家族はつらいよの紹介:2016年日本映画。巨匠・山田洋次監督が「男はつらいよ」以来久々に手掛ける人情喜劇シリーズの第1作目です。平凡な三世代家族の主である男がある日突然妻から離婚を切り出され、家族全体を巻き込んだ騒動に発展します。2017年には続編の「家族はつらいよ2」が公開。
監督:山田洋次 出演者:橋爪功(平田周造)、吉行和子(平田富子)、西村雅彦(平田幸之助)、夏川結衣(平田史枝)、中嶋朋子(金井成子)、林家正蔵(金井泰蔵)、妻夫木聡(平田庄太)、蒼井優(間宮憲子)ほか
映画「家族はつらいよ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「家族はつらいよ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「家族はつらいよ」の予告編 動画
映画「家族はつらいよ」解説
この解説記事には映画「家族はつらいよ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「家族はつらいよ」ネタバレあらすじ:起
東京の郊外で三世代で暮らす、ごく平凡な家庭の平田家。一家の主である周造(橋爪功)は既に仕事を定年退職し、今では気ままな隠居生活を送っています。周造は仲間とゴルフを楽しみ、美人な女将(風吹ジュン)の料理屋で妻・富子(吉行和子)の愚痴を言いながら酒をあおる日々を送っています。長男・幸之助(西村雅彦)の妻・史枝(夏川結衣)は酔っぱらって帰ってきた周造に気を遣いながら愚痴に付き合ってあげて、富子もまたそんな夫を優しく迎えるのでした。
「家族はつらいよ」ネタバレあらすじ:承
ある日、帰宅した周造はいつものようにだらしなく靴下を脱ぎ捨てながら、ふと寝室に飾られたバラの花瓶を見つけます。この花は、この日誕生日を迎えた富子のために、通っている創作教室の仲間がくれたものだというのです。妻の誕生日をすっかり忘れていた周造は何かプレゼントを買ってあげようかと欲しいものを聞いたところ、富子が取り出してきたのは何と離婚届でした。富子は平然と構える中、周造ら一家は訳もわからず大パニックに陥ります。そこに、泰蔵(林家正蔵)に嫁いでいる長女・成子(中嶋朋子)が帰ってきて、夫の浪費癖を理由に離婚したいと言ってきます。さらに、事情を知らない次男・庄太(妻夫木聡)は恋人の憲子(蒼井優)を家族に紹介すべく家に連れてきてしまいます。
「家族はつらいよ」ネタバレあらすじ:転
家族全体は大ドタバタに陥りますが、その後なぜか憲子も同席して緊急家族会議が開かれました。周造のだらしなさや亭主関白ぶりに嫌気が差したという富子は離婚の意思を撤回しようとしません。会議の最中、周造が泰蔵に「お前は女に養ってもらっているくせに」と発言してしまい、激怒した泰蔵は密かに探偵に撮らせたという写真を提示します。そこには、周造がつい偶然に料理屋の女将の手を握っている様子がありました。周造はショックのあまりその場に倒れてしまい、病院に搬送されてしまいます。
「家族はつらいよ」結末
周造は病床で色んな事を考え、自分なりの結論を出します。程なく退院した周造は富子話を切り出したくてもなかなかタイミングが掴めません。そんなある日、周造は犬の散歩を終えて部屋でくつろいでいると富子が帰ってきました。意を決した周造は離婚届にサインをすると、富子に「今までずっと一緒に入られて楽しかったよ、ありがとうな」と感謝の言葉を述べます。すると富子は「その言葉が聞ければ十分」と離婚届を破り捨てました。庄太は憲子と同居するために家を出て、成子と泰蔵は無事和解します。そして周造も服や靴下の脱ぎっぱなしをやめ、きちんと向きを整えて洗濯に出すようになりました。
以上、映画「家族はつらいよ」のあらすじと結末でした。
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