ミュージアム 序章の紹介:2016年日本作品。2016年公開映画『ミュージアム』のスピンオフとしてWOWOWで放映されたサイコスリラードラマです。正体不明の凶悪犯“カエル男”と、事件に巻き込まれていくジャーナリストの顛末を描いています。
監督:白石晃士 出演者:三浦誠己(九堂仁)、川島鈴遥(九堂伊織)、森田想(佐土原美保)、河屋秀俊(美保の父)、細川佳央(カエル男)ほか
映画「ミュージアム 序章」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミュージアム 序章」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミュージアム 序章の予告編 動画
映画「ミュージアム 序章」解説
この解説記事には映画「ミュージアム 序章」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミュージアム 序章のネタバレあらすじ:起
ジャーナリストの九堂仁(三浦誠己)は2013年5月に東京で起こった“幼女樹脂詰め殺人事件”の真相を追っていました。容疑者は裁判員裁判の結果死刑判決を受けて自殺していました。九堂は証拠が容疑者の自白しかなかったことから冤罪の可能性を指摘、事件を担当した松田警部補(中野英樹)に直撃取材を敢行しますが、逆に“ヤラセの九堂”と言われ罵られてしまいます。そんな時、九堂の元にカエルのマスクを被った謎の男(細川佳央)が現れ、「事件の秘密を教えるから自宅に戻れ」という内容のメモを渡して姿を消しました。九堂が自宅に戻ると部屋は荒らされており、高校生の娘・伊織(川島鈴遥)は姿を消していました。九堂は学習机の上に置かれたスマートフォンを手にすると、そこには伊織がどこかの部屋で拉致されており、そこには先程出くわしたカエル男がいました。
ミュージアム 序章のネタバレあらすじ:承
自らの犯罪行為を“作品”と呼んで楽しむカエル男は伊織に暴行を加えながら、自分の言うことを聞くよう強要、さもなくば娘を殺すと脅迫してきました。九堂の行動は全て隠しカメラで監視されており、九堂はスマートフォンでこれから起こる一部始終の撮影を強要され、車を運転させて出発させました。カエル男は手始めに行きずりの女子高生・佐土原美保(森田想)を誘拐するよう命じ、山中の廃屋へ連行させました。美保は隙を突いて逃げ出し、通りがかった車に助けを求めますが、乗っていたのはチンピラ二人組(宇野祥平、奥野瑛太)であり、美保をレイプしようとしました。カエル男は九堂に「目撃者は殺せ」と命じ、九堂はチンピラ二人を傍にあった作業用ライトで撲殺しました。
ミュージアム 序章のネタバレあらすじ:転
九堂はカエル男に命じられるままに美保を廃屋の部屋に連れて行くと、そこには“親子愛の刑”という貼り紙がありました。カエル男は九堂に対し美保を殴るよう指示、九堂がためらうとスマートフォンを通じて身体中に電極を付けられた伊織の姿を見せて脅しました。電流を流され苦しむ娘の姿を見た九堂は遂に美保の頬を殴り、美保の顔はみるみるうちに腫れ上がっていきました。そこへ、九堂同様にカエル男に呼び出された美保の父(河屋秀俊)が金属バットを持ってやってきました。カエル男はマイク越しに「九堂!いつも君が扱ってる事件よりずっと面白いだろう?どうだ?自分が撮られる側になった気分は」と煽り、美保親子を殺せば伊織を返してやると持ち掛け、一方で美保の父に九堂を殺さなければ娘が殺されると二人の対決を煽りました。
ミュージアム 序章の結末
九堂と美保の父は互いの状況を察しながらも決闘を繰り広げ、最後は九堂が勝利を収めました。九堂はカエル男に「最高の作品を見せてやる」と叫ぶと手にしたノミで美保を刺殺、泣きすがる美保の父を金属バットで殴り殺しました。そして九堂はスマートフォン越しに伊織に「本当にごめん。愛してるよ。お前はちゃんと生きるんだぞ」とメッセージを送ると自らの首をノミで突き刺して自決しました。カエル男は伊織を九堂の元へ連れて行き、「いいサンプルになった。本番が楽しみだな」と呟きながら廃屋を出、降りしきる雨の中へ進みだしました。カエル男がスイッチを押した瞬間、廃屋は爆破炎上しました。
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