ライアーゲーム 再生の紹介:2012年日本映画。甲斐谷忍の人気漫画『ライアーゲーム』の実写映画。第二弾となるこの映画では、第一弾のキャストが松田翔太を除いて変わりました。新ヒロインは映画のオリジナルキャラクターです。大学の教授として暮らす秋山は、篠宮優と共にライアーゲームに参加します。ライアーゲームを通して成長するストーリー。プレーヤー同士が巡らせる策略にラストまで目が離せません。
監督:松山博昭 出演者:松田翔太(秋山深一)、多部未華子(篠宮優)、芦田愛菜(アリス)、江角マキコ(主宰者・Ω)、高橋ジョージ(猿川ケンジ)、濱田マリ(坂巻マイ)、要潤(赤城コウタ)ほか
映画「ライアーゲーム 再生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ライアーゲーム 再生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ライアーゲーム 再生」解説
この解説記事には映画「ライアーゲーム 再生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライアーゲーム 再生のネタバレあらすじ:起
大学を卒業し、これから新しい道を踏み出そうとする篠宮優(多部未華子)の元に、ライアー事務局から1億円の札束と招待状が送られてきます。送られてきた招待状を開封したため、参加者扱いとなり返却することはできません。離脱するためには2億円を支払う必要があります。
優の脳裏によぎったのはライアーゲームの元参加者であり優勝者の秋山深一(松田翔太)の存在。相談に行くと、放っておけば良いとのアドバイスでしたが、優は信じ切ることができませんでした。参加するしかないと、平常心を失った優はライアーゲームの開催場所である廃墟に向かいます。
一方、秋山の元へ福永ユウジ(鈴木浩介)が招待状を携えてやって来ました。今回のライアーゲームは秋山への復讐であり、秋山の助けがない優は負けると伝えて去って行きます。
優は自分の名前がついたメダル20枚と腕時計を受け取りました。ディーラーのアルサブがゲーム開催宣言を行い、優勝賞金20億円のゲームが始まります。ゲーム終了後は買っても負けても2億円を事務局に支払わなければなりません。
ゲームの内容は参加者20人によるイス取りゲーム。イスは廃墟内のどこかに隠されています。15脚のイスを奪い合うため1回目で5人が脱落します。イス取りゲームには細かいルールがあり、ただイスに座れば良いというものではありません。
優は1回目のイス取りゲームでは、見つけたイスを横取りされ、1回目で脱落するところでした。参加者である坂巻マイ(濱田マリ)にイスを1脚譲ってもらい、無事に切り抜けることができました。
ライアーゲーム 再生のネタバレあらすじ:承
プレーヤーの手元にある20枚のメダルは、1枚で1億円の現金と交換できます。ゲーム終了時にお金になりますが、メダルの価値はそれだけではありません。メダルを使えば仲間を集めることができ、ゲームで勝つための武器として活用できることをマイが優に教えます。
最初のイス取りゲームでは、5人どころか8人もの脱落者が出ました。彼らの中にエミ(小池栄子)という女性がいましたが、優は自分が助かりたいがために見捨てたことを悔いていました。エミに自分のメダルを1枚渡し、互いに協力し合うようになります。
2回目のゲームが始まる前に親決め投票と、イスを一つ消す作業が行われます。1番投票された親がどのイスを消すか決めることができ、イスの番号を言うことで一つ減ります。そのためプレーヤーが座れるイスが、ゲームが進むごとに減っていきます。
このゲームで重要なことは投票で親を獲得すること。親となれば好きなイスの番号を選ぶことができ、自分たちが確保しているイスの番号を守れるからです。より多くの仲間を集めることで親に決まる確率を上げます。
優はこのゲームで仲間をつくることができましたが、他にも2つの大きな国ができていることに気がつきました。桐生国(桐生ノブテル、猿川ケンジ、犬塚エイコ)と、張本国(張本タカシ、木村ケイ、三家本ミカ、阿部ユキコ)、優の所属する秋山国(優、エミ、ノリヒコ、ケイ、安川)の3チームが知力を尽くして争います。
ライアーゲーム 再生のネタバレあらすじ:転
ガヤとはイスに座れなかった人たちのことです。脱落者をガヤと呼びますが、彼らの投票を使えば親決めの投票で有利になります。例えゲームから脱落しても、勝者に協力することでお金を得る手段があることが明るみになります。
投票が進むにつれて桐生国と張本国が組んでいることに気がつきました。優はメダルを使って、秋山が親となれるようガヤに動きかけますが失敗します。秋山に反感を持って裏切った安川は脱落。安川を仲間に誘ったのは秋山の指示でしたが、安川が裏切るのを計算した上での勧誘でした。
優たちが投票所に行くのをやめると、秋山国がいないことで張本国と桐生国の争いが表面化しました。その隙に、誰も確保していないイスを秋山が探し出し手に入れます。勝ち残るための買収を続ける内に、張本と桐生はガヤ同士が繋がっていると気づきます。
ガヤを操作しゲームがうまく進まないようにしていたのは秋山でした。状況が変わったのを見た秋山は投票に復帰しますが、優の裏切りに遭います。騙し合いのゲームなのだから、先に自分が秋山を裏切ろうと考えました。
優は秋山を裏切った自分の行為が、エミを通じて行った張本の策略だと知って愕然とします。
ライアーゲーム 再生の結末
優は孤立したものの秋川と話をすることで、自分の言動を振り返り秋山の元へ戻ります。優は過ちを認めた上で、みんなが損をしない方法でゲームを終えようと語りかけます。自分のメダルを渡すことで、自分の勝利を助けてほしいと頼みました。
秋山は自分のメダルをわざと手放し、自分が勝つ見込みがないことを、ガヤを含めた他のプレーヤー全員に悟らせます。秋山の突拍子もない行動に動揺したガヤは優のメダルを次々に受け取りました。優は桐生を殴りガヤとなり、秋山もわざとイスに座らず脱落します。
桐生国と張本国は、あらゆる手を尽くして勝利の座を勝ち取ろうとしますが、ガヤへの買収工作が功を奏さず、張本は暴走し始めます。桐生の仲間に裏切り者がいるという秋山の発言を受けて、裏切り者を探そうと躍起になりました。
暴走した張本から仲間が離れてしまい、優の説得に張本が応じます。勝ち残った猿川の手元には、自分の名前がついたメダルが1枚もありませんでした。そのため猿川自身が、事務局からお金を受け取ることはできません。
エイコは桐生国を裏切りましたが、みんなが損をせずにゲームを終えるため秋山に言われた通りに行動していました。ゲーム参加者が損をしないようメダルを配り、誰も損をすることなく笑顔でライアーゲームは終了しました。
以上、映画「ライアーゲーム 再生」のあらすじと結末でした。
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