オー!ファーザーの紹介:2013年日本映画。伊坂幸太郎の同名小説を映画化したサスペンス・コメディです。四股をかけていた母のせいで“4人の父親”と奇妙な同居生活を送る主人公の高校生が事件に巻き込まれ、年齢も性格もてんでバラバラな4人の父親が主人公を救うために一致団結して奮闘します。
監督:藤井道人 出演者:岡田将生(由紀夫)、佐野史郎(悟)、河原雅彦(鷹)、宮川大輔(勲)、村上淳(葵)、忽那汐里(多恵子)ほか
映画「オー!ファーザー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オー!ファーザー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オー!ファーザーの予告編 動画
映画「オー!ファーザー」解説
この解説記事には映画「オー!ファーザー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オー!ファーザーのネタバレあらすじ:起
ごく普通の高校生・由紀夫(岡田将生)は、自分が産まれた頃に母が四股もかけていたせいで、年齢も性格もバラバラな4人の“父”、大学教授の悟(佐野史郎)、大のギャンブル好きな鷹(河原雅彦)、体育教師の勲(宮川大輔)、元ホストで料理が得意な葵(村上淳)と奇妙な同居生活を送っています。ある日、母は出張で家を空けることになり、由紀夫はその間自由気ままな4人の父と留守を預かることになりました。由紀夫の“自称彼女”を気取るクラスメイトの多恵子(忽那汐里)は4人の父の存在を知っており、なんだかんだと楽しく過ごしていました。そんな多恵子は数日前から不登校になっている同じクラスの小宮山(奥村知史)を心配して自宅マンションを訪れるも結局会えずじまいでした。
オー!ファーザーのネタバレあらすじ:承
街が赤羽将雄と現職知事の白石肇の一騎打ちによる通称“紅白知事選”に二分されるなか、街を牛耳る男・富田林(柄本明)が新しくオープンしたゲームセンターを新しくオープンし、由紀夫は葵と共に遊びに行きました。そこで葵はホストクラブ時代の常連だった梅子(橋本マナミ)が弁護士風の謎の男と共に富田林に挨拶しているところを目撃、由紀夫は客の会話から富田林が振り込め詐欺に引っかかったことを知ります。そして由紀夫は、ニット帽の男が弁護士風の男のカバンをすり替えているところを目撃、すぐさま男の後を追いましたが、途中で由紀夫はまたしても不良とトラブルを起こして追われている親友・ますじ(賀来賢人)と出くわした隙に逃げられてしまいました。
オー!ファーザーのネタバレあらすじ:転
由紀夫は不登校の続く小宮山のことを鷹に相談すると「俺はお前のこと全部知ってるぞ」とはったりをかませば出てくるかもしれないとアドバイスされ、早速小宮山のマンションのインターホン越しに実行してみましたが何の反応もありませんでした。その日を境に、由紀夫の周りには何やら不可解なことが起こるようになっていきました。由紀夫の家が謎の車に監視されていたり、部屋に何者かが侵入して荒らしまくったり…。そんなある日、ますじは不良集団とのトラブルを終わらせる条件としてある小包を受け渡す仕事を依頼されましたがすっぽかしてしまい、その小包の依頼主が富田林であることから由紀夫の家に匿ってもらうことになりました。その後、案の定富田林がますじを探して由紀夫の家を訪れ、鷹は振り込め詐欺の犯人を見つけたらますじを許して欲しいと提案して富田林に帰ってもらいました。そんな時、テレビのニュースを見ていた由紀夫一家は、知事選の赤羽陣営の中に弁護士風の男がいるのを発見、その直後にその男からカバンを盗んだニット帽の男と梅子が死体となって発見されました。
オー!ファーザーの結末
多恵子から小宮山が怪しいバイトに関わっているという噂を聞きつけた由紀夫は、小宮山が振り込め詐欺に関与しているのではないかとの疑いを持ち、自宅マンションを訪れたところ監禁されていた小宮山とその母(古村比呂)を発見しましたが、由紀夫も部屋に潜んでいた男女3人組に拉致されてしまいました。リーダー格の背の高い男(長江英和)こそがニット帽の男にカバンを盗ませた張本人で、由紀夫がインターホンでハッタリをかましたことからその動向を監視していたのです。犯人グループに電話させられた由紀夫の様子がおかしいことに気付いた4人の父は由紀夫のピンチに気付き、多恵子と共に行動を起こしました。クイズ番組『クイズ・マスター』に出場した悟は手旗信号で「ブキノウム、テキノカズ」と暗号を送り、多恵子は電話で「誕生会でプレゼントをもらう気があるか、パーティーに何人招待したか」と問いました。悟はテレビを通じて「明日迎えに行く」と予告、その翌日に4人の父は小宮山のマンションに押し入り、犯人グループは逮捕され由紀夫も無事救出されました。
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