映画アフロ田中の紹介:2012年日本映画。漫画が原作の映画です。アフロがチャームポイントの田中という男とその仲間の物語です。生まれつきの天然パーマが原因で不遇の少年時代を過ごしてきた男の逆転劇!?が描かれている映画です。
監督:松井大悟 出演者:松田翔太(田中広)、佐々木希(加藤亜矢)、堤下敦(大沢みきお)、田中圭(岡本一)、遠藤要(村田大介)、駒木根隆介(井上真也)、原幹恵(ユミ)、美波(吉岡幸子)、吹越満(鈴木シンジ)、皆川猿時(西田シンジ)、辺見えみり(田中の母)、リリー・フランキー(旭工務店社長)、ほか
映画「アフロ田中」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アフロ田中」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アフロ田中の予告編 動画
映画「アフロ田中」解説
この解説記事には映画「アフロ田中」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アフロ田中のネタバレあらすじ:起
主人公であるアフロ田中こと田中広(松田翔太)は、幼いころから天然パーマでいじめられていました。しかしアフロに変えてからいじめは無くなり、それ以来ずっとアフロで生活している田中。
高校時代、留年か退学かを担任に迫られた田中は、その場のノリで高校を中退してしまいます。勝手に高校を中退した息子に母親は激怒し、高校に行かないのであれば家賃として三万円を家にいれるよう要求。
金を家にいれることが嫌な田中は自宅庭に15万円で購入したプレハブを設置し、そこで暮らし始めるのですが、より自由な生活を求めて上京。その後工務店で働き始めるのでした。
24歳になった田中の元に、一通の手紙が届きます。それは地元の仲間・井上(駒木根隆介)の結婚式の招待状でした。結婚する井上は、高校時代に仲の良かった五人組のうちの一人で、田中は高校時代のある約束を思い出します。
それは五人のうちの誰か一人が結婚する時に、式に自分の彼女を連れてくるという約束でした。招待状を見た田中は彼女がいないため焦り始めます。田中は部屋に貼ってあったポスターをはがすと、ポスターの裏に彼女を作る目標を書きだすのですが、すぐに諦めモード。
そこへ隣に引っ越してきた加藤亜矢(佐々木希)が引っ越しの挨拶にやってきます。きれいな亜矢に一瞬で心を奪われる田中でしたが、自分には高嶺の花だとすぐに諦めてしまいました。
アフロ田中のネタバレあらすじ:承
実家に帰省した田中は、高校時代の仲間と落ち合います。岡本(田中圭)は郵便局員になり、村田(遠藤要)が車の整備工、大沢(堤下敦)はラーメン屋、そして招待状を送ってきた井上はサラリーマンになっていました。この時田中以外の四人には全員彼女がいて、田中は自分も彼女がいるとウソをついてしまいます。
東京に戻った田中はさらに焦り、上司に無理やり頼みこんで合コンに行くことに。初めての合コンはオシャレをして参加したのですが、あえなく撃沈。二回目はありのままの自分を見せたところ、一人の女の子・ユミとメルアドを交換することに成功しました。
ユミにメールを送りたい田中ですが、送るメールの内容がなかなか決まらず送信できません。そんな時に大沢から自殺をほのめかす電話が掛かってきます。急いで大沢の実家に駆けつける田中。そこにはすでに岡本、村田、井上が来ていました。
二階のベランダから身を投げようとする大沢。実は大沢の彼女は元AV女優で、そのことを知ってしまった大沢はショックで死のうとしているのでした。田中は本気で彼女を愛しているのであれば、もう一度その気持ちを伝えるべきだと言い、仲間たちとともに大沢の彼女に会いに行きます。みんなの説得もあり、大沢と彼女が元の鞘に収まりました。
アフロ田中のネタバレあらすじ:転
ホッとした田中のもとに、ユミから「今から会いたい」とメールがきます。ユミに会いに行くと、彼女はすでに酔っ払った状態でいました。そんなユミをホテルで介抱したのですが、「気持ち悪い!」と言われてしまい、田中は傷つきます。こうして彼女を作ることを諦めた田中。
煩悩を捨てた田中は、仕事を無断欠勤して家で過ごします。そんな時に隣の部屋から悲鳴が聞こえてきました。「部屋にゴキブリがでた」と怯える亜矢。彼女の部屋のゴキブリ駆除をしてやることになります。亜矢はゴキブリ退治のお礼にご飯を奢ってくれました。
その帰り道、田中は会社の社長を偶然見つけます。仕事を休んでいる田中は合わせる顔がないと物陰に隠れるのですが、亜矢から謝ったほうがいいと説得され、社長に謝罪に行くことに。謝罪になっていない謝罪でしたが、何とか社長に許してもらうことができました。
クリスマスの夜になりました。仲間が遊びに来ると思い張り切って部屋を飾りつけしていた田中ですが、仲間からドタキャンされてしまいます。そこへ亜矢が来て、「友達にドタキャンされたので、お食事でもどうですか?」と食事に誘われました。暇を持て余していた田中は、亜矢との一日を楽しみます。そして夕食の後、部屋で飲み直すことにしました。
一方、田中には彼女がいないと知った仲間が、田中を驚かすために東京へ来ていました。田中の部屋に侵入し、サプライズを企む四人。そこへ田中と亜矢が帰ってきます。女性がいることを知った四人は慌てて押し入れへ。
二人きりになり緊張する田中と亜矢。二人が急接近した時に、押し入れから四人が出てきてしまいます。四人を見た亜矢は大激怒。部屋を出ていってしまいました。そのことで怒った田中は、仲間たちと仲たがいしてしまいます。
アフロ田中の結末
仲間たちと喧嘩したまま、ついに井上の結婚式の日になってしまいました。友人たちと同じ席を囲むも、何となく話しづらい雰囲気が漂います。耐えられない田中は酒を飲みすぎてしまい、そのまま友人代表挨拶になってしまいました。
べろべろに酔っぱらった田中は最初、井上や仲間の文句ばかり言います。しかししだいに思い出話をして、「井上が結婚してもみんなでずっとバカやっていきたいです」と、仲間の大切さを語る田中。
最後の最後に「夫婦は辛抱ではなく希望です」を「夫婦は希望ではなく辛抱です」と言い間違えてしまい、会場はシーンと静まり返ってしまいます。田中が茫然としていると、仲間が笑ってフォローしてくれるのでした。
式終了後、田中は仲間たち全員彼女と別れていたことを知ります。仲直りした仲間から、亜矢を落とす必勝法を授けられた田中は、電話で亜矢をデートに誘い遊園地に行く約束をしました。デートの日、友人のアドバイス通りに亜矢と過ごし、いい雰囲気になります。チャンスだと思った田中は亜矢に告白。
すると亜矢から「好きだよ。でも元彼にもう一回付き合おうって言われた時に、うれしかった自分が許せないの!」と、よくわからない理由でフラれてしまいました。亜矢にフラれてショックを受ける田中は即仲間に連絡。大切な仲間の元に遊びに行くのでした。
以上、映画「アフロ田中」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する