生き方に共鳴していました。またナノカには、もう一人の自分の存在がありました。自分の方向にいつも注文を付け、ナノカを惑わしました。それ位ナノカの心は揺れていました。やがてナノカは母の遺作となった『まっ透明なAsoべんきょ~』の再演のための練習が始まりました。しかし劇団員たちは今一つ盛り上がりません。そしてリナにナノカの母親役として復帰してもらおうと企みはじめました。
はらはらなのか。のネタバレあらすじ:転
もともと『まっ透明なAsoべんきょ~』で母親を演じたのが、ナノカの母マリカで、娘を演じたのがリナでした。その時マリカはお腹の中にはナノカを宿していたのでした。そんな事情を知って、リナが劇団に復帰することになりました。順調に練習が進んでいる時、ナノカに迷いが生じました。母親の事を想って演じる役が、母親の記憶のないナノカにはできなくなったのです。ナノカは飛び込みで誘いを受けた写真撮影のモデルに応募しました。しかしこれは罠で、エロ関係のカメラマンだったため、ナノカはカメラ壊して逃げてきました。そしてリナの話を聞いている時に、過去のマリカと粟島とリナの打ち合わせ風景が見えました。このことでナノカは吹っ切れ、自分のするべきことが見えました。練習は進み、公演の日が迫って来ました。
はらはらなのか。の結末
生徒会長の凛がオーデションを受けていました。関係者の見守る中自分の歌をギター一本で目いっぱい唄い切りました。公演当日を迎え、ナノカは控室で準備をしている時、ふと舞台を見に行きました。観客席に父親がいないことに動揺と極度の緊張が走り、ナノカは過呼吸状態となり、控室に連れ戻されました。そこに父親が現れ、ナノカを励ましました。過呼吸も収まり、ナノカは舞台に向かいました。そして母親役のリナとのラストシーンを迎えました。ナノカの目には自分を見つめるリナが、母親のマリカに見えていました。
この映画の感想を投稿する