劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスの紹介:2014年日本映画。虚淵玄がストーリー構成を務め、その圧倒的な世界観で人気を博したアニメーション『PSYCHO-PASS』が劇場化。アニメのその後を描いたストーリーとなっており、常守と狡噛が再び肩を並べることになる名作。
総監督:本広克行 監督:塩谷直義 声優:花澤香菜(常守朱)、関智一(狡噛慎也)、野島健児(宜野座伸元)、伊藤静(六合塚弥生)、沢城みゆき(唐之杜志恩)、佐倉綾音(霜月美佳)、櫻井孝宏(雛河翔/槙島聖護)、神谷浩史(ニコラス・ウォン)、ほか
映画「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスの予告編 動画
映画「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」解説
この解説記事には映画「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスのネタバレあらすじ:起
槙島との激しい抗争も終わり、狡噛が公安を去った後も、常守はまだ監視官として活躍していました。彼女の元には、新たに霜月という部下がつきます。しかし、霜月は常守の言うことは全く聞かず、常守を日々困らせていました。そんな頃、常守は局長からとある写真を見せられます。そして、そこには姿を消した狡噛慎也が映っていたのでした。常守は狡噛を探すため、自ら現地に乗り込むと宣言します。
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスのネタバレあらすじ:承
そして、常守が派遣された先は東南アジア地域でした。その地はまだ常守達が暮らす場所よりも整備が進められておらず、日々紛争などが起こり混沌の真っただ中にありました。そんな時、常守側の味方が銃撃を受けてしまいます。その正確な射的術を見て、常守はこれが狡噛によるものだと確信を持ちました。そして、急いで彼を追いかけるのでした。狡噛の姿を確認した常守は彼を逮捕しようとしますが、途中邪魔が入ってしまいます。狡噛が反乱軍に加担し政府に攻撃をしかける理由を知りたかった常守は、彼の後をついていきます。
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスのネタバレあらすじ:転
そんな彼女の行動を重く見た彼女の世話役、ニコラスは彼女を日本に強制送還させようとします。なんとかこちらに留まることが許された常守。彼女は、日本にいる仲間に一つ頼みごとをしました。それは、政府軍の人間の犯罪係数が正しく測定されているか調べて欲しいという内容でした。しかし、常守が動き出したところで、彼女はニコラスに捕まってしまいます。一方、同じ頃狡噛もまた捕らえられていました。ニコラスは、事故に見立てて邪魔になった二人を殺そうと考えます。
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスの結末
絶体絶命、そんな時、公安一課の仲間達が助けに入りました。彼らは、常守に頼まれた内容を調査しているうちに、軍の人間のほとんどが犯罪係数を改竄している事実を突き止めたのです。常守は、仲間と共に反逆者達を倒していきます。そして、見事に国に平和を取り戻してみせたのでした。しかし、敵を倒したからといって本当の平和が訪れたわけではありません。今後も、それぞれの思惑が交差する戦争が続いていくであろう描写で、物語は幕を閉じるのでした。
主人公が朱ちゃんから朱様になりました。着任当初の初々しさは微塵も感じられず、完全に頼られる姉御に成長しています。舞台は海外になりますが、吹き替え風な演出にするのではなく、英語圏出身設定のキャラたちに英語でしゃべらせるのは結構なチャレンジだと思いました。声優さん達は大変だったでしょうね…。最初は発音の酷さに集中できませんでしたが慣れれば何とかなります。アクションシーンはさすがの作画でした。また年齢制限があるだけに、アニメ版より臓物が飛び散っていました。狡噛が逮捕されていないこと、シュビラが破壊されるどころか海外進出を果たしていることから、まだまだ続編があることを匂わせて終わりました。