ヘッド・ショットの紹介:2016年インドネシア,日本,シンガポール映画。インドネシア発アクション映画『ザ・レイド』の主演イコ・ウワイスとスタッフが再集結して造られたバイオレンス・アクションです。頭に銃弾を受け記憶を失った男が、犯罪組織と対決する中で徐々に記憶を取り戻していきます…。
監督:モー・ブラザーズ(ティモ・ジャヤント、キモ・スタンボエル) 出演者:イコ・ウワイス(イシュマエル/アプディ)、チェルシー・イスラン(アイリン)、サニー・パン(リー)、ジュリー・エステル(リカ)、ベリー・トリ・ユリスマン(ベシ)ほか
映画「ヘッド・ショット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヘッド・ショット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘッドショットの予告編 動画
映画「ヘッド・ショット」解説
この解説記事には映画「ヘッド・ショット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヘッドショットのネタバレあらすじ:起
インドネシア最大の犯罪組織のボスで服役中だったリー(サニー・パン)が暴動を起こし、数十人の囚人と警備員が撃ち合う銃撃戦となり、その隙に刑務所から脱獄しました。時を同じくして、とある浜辺に、頭に銃弾を撃ち込まれた謎の男(イコ・ウワイス)が瀕死の状態で打ち上げられていました。若い女医アイリン(チェルシー・イスラン)の懸命の治療により一命を取り留めた男は、2ヶ月間の昏睡状態ののち目を覚ましましたが、頭部への銃撃の影響で自分の身元や過去、名前といった全ての記憶が失われていました。アイリンは愛読していたハーマン・メイヴィルの小説『白鯨』の登場人物から名を取り、男に“イシュマエル”という仮の名を与えて面倒を見ることにしました。
ヘッドショットのネタバレあらすじ:承
インドネシアの裏社会に復帰したリーは手下の女ナイフ使い・リカ(ジュリー・エステル)や警棒使いのベシ(ベリー・トリ・ユリスマン)と共に敵対勢力のギャングを潰していき、その過程でギャングの構成員の一人からリーの手下の暗殺者で死んだと思われていた“アプディ”が生きていることを知ります。一方、アイリンの治療により少しずつ回復していったイシュマエルは、次第にアイリンと心を通わせ合っていき、穏やかな日々に安心感と満足感を覚えていきました。そんなある日、アイリンは都会に行くためにバスに乗り込みますが、バスはリーの手下たちに襲撃され、アイリン以外の乗客は全員皆殺しにされてしまいます。
ヘッドショットのネタバレあらすじ:転
アイリンの危機を聞き付けたイシュマエルは現場に駆け付け、バスを襲撃したリーの手下らを倒しますがアイリンは連れ去られてしまい、イシュマエルはバス襲撃犯と間違われて警察に逮捕されてしまいます。しかし、取調べの最中にもリーの手下は警察署を襲撃、間一髪で脱出したイシュマエルは追っ手を倒しながら逃亡しました。リーの手下と激しい戦いを繰り広げるうちに、少しずつイシュマエルの失われた記憶が蘇ってきました。イシュマエルの正体は最強の暗殺者“アプディ”であり、子供の頃からリカやベシらとともに、リーから徹底的に戦う術を叩き込まれてきたのです。アイリンを救いに急ぐイシュマエルはかつてアプディを慕っていたというベシと対面、組織への復帰を拒むとベシを格闘の末に葬り去りました。
ヘッドショットの結末
それから間もなく、ナイフを手にしたリカがイシュマエルに襲い掛かってきました。実はイシュマエルの頭に銃弾を撃ち込んだ張本人はリカであり、リカは再びイシュマエルを撃とうとしましたが、かつて恋仲だった彼を撃つことに躊躇したその隙にイシュマエルはナイフを奪ってリカを殺害しました。一方、リーのアジトに監禁されたアイリンは手下にレイプされようとしていましたが、銃を奪って手下を殺害、逃げ出したところにイシュマエルと再会を果たしました。そこにリーが現れ、実の子のように愛情を持っていたベシとリカの死を嘆きながらイシュマエルに襲い掛かりました。壮絶な格闘戦の末、イシュマエルは深手を負いながらもリーを殺害しました。全てが終わり、傷の癒えたイシュマエルは“アプディ”の過去を捨て、“イシュマエル”としてアイリンと一緒に生きていく決意をしました。
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