映画「That’sカンニング！史上最大の作戦？」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
That’s カンニング！ 史上最大の作戦？の紹介：1996年日本映画。シグマハウスという学生寮に住む木村たち学生は、学生寮が取り壊される話を聞き、寮生全員が試験でＡを取れば存続させるという交換条件を取りつけ猛勉強に励みますが、勉強のできない寮生たちが考えた行動はカンニングでした・・・という話の学園コメディです。
監督：菅原浩志 出演者：山口達也（木村見次）、安室奈美恵（森下由美）、升毅（右田教授）、由利徹（珍）、荒木定虎（亀井鶴之助）、宝井誠明（中松匠）、葉山力樹（利根川翔）、藤木直人（江崎忍）、山本太郎（力丸一道）、麿赤児（鯰田教授）、松尾貴史（的中助手）、徳井優（小峰助手）、白島靖代（水谷礼子）、中村嘉葎雄（徳田学長）、西沢利明（吉良理事長）ほか
この解説記事には映画「That’sカンニング！史上最大の作戦？」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
日本理科大学では、試験が行われていました。真面目に試験を受ける木村がふと前を見ると、森下由美を始め多くの学生があの手この手を使ってカンニングをしています。教室では教授が巡回していますが、その隙をついて行っているのです。しかし向かいの建物からは右田教授が望遠鏡で監視をしていました。そして亀井のカンニングが見つかり、右田教授に連れて行かれました。廊下には亀井の無期限停学の張り紙が貼られていました。木村らシグマハウスの寮生たちは亀井の処分が重すぎると相談していました。木村が部屋にいると、突然窓から森下が入って来ました。今のアパートでは犬が飼えないので出てきたといい、ここで泊めてくれと言いました。断ろうとした木村でしたが、寮の管理人の珍が承諾し、森下由美子はシグマハウスで生活することになりました。
男だらけの寮に森下が入寮したことで、珍も学生たちも大騒動です。そんな頃シグマハウスを取り壊すと言う計画が大学内で進められていました。推進派は吉良理事長と右田教授で、会議でも推進しますが、学生の生活を守るのも大学の役割だという事で前期試験で寮生全員が全科目Ａをとれば寮を残し、ダメなら取り壊すことになりました。この情報を聞きつけた木村は寮生に勉強を教えることになりました。一方右田は吉良と共謀して、シグマハウスの跡地にホテルを建設計画を進めていました。右田の事を良く思っていない小峰は、右田の論文が鯰田教授のものと似ていることを見つけていました。そして右田が水谷玲子と関係を持っている所も目撃しました。一方森下は、右田を探るため近づきました。そこで鯰田教授の論文引用の証拠も突き止めていました。
木村は寮生に勉強を教えるもしょせん無理でした。森下も大学に入学したのはカンニングだったと話しました。そこで木村は今度の試験はカンニングでやろうと決めました。試験が始まりました。木村らの作戦は成功し全て100点でした。思い通りにいかない右田は森下を利用することを考え、右田の試験の問題用紙を森下にスレッダーにかけさせました。その後寮生たちはスレッダーされた用紙を再生し、問題を復活させ、回答を暗記させました。一方小峰は水谷を呼び、右田に利用されていると忠告しました。いよいよ最後の問題、右田教授の試験が始まりました。答案用紙が配られると白紙でした。そして問題はこれだと黒板に掲示しました。木村らはまんまと騙されたのです。
やるすべのない木村らに、鯰田教授が動きました。望遠鏡で問題を見て、助手の的中が問題を解き、鯰田教授の発明したレーザー光線銃で、教室の壁に答えを照射しました。すらすら解き始めた寮生たちに右田はいら立ちました。右田が振り向けばレーザーを消しての繰り返しで試験は終わりました。カンニングを疑う右田は、森下以外を裸にしますが証拠は出てきませんでした。全員Ａとなったことで木村らは右田教授の部屋に行き、亀井の停学取り消しと、シグマハウスの取り壊し中止を直訴に行きますが、右田は断りました。怒る木村らに対し持論を話す右田でしたがその時、水谷、小峰と学長らが吉良理事長を連れて入って来ました。承諾なしのホテル建設計画がバレたのです。更に水谷と小峰の証言で右田の論文の盗作もバレました。右田はその場に崩れました。シグマハウスの存続と、亀田の停学が取り消され喜んだ木村らでしたが、最後の右田の試験が寮生全員98点だったためカンニングがバレ留年となってしまいました。木村は森下に『ずっと前から好きだった』と告白しました。そして二人はキスをし結ばれました。
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