映画「ブロンズ！私の銅メダル人生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブロンズ！ ～私の銅メダル人生～の紹介：2015年アメリカ映画。オタクの日常を描いた海外ドラマ「ビッグバン・セオリー」のバーナデット役でブレイクしたメリッサ・ラウシュ。彼女が脚本・主演をつとめたハチャメチャ・コメディ。オリンピックの銅メダリストという過去にしがみつき、今でもスター気取りの元体操選手ホープ。口を開けば毒舌に下ネタ、何かと言えばキレまくるという危ない彼女にある日突然、50万ドルという遺産相続の話が舞い込むが…。「オデッセイ」（2015）や「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」（2016）のセバスチャン・スタンが、マッチョな性悪コーチ役で強烈なインパクトを放っている
監督：ブライアン・バックリー 出演者：メリッサ・ラウシュ（ホープ・アナベル・グレゴリー）、セバスチャン・スタン（ランス・タッカー）、ヘイリー・ルー・リチャードソン（マギー・タウンゼント）、トーマス・ミドルディッチ（ベン・ラウフォート）、ゲイリー・コール（スタン・グレゴリー）、セシリー・ストロング（ジャニス・タウンゼント）ほか
この解説記事には映画「ブロンズ！私の銅メダル人生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
2004年のオリンピックで銅メダルを獲得。17才でアメリカの星となった体操選手、ホープ。しかし平均台から落ちて足首を負傷、引退後は地元オハイオに戻って父親と2人暮らしです。町の人々は今でもホープをスター扱いし、ホープもそれを当然と受け止めて傍若無人に振る舞う毎日。仕事に就かず、服装もつねにジャージ。悪友とモールでハッパを吸い、誰かれかまわず毒舌を吐く姿に父親のスタンも手を焼いています。ある日、ホープをオリンピック選手に育て上げた女性コーチのパヴレック、通称“コーチP”が自ら命を絶ったというニュースがとびこんできます。その後、コーチPが生前に書いたと思われる手紙がホープのもとに届きます。それは自分の遺産50万ドルをホープへ残すというものでした。しかしそれには条件があり、コーチPが目をかけていた選手のマギーを、今年のトロント大会に出場させることでした。コーチなんて冗談じゃないと怒るホープですが、スタンはお前ならできると背中を押します。
母親と2人暮らしのマギーは、幼い頃からホープに憧れていたという少女。その無邪気さにほだされたホープは、コーチを引き受けることに決めます。翌日からジムで特訓が始まりました。ジム経営者の息子ベンも、ホープとマギーのためなら協力すると言います。しかしホープはトレーニングするどころか、カロリーたっぷりの食事を与えたり、男の子とデートさせたりとマギーを甘やかします。選手の視察に来たコーディネーターの男は、技術の落ちたマギーを見て失望します。彼は、ホープが選手時代に付き合っていた元体操選手のランス・タッカーでした。ランスは、将来有望なマギーのコーチを自分が引き継ぐと言い出します。しかしマギーはホープを選び、それに感動したホープは「私がトロントへ連れていくわ！」と宣言。翌日から真剣モードのトレーニングを開始します。マギーはみるみる実力をつけていき、ホープもベンとの間に淡い恋愛感情が芽生えます。
トロント大会まで進んだマギー。張り切るホープに思わぬ事実が明かされます。コーチPの遺産の手紙は嘘でした。マギーにやる気を出させるためにスタンが書いたものだったのです。父親の嘘に激怒し傷ついたホープは、バーで話しかけてきたランスの誘いに乗ってしまい、そのまま衝動的に一夜を過ごします。しかし2人の姿をベンが目撃していました。ベンはホープに別れを告げます。しかもランスの真の目的は、有望選手のマギーをホープから奪うことでした。ホープの心はぼろぼろになりますが、マギーの演技は高得点を獲得。見事1位に輝きます。マスコミの注目はホープからマギーへ移り、忘れ去られたホープはオハイオへ戻ります。
マギーはホープの元に戻らず、タッカーをコーチに迎えてロサンゼルスに引っ越すと言います。思わぬマギーの裏切りにホープは意気消沈します。マギーがいなければジムの運営も不可能と考えたベンは、ジムを閉鎖することに決めます。町のモールではマギーのサイン会が行われるはずでした。オハイオに戻らないマギーの代わりに、ホープがマイクを握りステージに立ちます。翌日、ホープはベンにジムを再開するよう頼みます。ホープは新しい体操教室の生徒達を集めていました。驚くベンにホープは謝罪し、あなたのことが大好きよと本心を伝えます。ベンもホープを許すと言います。大勢の子供達のコーチとなったホープ。一方、マギーはランスの子供を妊娠。金メダルは夢と消えたのでした。
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