映画「恋する・ヴァンパイア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恋する・ヴァンパイアの紹介：2015年日本映画。バンパイアの娘として生まれたキイラが、子供時代にあった初恋の少年を、7年後ベーカリーショップで働きながら探すと言う、バンパイアと人間の恋を描いた、ファンタジーラブストーリーです。台湾、韓国の女優、俳優も出演する国際色豊かな作品です。
監督：鈴木舞 出演者：桐谷美玲（キイラ）、戸塚祥太≪A.B.C-Z≫（哲）、三戸なつめ（ナツ）、モン・ガンルー（みき）、チェ・ジニョク（マイク）、イーキン・チェン（デレック）、田辺誠一（力彦）、大塚寧々（まりあ）、柄本明（宗二郎）ほか
この解説記事には映画「恋する・ヴァンパイア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バンパイアの両親から生まれたキイラは初めて屋敷の敷地から外に出ました。森の中で一人の少年に出会いました。少年とキイラは仲良くなり、少年の隠れ基地に案内されました。入って来ないキイラに『どうして？』と聞くと、キイラは『どうぞと言ってもらえないと入れない』と言いました。少年は哲という名でした。哲は歌手を目指していました。キイラの前で歌を唄いました。お互いの初恋でした。しかしキイラが哲の首筋を見た瞬間バンパイアの本能が現れ、パープルアイに目が変わり、コウモリが飛んで来ました。キイラはその場から逃げ出し家に帰っていると、祖父の宗二郎が待っていて、両親が襲われていると言いって、宗二郎と一緒に逃げました。
7年後両親を殺されたキイラは祖父と一緒に、母の妹夫婦と暮らしていました。宗二郎が始めたバンパンヤというベーカリーショップでパン作りに励んでいました。母の妹『まりあ』の夫は元人間で、まりあと結婚するためにまりあに血を吸われバンパイアになっていました。そして歳をとらないバンパイアでしたが、人間と共存の為に宗二郎が『アンチ・アンチエイジング』という薬を発明し、家族が飲んでいました。キイラは初恋の哲を探すために、音楽界に詳しいナツに相談していましたが見つかりませんでした。そンな時一人の女の子が飛び降り自殺しようとしていました。彼女は台湾人のみきという名で、ケンという恋人にフラれてヤケになっていました。そしてみきはバンパンヤでアルバイトで働くことになりました。この町のパン屋組合が、パンの歌を公募することになりました。一般から応募してもらいオーディションで決めようと言うものでした。キイラは哲が来るんじゃないかとかすかな期待をしていました。
バンパンヤに眼鏡をかけたダサいセールスがやって来ました。彼の匂いを嗅いだ瞬間キイラは哲だと分かり、バストアップの薬を買う代わりに、オーディションに出てくれと頼みました。オーディション当日、現れない哲にキイラはイラついていました。最後の人が歌い終わった後、観衆の中に哲を見つけたキイラは無理やり出場させました。唄えない哲にナツが助け船を出し、唄い切りました。結果、哲の歌が採用されました。やがて哲もキイラの事を思い出し、二人は恋に落ちました。しかし随所にバンパイアの本性が出るキイラを見て、哲は自分の調べたバンパイアのファイルブックを確認するとキイラがバンパイアであると確信しました。そして哲はキイラの元を離れました。そのころマイクというイケメンがみきに接近してきてみきは惚れてしまいました。しかしマイクの狙いはキイラでした。バンパイアのデレックの嫁にキイラをするためでした。
キイラはマイクに捕らわれ、デレックの元に連れて行かれました。哲はキイラの事が忘れられずキイラを助けに行きました。みきはマイクに噛まれバンパイアになりました。キイラは哲の事を忘れるためにデレックの妻になると言いますが、助けに来た哲を見て、気が変わり、銀のナイフでデレックを刺しました。その後キイラと哲は結ばれました。しかし、ベッドで眠る哲の記憶をキイラは消してしまいました。バンパイヤでは結婚式が行われていました。みきとマイクの結婚でした。キイラは一人で生きていくことを決めていました。その時ラジオから哲のコンサートが流れていました。何も知らないキイラにまりあらが、早くこのパンをコンサート会場に届けてくれと頼みました。コンサート会場では哲が、毎晩夢に出て来る女性の事の為に作った歌を唄い始めました。記憶を消したはずなのに、哲の中にはかすかな記憶が残っていました。唄っている途中で哲はキイラを見つけました。そしてキイラに『君は本当に居たんだね』と言いました。キイラと哲は一生離れない事を誓いました。
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