くちびるに歌をの紹介:2014年日本映画。アンジェラ・アキの名曲「手紙~拝啓十五の君へ」を題材にしたテレビドキュメントをから小説を書いた中田永一の作品を映像化したものです。心に傷を負った元ピアニストの教師が、産休に入った教師の代わりの臨時職員として、生まれ故郷の中学校の合唱部の顧問として派遣され、そこで巻き起こる人との触れ合いや心の変遷を描いています。最初は心を開こうとせず、ピアノも弾こうとしない女教師に周囲も生徒も戸惑います。しかし合唱部の生徒達と触れ合っていくうちに彼女はだんだんと心を開いていきます。合唱部の生徒はそれぞれに複雑な事情を抱えている生徒が何人かいて、その難しい中学生の役どころを若い俳優さん達がとても上手く演じています。最後の合唱シーンは涙なしには見られません。
監督: 三木孝浩 出演者:新垣結衣(柏木ユリ)、木村文乃(松山ハルコ)、桐谷健太(塚本哲男)、眞島秀和(仲村祐樹)、石田ひかり(仲村静流)、木村多江(桑原照子)、角替和枝(仲村キヨ)ほか