映画「ケイト・レディが完璧な理由」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)の紹介：2011年アメリカ映画。一人の女性として母親として、さらにキャリアウーマンとして世間からも完璧と称されるケイト・レディ。週に何日かは出張で忙しく飛び回りながらも夫を愛し、子供達に愛を降り注いでいた。しかし周りが完璧だという彼女にも秘密がある。自作風に偽装した市販のパイ、娘のケイトへ対する当たり方、そうこうしているうちにまた出張が命じられる。「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカー主演によるヒューマンコメディ。
監督：ダグラス・マクグラス 出演： サラ・ジェシカ・パーカー（ケイト・レディ）、ピアース・ブロスナン（ジャック・アベルハンマー）、グレッグ・キニア（リチャード・レディ）、クリスティナ・ヘンドリックス（アリソン・ヘンダーソン）、ケルシー・グラマー（クラーク・クーパー）、ほか
この解説記事には映画「ケイト・レディが完璧な理由」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
週の何日かを出張で留守にするケイト・レディ、周りの人間はそんな彼女を仕事も家庭も大事にする完璧だと称賛する。しかしケイトにも皆の知らない苦労があった。自作風に偽装するパイ、娘の反抗、さらに出張で２歳の息子の美容院デビューを見逃すなど陰ながら涙を流すこともあった。夫のリチャードは最近独立しあちらもあちらで奮闘していた。だから家政婦を雇い出来るだけお互いの負担を軽くしつつ幸せな家庭を築こうとケイトは考えていた。ある日彼女の作った企画書がある人物の目に留まり再び出張を伝えられた。しかしそれが家族に危機をもたらすことになる。
ニューヨークへの出張が決まりいつものように彼女は家を出ようとしていた。しかし最近娘はケイトの言うことを聞いてくれない。それは出張の多いケイトに対する反抗でありながら母親に対する愛情の現れでもあった。そんな娘を置き出張へ向かうケイト。ニューヨークにいるジャックというやり手の男が彼女の企画書に興味を持ったのだ。テンポよく進む面談、しかしそんな時にも家からの連絡は止まらない。面談の最中に子供のシラミが発覚、その時ケイトもひたすら髪を掻き毟っていた。
先日の出張は大成功、ジャックと共に企画を進めることになった。しかしそれは仕事が増えることになる、そして家族との時間が減ることへと繋がる。毎日がさらに忙しくなったケイトにある日、部下のモモが妊娠の報告をする。初めはおろすと言っていた彼女だったが後日産むことを決心した。その日からモモのつわりと共に企画が進んだ。しかしあまりにも家族の時間が持てないことにリチャード達は心配になる。そんな家族のためにケイトは感謝祭の日ぐらいはと数日の休暇を取りリチャードの実家へと行くことにした。
その休暇中は仕事の電話は取らないと決めたケイトは携帯を庭に放置、幸せな時間を過ごそうとしていた。しかし夕食も終わった団らん中家の電話がけたたましくなった。電話の相手はモモ、携帯に留守電を残したから聞いてほしいとのことだった。内容はジャックからのもので急遽明日会議が決定したという。ケイトは明日、娘と雪だるまを作ることを約束していた。しかし行かなければいけない。次雪が降ったら、そう約束しケイトはその場を後にした。
次の日の会議は順調、それ以上の出来だった。彼女の企画はジャックのさらなる上の人間にも認められた。しかし後日、ケイトはまたしても出張を伝えられる。しかし彼女はもう家族をないがしろにしたくなかった。そこで上司に直談判した。「出張は日にちをずらしてもらう、それが無理ならクビでもいい。でも私はあきらめたくないから自分からは辞めない」と。上司はケイトの頑張りを見ていた。だから彼女の言い分を素直に聞いた。その日、街に雪が降った。ケイトは仕事の途中だったがすぐに会社を出て娘達の待つ場所へと走った。雪だるまを一緒につくるために。
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