アクセル・ワールド INFINITE∞BURSTの紹介:2016年日本映画。TVアニメ「アクセル・ワールド」の劇場版で、TVアニメの総集編とオリジナルストーリーの構成となっています。何のとりえもない中学生のハルユキは、ある日上級生の黒雪姫から思考を一千倍に加速することができる「ブレイン・バースト」を与えられました。ハルユキはブレイン・バーストのプレイヤー「バーストリンカー」となり仮想世界「加速世界(アクセル・ワールド)」でデュエルアバター「シルバー・クロウ」となり、戦いに身を投じることとなります。
監督:小原正和 出演:ハルユキ(梶裕貴)、黒雪姫(三澤紗千香)、タクム(浅沼晋太郎)、チユリ(豊崎愛生)、フーコ(遠藤綾)、アキラ(植田佳奈)、ウタイ(原由実)、ニコ(日高里菜)、パド(川澄綾子)、アッシュ・ローラー(鈴村健一)、月折リサ(赤﨑千夏)
映画「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アクセル・ワールド INFINITE∞BURSTの予告編 動画
映画「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」解説
この解説記事には映画「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アクセル・ワールド INFINITE∞BURSTのネタバレあらすじ:起
2046年、人々は生活の多くをニューロリンカーと呼ばれる仮想ネットワーク上で行うようになっていました。小柄で肥満体質、さらに性格も内向的な中学生のハルユキは、イジメの対象になるなど暗い学園生活を送っていました。
しかしある日、校内一の有名人である上級生の黒雪姫から思考を一千倍に加速することができる「ブレイン・バースト」を与えられました。そしてハルユキは、ブレイン・バーストのプレイヤー「バーストリンカー」となりニューロリンカーにある仮想世界「加速世界(アクセル・ワールド)」のデュエルアバター「シルバー・クロウ」として、黒雪姫の騎士となるべく、アクセル・ワールドでの戦いに身を投じました。
黒雪姫はかつてアクセル・ワールドを分割統治する「純色の七王」の一人でしたが、不可侵条約を破って他の王に戦いを仕掛けたため、お尋ね者となっており、現在は潜伏する立場となっていました。しかし、ある日黒雪姫は、何者かの襲撃を受けた時、ハルユキをかばって意識不明の重傷を負ってしまいました。そして、黒雪姫が入院している病院に現れたのは、ハルユキの友人である黛拓武でした。
黛拓武は、デュエルアバター「シアン・パイル」で動くことができない黒雪姫襲おうとしますが、黒雪姫の騎士たるハルユキが、シルバー・クロウで立ち向かい、戦いの最中にアクセル・ワールド初となる飛行アビリティを取得し、激戦の末シアン・パイルを退けました。そして、意識を取り戻した黒雪姫は、黒の王デュエルアバター「ブラック・ロータス」としてレギオン「ネガ・ネビュラス」の復活を宣言しました。
アクセル・ワールド INFINITE∞BURSTのネタバレあらすじ:承
ある日、ハルユキの「はとこ」と名乗る少女が、ハルユキの家にやってきました。突然の来訪に驚くハルユキでしたが、彼女がバーストリンカーであることを見抜きます。彼女の正体は、「純色の七王」の一人で赤の王デュエルアバター「スカーレット・レイン」を操るニコでした。ニコは、敵対する黒の王である黒雪姫に接触するために、リアル世界でハルユキに近づいたのでした。
ニコの目的は、赤のレギオンに所属するメンバーに取り付いた、かつてアクセル・ワールド内で暴虐の限りを尽くした「災禍の鎧」こと狂戦士「クロム・ディザスター」を破壊するため、シルバー・クロウの飛行アビリティを借りる事でした。
こうして、ハルユキ達は、スカーレット・レインと共にクロム・ディザスターを破壊するための行動を開始しましたが、一連の騒動は、純色の七王の一人で黄の王「イエロー・レディオ」の陰謀でした。罠にはまり苦戦するハルユキ達でしたが、激戦の末、黄のレギオンの勢力を退け、遂には、黄の王と赤の王、黒の王の直接対決が始まりますが、その最中にクロム・ディザスターが現れ、周りのデュエルアバターを倒していきました。
そして、ブラック・ロータスも傷つき、スカーレット・レインも苦戦する中、ハルユキは、黒雪姫に背を押され、クロム・ディザスターに戦いを挑み、激闘の末、クロム・ディザスターの破壊に成功しました。こうして、シルバー・クロウは、幾多の戦いを勝ち抜き、その甲斐もあって、ネガ・ネビュラスは、勢力を拡大していくのでした。
アクセル・ワールド INFINITE∞BURSTのネタバレあらすじ:転
ある日、渋谷エリアを巡って、ネガ・ネビュラスと緑の王「グリーン・グランデ」のレギオンである「グレート・ウォール」が戦っている時、突然アクセル・ワールドの風景が変わり、黒い巨大な竜巻が吹き荒れたあげく、回線が切断され、アクセル・ワールドに接続することができなくなってしまいました。
アクセル・ワールドは、ソーシャルカメラによって撮影された映像を元に構築されますが、渋谷を始めとして東京の中心部分のソーシャルカメラが使用不能となっており、そのためアクセル・ワールドに接続できなくなったのでした。
ソーシャルカメラが使用不能になった原因はわかりませんが、使用不能となったエリアのアクセル・ワールドには黒雲が発生していて、この黒雲のエリアは刻一刻と広がっていることから、これが東京全土に拡大すれば、黒雪姫やハルユキだけでなく、ネガ・ネビュラスのメンバーや他のレギオンのメンバーもブレイン・バーストから隔絶され、バーストリンカーの資格を失うことになります。ハルユキ達は、そうなる前に事態を解決することを誓うのでした。
次の日、ハルユキ達は黒雲のエリアの直前の場所まで行くと、そこに黒雪姫からの要請を受けた緑の王グリーン・グランデが現れました。グリーン・グランデは、あの黒雲はかつて代々木公園地下迷宮に封印された女神ニュクスのダークラウドであると言いました。
アクセル・ワールド INFINITE∞BURSTの結末
ハルユキ達は事態を確かめるため黒雲で覆われたエリアに突入すると、代々木のオリンピックスタジアムの上空に円盤型のニュクスの居城があり、そこから多数のエネミーを放出していました。圧倒的な数のエネミーに苦戦するハルユキ達でしたが、黒雪姫からの要請を受けた紫の王「パープル・ソーン」、青の王「ブルー・ナイト」が駆け付け、エネミーを退けました。
そして、エネミーを放出している円盤に集中攻撃をしかけてこれを破壊し、新たに表れた地表のエネミーも、遅れて現れた黄の王イエロー・レディオにより撃退されました。そして、各王の援護を受ける中、シルバー・クロウとブラック・ロータスは、ニュクスの居城に突入しました。城の中には、ニュクスと共に1人のデュエルアバターが眠りについていました。
ニュクスは、バーストリンカー同士の戦いを終わらせるためにアクセス・ワールドに接続不能となるダーククラウドを展開した、と言いました。ニュクスと一緒に居たデュエルアバターは、現実世界で失敗して現実世界に帰るのを怖がり、アクセル・ワールドに閉じこもっていました。そして、彼女の涙に誘われ、ニュクスは長い眠りから目を覚ましたのでした。
シルバー・クロウは、デュエルアバターを起こそうとしますが、ニュクスにより阻まれます。その時、大天使「メタトロン」が現れ、ニュクスとデュエルアバターとの絆である回路を断つようにアドバイスを送り、シルバー・クロウとブラック・ロータスは、メタトロンの助けを借りてニュクスとデュエルアバターとの回路を断つ事に成功します。
目を覚ましたデュエルアバターは、シルバー・クロウとブラック・ロータスに励まされて現実世界に戻ることを決断し、ニュクスは、デュエルアバターの決断を尊重して姿を消し、ダーククラウドは消滅しました。こうして、一連の騒動は幕を閉じました。
以上、映画「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する