映画「オリエント急行殺人事件（2015年）」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オリエント急行殺人事件の紹介：2015年日本。豪華寝台車オリエント急行の中である日殺人事件が起き、たまたまそこに居合わせた探偵が、事件の真相を解いていきます。その時代の衣装や髪型も見物です。アガサ・クリスティ原作小説の日本版リメイクTVドラマです。
脚本：三谷幸喜 原作：アガサ・クリスティ 出演： 野村萬斎（勝呂武尊（すぐろたける））、松嶋菜々子（馬場舞子）、二宮和也（幕内平太）、杏（安藤伯爵夫人）、玉木宏（安藤伯爵）、沢村一樹（能登陸軍大佐）、吉瀬美智子（剛力曽根子）、石丸幹二（剛力大佐）、池松壮亮（羽佐間）、黒木華（小百合）、八木亜希子（呉田）、青木さやか（昼出川）、藤本隆宏（保土田）、富司純子（羽鳥夫人）、高橋克実（莫）、笹野高史（須田）、小林隆（益田）、草笛光子（轟侯爵夫人）、西田敏行（三木武一）、佐藤浩市（藤堂）、ほか
この解説記事には映画「オリエント急行殺人事件（2015年）」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
東京と下関を結ぶ、初の豪華寝台列車「オリエント急行」がデビュー。仕事に来ていた勝呂武尊(野村萬斎)という探偵が東京にもどるため乗車、その夜に殺人事件がおきます。
殺されたのは笠原健三・通称かさけん（佐藤浩市）。剛力家の娘誘拐事件の犯人とされたが証拠不十分で勝訴した人物です。
勝呂武尊は殺人事件が起きた車両に乗っていた乗客をそれぞれ食堂車に呼び、事情聴取していきます。
亡くなった笠原健三の手元には燃やした紙が残っていました。それをあぶり、一瞬見える文字を見てみたところ、剛力と言う字があぶり出されたのです。
勝呂武尊は剛力家との繋がりをもつ者がいないか調べていきました。剛力家を知っていると自供した人物が1人現れました。しかしかなりのご高齢の女性、遺体には12箇所もナイフで刺した跡があります。見たところ70代ほどの女性が、どうやって自分より強い人間を殺し、あんなに刺せるのでしょうか。
ここからは感の強い天才探偵・勝呂武尊の腕の見せ場です。実際、その車両の乗客全員が、そして車掌も、すべて剛力家と関係の深い人たちでした。
誘拐された娘のおばあちゃん、誘拐された娘のおば、おじ、剛力家のお抱え運転手、小間使いの父親、小間使いの恋人、家庭教師の先生、そしてその恋人、すべて誘拐事件の悲劇を忘れていませんでした。
どうしても犯人に復讐したい、それでも他人を巻き込むことなく、というのが条件でした。例えば犯人の乗った車に仕掛けをしてぶつからせる方法もありますが、それではたまたま歩いている人など被害者が出てしまいます。それで、彼が一人になる瞬間を見計らい、綿密に計画を立てたのです。
富豪になっていた笠原健三は、博多に麻薬工場を持ち、そこを訪れる帰りに寝台列車に乗るという事で、彼が一人になるかっこうの機会となりました。
乗客たち皆が他人のフリして列車に乗り込み、計画を実行に移そうとします。途中の駅で乗ってきた架空の男が彼を殺し、次の駅で降りて行ったとのシナリオを立て、完全犯罪で終わるはずでした。
天才探偵・勝呂武尊がオリエント急行に乗っていなければ…。
以上、オリエント急行殺人事件のあらすじと結末でした。
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