映画「キッズ・リターン 再会の時」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キッズ・リターン 再会の時の紹介：2013年日本映画。北野武監督の『Kids Return キッズ・リターン』の続編で10年後のマサルとシンジを描いた作品です。シンジはボクシングの道に進むも挫折し、マサルは刑務所から出所したばかりで上手く行きません。そんな中、再会しそれをきっかけに二人は昔の情熱を取り戻し再チャレンジしていきます。
監督：清水浩 出演：平岡祐太（シンジ）、三浦貴大（マサル）、倉科カナ（マナミ）、中尾明慶（ユウジ）、市川しんぺー（松本）、小倉久寛（小林）、池内博之（崎山）、杉本哲太（室沢）、ベンガル（沢田会長）、ほか
この解説記事には映画「キッズ・リターン 再会の時」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
高校時代ツルんでいたシンジ（平岡祐太）とマサル（三浦貴大）は、高校を卒業するとシンジはボクシング、マサルはヤクザの世界へ飛び込みました。それから10年が過ぎ、シンジはボクシングに情熱を向けていたにも関わらず、それが報われず、かませ犬としてばかり使われ、現実の壁を知り、ジムを辞めて何となく警備のアルバイトをするようになっていました。マサルは刑務所を出所し元々のヤクザの親分だった室沢（杉本哲太）の元へ顔を出します。室沢は今ではヤクザ稼業より親から引き継いだマンションのオーナーとしての仕事がメインになっていたため、マサルはそのシマをもう一度立て直そうと奔走します。
シンジは交通誘導のバイトをしており、先輩のギャンブル好きな警備員の松本（市川しんぺー）と仲良くしていました。そんなある日、その先輩の警備員松本がチンピラにからまれます。そこへマサルが偶然通りかかってそのチンピラを殴り倒し、二人は再会を果たします。その後、シンジが付き合っている女性マナミ（倉科カナ）がやっている料理屋で現在の状況を話す内にシンジがボクシングを辞めたことを聞き、マサルはもう一度挑戦してみたらどうかと励まします。
そんなマサルの励ましを胸に、シンジは再びジムに行き「もう一度やらせてほしい」と強い気持ちでボクシングに打ち込むようになります。一方のマサルも、元のヤクザの親分だった室沢のシマを、経済ヤクザとして成功した弟分の崎山（池内博之）から取り戻そうとします。しかし今ではヤクザをやっていない室沢に崎山からマサル達の活動をやめるよう苦情がきてしまい、室沢はこのままだとマサルがまた警察に行くことになるかもしれないとマサルに九州行きを打診します。最終的に色々な根回しが間に合わず、しびれを切らした崎山により警察に手を回され、室沢自身が逮捕されてしまいます。
これが原因でマサルは崎山を襲うことを決意しますが返り討ちにあった上に警察に逮捕されそうになり、刑事を刺してしまいます。一方のシンジは網膜剥離を発症した状態でも諦めずに日本選手権に臨みます。マサルは刑事を刺してしまっため逃げながらも応援するためシンジの試合会場へと向かいます。シンジはマサルが応援していることに気づき、劣勢を挽回しK.O勝ちをします。しかし、シンジがトロフィーを掲げた先にマサルはいませんでした。マサルは罪を償うため警察に連行されてしまったのです。
この映画の感想を投稿する