免許がない！の紹介：1994年日本映画。運転免許を持っていないことが悩みの種だった人気俳優が、免許を取るために合宿免許コースに参加、悪戦苦闘しながらも周りのサポートを受けて教習に挑む姿をコミカルに描いた作品です。
監督：明石知幸 出演者：舘ひろし（南条弘／南すすむ）、墨田ユキ（宇貝京子）、西岡徳馬（照屋権三）、五十嵐淳子（夕顔ルリ子）、秋野太作（永池進）ほか
映画「免許がない！」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「免許がない！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「免許がない！」解説
この解説記事には映画「免許がない！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
免許がない！のネタバレあらすじ：起
俳優の南条弘（舘ひろし）は二枚目で演技にも定評があることから高い人気を誇っていますが、ただひとつだけ大きな悩みを抱えていました。それは運転免許証を持っていないということでした。テレビや映画ではカッコよく高級車を乗りこなしていますが、実際の撮影現場では南条は運転するフリをして、車はレッカー車に牽引されているというパターンでした。ある日、映画のロケ現場で共演女優の夕顔ルリ子（五十嵐淳子）を車に乗せることになってしまい、車をろくに扱えずエンストさせてしまい、南条が免許を持っていないとしった夕顔は彼をバカにしてしまいます。赤っ恥をかいてしまった南条はマネジャーの大政（江守徹）に免許を取らせてほしいと頼み込み、大政は仕方なく映画会社社長の岡山（中条静夫）に相談して、3週間の期限付きを条件に教習に通わせることになります。
免許がない！のネタバレあらすじ：承
合宿免許コースに入学することになった南条は、正体を隠して冴えない中年を演じ、本名の「南すすむ」名義で入学しますが、若者だらけの教習生の中で一人だけ浮いた存在になってしまいます。教習所の教官は、見た目はセクシーだがどぎつい女教官の宇貝京子（墨田ユキ）、曰くつきの鬼教官・暴田豪（片岡鶴太郎）、堅物の照屋権三（西岡徳馬）など曲者揃いで、南条は教習に悪戦苦闘、さらに3週間の期限が足枷となってしまいろくに集中もできず、宿泊先の古い下宿では若者たちからぞんざいな扱いを受け、遂に我慢の限界を超えた南条は自分の正体を明かしてしまいます。
免許がない！のネタバレあらすじ：転
スター俳優が教習しているとあって、教習所は大騒ぎになってしまいます。この騒ぎを利用して、南条を早く卒業させて映画撮影に復帰させたい大政は教習所所長の永池（秋野太作）に賄賂を贈ります失敗、その後の裏工作もことごとく失敗します。一方、南条は映画の撮影スタッフの協力を得て夜遅くまで猛練習に励み、次第に運転技術も向上していきます。そして迎えた修了検定の日でしたが、南条は緊張のあまり今まで培ってきた運転ができずにミスを連発し、検定は不合格となってしまいます。すっかりやる気をなくしてしまった南条でしたが、映画スタッフの強い説得を受けて今までのわがまま放題を反省、再びチャレンジすると誓います。
免許がない！の結末
南条は猛練習と映画スタッフの全面協力の甲斐あって、二度目の修了検定はようやくクリアして仮免許を取得します。その後も絶え間ない努力を重ねていった南条は運転の腕を上げていき、遂に卒業検定の日を迎えました。映画スタッフは総出で全面サポート、検定コースの途中にある商店街の人通りをシャットアウト、南条が意識しないように自動車の広告看板は取り外され、信号機にまで細工が施されて絶妙のタイミングで信号が青に変わりました。こうして最大の難関を突破した南条はこの勢いで筆記試験もクリア、遂に念願の運転免許証を手にして思わずガッツポーズを上げました。南条は運転免許証を手に、何とか映画の撮影に復帰することができました。
この映画の感想を投稿する