アブナイ女 GETAWAYの紹介:1996年日本映画。勝手な捜査と犯人射殺によりクビとなった刑事・達也でしたが、恋人の美沙子と買い物に来たコンビニで強盗を射殺してしまい刑務所にいれられてしまいます。美沙子は刑務所から達也を出所されるために、ヤクザの塚本の条件をのむことになります。それは警察署から、押収したヤクを盗む事で、成功した二人でしたが塚本から殺されそうになり、逆に塚本を殺してしまいます。このことで達也と美沙子は、塚本の息子リュウイチロウと警察に追われるハメになり、二人の逃避行が始まります・・・という内容のエロチックサスペンス映画です。
監督:白井政一 出演者:片岡礼子(美沙子)、新藤栄作(山口達也)、小沢和義(塚本リュウイチロウ)ほか
映画「アブナイ女 GETAWAY」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アブナイ女 GETAWAY」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アブナイ女 GETAWAY」解説
この解説記事には映画「アブナイ女 GETAWAY」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アブナイ女 GETAWAYのネタバレあらすじ:起
刑事の山口達也は、笠原課長に報告せずに、相棒と塚本の絡む香港との麻薬取引を張り込んでいます。取引開始前に気づかれて銃撃戦になると、達也は一人を追い詰め射殺してしまいます。この無謀な行動に怒った笠原課長は、達也にクビを言い渡します。
達也は結婚を約束した美沙子と同棲中です。二人で訪れたコンビニに外国人強盗が現れ、美沙子を人質にとって金を要求すると、達也が犯人に飛びかかり犯人の持っていた拳銃で射殺してしまいます。正当防衛を主張するも、今までの達也の行動が原因となり、収監されてしまいます。
美沙子は達也を出所させるため、有名な高山弁護士を訪ねますが、高山は1000万円という高額費用を要求します。
一方、塚本の事務所には香港マフィアがやってきて「今回の取引を警察に漏らしたのはこいつだ」と塚本系列の組員を拉致しています。そして「すべての責任はそちらにある、2週間以内に奪われたヤクを戻すか、3億円を持って来い」と脅しました。
アブナイ女 GETAWAYのネタバレあらすじ:承
困り果てた塚本が弁護士の高山に相談していると、美沙子が入って来ます。「お金はなんとかするから、助けてください」という美沙子を見た塚本は、美沙子に声をかけ「私の条件を二つのんでくれたら、弁護費用の1000万と報酬を2000万払う」と誘います。
美沙子は達也の為、塚本を訪ねると、息子のリュウイチロウは美沙子を見て一目で気にいります。塚本に言われるがまま服を脱ぎ、塚本にもてあそばれます。その様子をリュウイチロウが盗聴して興奮していました。
出所した達也は美沙子と激しく愛し合います。そして美沙子が塚本との二つ目の条件を話します。「警察署から押収したヤクを盗んでこい」という内容を聞いた達也は、「塚本は警察と癒着していて、塚本と息子のリュウイチロウの犯罪は検挙されないんだ、やらないと殺される」と言って、塚本の子分と一緒に警察署に向かいます。
しかし、ヤクの押収品庫の鍵を笠原課長が持っていることに気づき、変装して笠原課長を拉致し、カギを出させます。しかし、反撃されて達也の仕業とバレた事から、組員が笠原を拳銃で滅多打ちにしてしまいました。
アブナイ女 GETAWAYのネタバレあらすじ:転
美沙子を伴い塚本の事務所に行くと、塚本が「美沙子は最高だった、お礼にあと1000万円上乗せしてやる」と言うと、達也が美沙子を寝取られたことで暴れ出します。組員たちに暴行される達也の横では、塚本が美沙子をレイプし始めます。
美沙子は塚本を机の上にあったナイフで何度も刺して殺します。それを見た組員たちがひるんだ隙に、達也が組員3人を殴り倒し、ヤクと金庫の札束を持って逃げ出しました。
物音を聞きリュウイチロウが入ってくると、父に刺さったナイフを抜き、子分たちに「追いかけるぞ」と言って、二人を追います。
検問が張り巡らされている為、二人は車を乗り捨てて海に向かって逃げ、外国行きの貨物船で出国するために偽造パスポートを飯島に頼みます。そのころリュウイチロウらは、二人の車を発見し、「逃げ場は半島しかない、袋のネズミだ」と言います。病院では笠原の意識が戻り「犯人は山口だ」と部下に言いました。
アブナイ女 GETAWAYの結末
湘南東駅から列車で逃げようとした二人には、警察とリュウイチロウらに包囲されています。二人は海辺の山林にある別荘に逃げ込みます。そこで美沙子は、しつこく「塚本と寝たのか?」と聞く達也に銃口を向けます。達也は「美沙子は塚本と寝ていない」と大声を上げ、それ以来言わなくなります。
翌日、二人は飯島のいる造船所へ向かいます。飯島は殺されていて、リュウイチロウが出てきます。そのまま銃撃戦になり、子分3人が死ぬと、リュウイチロウは「美沙子だけでも渡せ」と言いはじめます。
隙を見て達也がリュウイチロウに迫りますが、逆に体を何カ所も刺されて拉致されます。美沙子は下着姿になりリュウイチロウの前に現れます。リュウイチロウは達也を解放し、美沙子を抱き寄せるとキスを始めます。その時、美沙子がリュウイチロウの舌を噛み切ると、銃を手にしてリュウイチロウを射殺します。
達也と美沙子は漁船に乗っています。「これからオーストラリアに行こうか?」と話しながら海の上を走って行きます。
以上、映画「アブナイ女 GETAWAY」のあらすじと結末でした。
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