映画「ライアーライアー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ライアー ライアーの紹介：1997年アメリカ映画。凄腕弁護士フレッチャー・リードは出世の為なら上司にでも顧客にでも平気で大ウソをつく人物だった。さんざん約束を破り愛想を尽かした別居中の妻オードリーは息子マックスの誕生日パーティーは必ず出席するように釘を刺す。しかし案の定フレッチャーは約束を破る。マックスは誕生日パーティーに父が姿を見せなかったことにショックを受け、ある願い事をする。「一日でいいからパパが嘘をつかなくなりますように…。」大事な裁判を前にフレッチャーは嘘つき弁護士から一転、正直者になってしまう！
監督：トム・シャドヤック 出演：ジム・キャリー（フレッチャー・リード）、モーラ・ティアニー（オードリー・リード）、ジャスティン・クーパー（マックス・リード）、ジェニファー・ティリー（サマンサ・コール）、ケイリー・エルウィズ（ジェリー）、ほか
この解説記事には映画「ライアーライアー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フレッチャー・リードは得意の「嘘」で勝訴を勝ち取る凄腕弁護士でした。彼には離婚した元妻オードリーと4歳の息子マックスがいました。オードリーは既にジェリーという誠実な彼氏がおり、マックスとも良い関係を築いていました。フレッチャーは誕生日の前日にマックスと一緒にプロレスに行くと約束しましたが、急な仕事の依頼でフレッチャーはマックスと過ごせなくなります。ジェリーはオードリーに転勤の話を持ちかけ、マックスと一緒に来てほしいと頼みます。
一方フレッチャーは誕生日パーティーには必ず顔を出すようにオードリーから釘を刺されますが、彼は上司に誘われて一夜を共にします。マックスは誕生日パーティーに父が来ないことを悟り、ある事を願います。「一日で良いからパパが嘘をつかなくなりますように…。」そう思いながらマックスは誕生日ケーキのろうそくを吹き消しました。するとその瞬間からフレッチャーは嘘がつけなくなってしまいました。一緒に寝た上司には「イマイチだった」と漏らし、浮浪者の男性には「俺は金を持っているが、あんたにはやらない！」などと正直に言ってしまうのです。
家庭裁判所で行われる離婚裁判に同席したフレッチャーですが、これでは彼お得意の嘘を一言も発することができません。何とか審理を午後まで延ばして貰い、原因と対処法を探ります。分かったのはマックスが誕生日に自分に魔法を掛けたと言うこと。すぐさま彼は幼稚園に向かいます。マックスを教室から連れ出し、誕生日ケーキとろうそくを用意。自分に掛けた正直者になる魔法を解いて貰おうとしたのです。マックスは渋々ろうそくの火を吹き消しますが、魔法は解けません。それどころかマックスとオードリーがジェリーと一緒にボストンへ引っ越すことに決めたと聞いてショックを受けます。
引き延ばして貰った審理が再開されました。フレッチャーの依頼人はサマンサという派手な女性で、夫がいるにも関わらず不倫、その後離婚申し立てを受けましたが夫に対して半額の財産分与を求めていました。フレッチャーは何とかごまかして審理を延長できないかと画策しましたが、自分で自分にケガを負わせて傷ついただけ。裁判長の「ケガしたようだが審理を延長せずに続行できるか」との問いにできると答えてしまったのです。フレッチャーは完全に不利な立場でしたが、依頼人の婚姻関係がそもそも無効だということがわかり、勝訴を勝ち取りました。フレッチャーはボストン行きの飛行機が離陸する空港に向かいます。今度こそマックスとの約束を守るときです。航空機のメンテナンス用の車両で既に離陸準備に入っていた飛行機に接近。パイロットがそれに気づき、機体を停止させましたが、フレッチャーの車両がバリケードに衝突、彼は乗客の荷物に突っ込みました。担架に乗せられたフレッチャーはマックスに本心を伝え、和解。2人はボストン行きをやめました。そして1年後のマックスの誕生日、今度はフレッチャーとオードリーの「仲直りしたい」という2人の願いが叶うのでした。
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