ドラゴンキョンシーの紹介：1986年香港映画。闇の法術師が蘇らせたキョンシーが、様々な法術で強化され過ぎて手がつけられなくなってしまう。チャン道士たちはこのキョンシーを倒し、無事生き残ることはできるのか・・・
監督：ウー・コクハウ 出演：チャン道士(ワン・チャン)、ワントン(ワン・チンカン)、チンタオ(タイ・ポ)、玉姫(ポーリン・ウォン)、オジキョン(ウォン・ハー)、ムン道士(チン・ユーサン)、ほか
映画「ドラゴンキョンシー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラゴンキョンシー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
映画「ドラゴンキョンシー」解説
この解説記事には映画「ドラゴンキョンシー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラゴンキョンシーのネタバレあらすじ：1
闇の法術師であるチャン道士、夜な夜な義荘に忍び込みばらばらになった一人の中年男の死体をかき集め、法術で体を再生していきます。最後に魂を吹き込み、かくして凶暴なキョンシー、オジキョンがこの世に復活します。義荘へと帰るチャン道士、途中で2人のキョンシーと出くわします。やがてその正体が自身の弟子、ワントンとチンタオであることが分かり、2人にきついお灸を据えようとするも、そこへ本物であるオジキョンがやって来ます。急いで息を止める3人、何か感じてはいるものの攻撃はできなかったオジキョン、結局何もせず去っていき事なきを得ます。全ての様子を観察していたムン道士、全く期待外れだと説教を始めると突然オジキョンが暴れ出します。暫く格闘が続くもお札を貼って大人しくさせた後、この世に復活できたのは自分のおかげだと言い放ちます。とある家に向かう弟子達、そこにはまだ小さな子供の亡骸があります。その夜、その子をチビキョンシーとして隊列に加え、義荘へと向かうチャン道士、途中で強盗や紛れ込んだオジキョンが暴れ出すといったトラブルがありながらも翌朝に無事到着します。オジキョンの凶暴さに恐れをなしたチャン道士、法術で土に返すことを決めます。
ドラゴンキョンシーのネタバレあらすじ：2
夜、法術をかけるための準備を始めるも、誤ってチンタオがお札を剥がしてしまい、暴れ出すオジキョン、そのままどこかへと消えてしまいます。ふとチビキョンシーのことが気になったチャン道士、既におしっこが抜かれていることに気づき、弟子達に見張りを言いつけます。見張りの準備を進める中、ワントンがお尻に妙なものをぶら下げていることに気づいたチンタオ、女幽霊の玉姫に一目惚れされたと言い始めます。怯えるワントン、間もなく玉姫が偽装に現れ、2人は超常現象に翻弄されます。チャン道士に内緒で幽霊退治を始める弟子達、そこへ玉姫が現れ幽霊と気づかなかった2人は、追い払うこともなく作業を進めています。全ての準備が終わり法術をかけようとする2人、しかし玉姫の妨害によりすべて失敗に終わります。気が付くと玉姫がいなくなっていることが分かった2人、まさか・・・と思いチャン道士に相談に行きます。それによると玉姫は未婚の幽霊で同情心を見せるとどこまでも付き纏われてしまうとのこと。目の前の幽霊を見抜けなかったことを激しく咎めるチャン道士、さらに一度取りつかれたらもう逃れられない、もはや結婚するしかないと告げます。ご先祖様に弟子の結婚の許しを請うチャン道士、その後パーティー会場に来てみると相当な食事が用意されている様子を目にします。こちらは何の用意もできてないと落ち込むチャン道士、チンタオは偽装のキョンシー達にダンスを仕込んで出迎えます。西洋かぶれとチャン道士に言われる中、主役の玉姫が姿を見せます。
ドラゴンキョンシーのネタバレあらすじ：3
パーティーが始まり、一方的に玉姫に振り回されるワントンを前にだらしないと言いながらひたすら食べているチンタオ、しかしその当人も食べ物で完全に手玉に取られています。やがてパーティーも終わり、新郎新婦は寝室へ、そこへ何度も邪魔が入り、怒りが頂点に達したワントンは最後に邪魔しに来た人物にテーブルに置いてあった桶の水を勢いよくぶちまけます。しかしその相手はオジキョンであり、寝室から放り投げられ滅茶苦茶になってしまいます。夜道で人力車に乗っているランラン、引き役の男がタバコを手に一服している隙にオジキョンがどこかへと引いていってしまいます。暫く走った後ランランに近寄るオジキョン、目の前に現れた不気味な中年を前に恐怖を覚え逃げ出しますがオジキョンは執拗に追跡します。その途中でムン道士が止めに入り、お札を貼られたオジキョンは動けなくなってしまいます。
ドラゴンキョンシーのネタバレあらすじ：4
翌朝、チャン道士の義荘の前で倒れているところを発見されたランラン、チャン道士はその傷がキョンシーにやられたものだと分かり手当てをしようとしますが、西洋の薬しか信じないランランは治療を拒否します。そうこうしているうちに毒が回り続け、ランランの体にも異変が現れ、本人もパニックになりかけています。ランランの治療を始めるチンタオ、特殊な卵で毒を吸い取ろうとしていますが、そのためには肌の上で直接転がさなければなりません。着ているものを脱ぐランラン、チンタオは正気を失いかけており、後ろを向きながら譫言のような言葉を発しながら卵を転がしています。しかし我慢の限度を超えてしまったためついに振り返るチンタオ、するとキョンシーになりかけたランランが襲いかかってこようとしています。何とか法術で動きを封じるチンタオ、同時に女は危険だと呟きます。完全に毒が抜けきるまでランランには毎日運動させるよう言われた弟子達、中々運動しようとしない様子に2人はカンフーを披露、しかしその様子を無視してランランはエアロビを始めます。それに乗っかって皆でエアロビをしていたところ、なんとチャン道士までもが乗っかってしまいます。そのぎこちない動きに3人は笑いが抑えられなくなっています。オジキョンを強化するための法術を施すムン道士、子供のおしっこを配合したスペシャルドリンクを飲ませます。しかし、ついに制御不能となり暴れだす始末、お札も通じなくなり打つ手なしで逃走するもすぐに追い付かれ、激しく攻撃されます。夜が開けようとしていたためとどめは刺されずに済むも、辿り着いた義荘でことの経緯を語ったあと力尽きます。
ドラゴンキョンシーのネタバレあらすじ：5
朝、弟子達がオジキョンと戦うための武器を作っています。ロケットを片手にこれを撃ち込めば…と切り出すチンタオ、対してワントンはこのおにぎりは投げた瞬間大爆発でイチコロだと返しますが、それを見ていたランランはそんなにたいしたものなのかと疑っています。夜、ついに義荘に乗り込んできたオジキョン、チャン道士達は応戦しますが全く歯が立ちません。逃げ出したチンタオ、ランランの部屋に駆け込みます。ニンニクと十字架があるから大丈夫と危機感なしのランラン、しかしそれもすぐ大丈夫ではなかったことを思い知らせられます。それでもチンタオの屁攻撃で何とか無事部屋を脱出、チャン道士達と合流します。廊下の曲がり角からオジキョンの様子を覗く一同、どうやって捕えるか話し合っています。しかしその時の話声を聞きつけられ、事前に張っていた網も空しく破られチャン道士が襲撃されてしまいます。慌てて助けに向かう弟子達、しかし格闘している間にチンタオははぐれてしまい、ワントンとチャン道士は戦いを続けるもやがて窓から放り投げられてしまいます。さらにオジキョンは眠っていた義荘のキョンシー達を口から吐いた毒ガスで凶暴化させ、事態はさらに悪くなっていきます。数の増えたキョンシー軍団に襲いかかられる一同、チンタオが逃げ出そうとするも先回りされてしまい、もはや戦いになっていません。それでも義荘のキョンシー達はチャン道士の法術で1人ずつ動けなくしていき、弟子達も開発した秘密兵器で倒していきまが、それもオジキョンには全く通じません。
ドラゴンキョンシーの結末
もう手の施しようがないとチャン道士にこぼします。無論誰にも打つ手なしの中、オジキョンが更なる攻撃を仕掛けてきます。剣や墨壺など、ありきたりの武器で応戦するも当然効くはずがなく、体力の限界も迫っている一同、午前0時の鐘が鳴り、チビキョンシーが起きだしてきます。急に静かになったオジキョン、甘える振りをしているチビキョンシーが近寄って来たため、抱きかかえようとしますがすっかり騙され、エネルギーを大量に吸い上げられてしまいます。その様子を物陰から見ていた一同、オジキョンを取り押さえ、法術で動きを封じようとしますが、それでもまだ余力が残っていたため、再び蹴散らされてしまいます。やはりだめかと思いきや、突然玉姫の位牌が動きだし、同時に義荘内の他の位牌も動き出します。やがて一つ一つがオジキョンの体に張り付き、動きを封じたところへ最後に玉姫が大爆発してとどめを刺します。玉姫のおかげで何とかオジキョンを倒したものの、エネルギーを吸い上げパワーアップしたチビキョンシーを取り押さえるため、再び義荘内を探し回る一同でありました。
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