映画「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ Cadenza」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ －アルス・ノヴァ－ Cadenzaの紹介：2015年日本映画。TVアニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」の劇場版で、2015年公開の「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC」の続編となります。死んだはずの千早翔像が現れ、世界に向けて降伏勧告がなされました。千早群像は、霧の艦隊の総旗艦ヤマトに接触するという目的に加え父翔像に真意を確かめるため北極海へ向かいますが、イ401は、途中で自身の存在理由を知り密かに苦悩します。そして、群像率いる「蒼き艦隊」と霧の艦隊の決戦が始まります…。
監督：岸誠二 声優：千早群像（興津和幸）、イオナ/イ401（渕上舞）、タカオ（沼倉愛美）、ハルナ（山村 響）、キリシマ（内山夕実）、ヒュウガ（藤田咲）、コンゴウ（ゆかな）、ムサシ（釘宮理恵）、ヤマト（中原麻衣）、ヒエイ（M・A・O）、ほか
この解説記事には映画「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ Cadenza」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
千早翔像から世界に向けて降伏勧告がなされました。返答の猶予は1週間です。千早群像は、父である翔像に真意を確かめるため、そして元々の目的の総旗艦ヤマトに接触するため、北極海に向かうことを決断します。
その前にヒエイとの戦いで傷ついたイ401を修復するため、沖ノ鳥島に向かいますが、途中でヒエイ率いる「霧の生徒会」に補足され戦闘になります。イ401が本来の力を出せない中、アシガラとナチの連携攻撃に苦しめられますが、群像の奇策によりアシガラとナチを戦闘不能にして、逃走することができました。
沖ノ鳥島についたイ401は、ナノマテリアルを補給し、修復が完了しました。
北極海への航海を前に、補給のためウラジオストックに寄港しますが、そこで、イ401は、霧の艦隊の超戦艦ムサシのメンタルモデルと接触し、気を失ってしまいます。そして、イ401は、ヤマト、ムサシ、そして翔像についてのヤマトの記憶を見せられます。
ヤマトとムサシは、霧の艦隊との話し合いによる共存を望む翔像と接触しますが、翔像は、共存に反対する部下に殺されてしまいました。その後、人間に対する立場の違いから、ヤマトとムサシは戦闘となり、ヤマトは撃沈されました。沈みゆくヤマトの最後の願いが、命令としてイ401に伝わり、イ401は、霧の艦隊を離れ群像を迎え入れたのでした。
つまり、イ401は、ヤマトのいわば”人形”であり、ヤマトが再び現れるとき、人形であるイ401は消滅してしまう、とムサシに告げられました。
目を覚ましたイ401は、群像に翔像はすでに死んでいることは伝えましたが、ムサシから聞いたイ401の存在理由は言えませんでした。そして、降伏勧告への返答期限が迫る中、群像は、北極海へ出発します。
北極海では、霧の生徒会が待ち構えていました。ムサシとの接触から本来の力が出せないイ401は、霧の生徒会との戦闘を避けるべく海底を進みますが、発見され戦闘が開始されました。
霧の生徒会の攻撃に為すすべがないイ401は、撃沈寸前となりますが、そこにタカオ、ヒュウガ、ハルナ、キリシマの「蒼き艦隊」が現れ、イ401を援護します。さらに、かつてイ401と戦闘を繰り広げたコンゴウも現れ、霧の生徒会の足止めを行いました。
戦闘の中、自分が消滅するかもしれないことを苦悩していたイ401は、コンゴウに、消滅してもイ401の存在を覚えていると言われ、本来の力を取り戻します。
イ401は、ムサシの元にたどり着きますが、ムサシの圧倒的な攻撃の前に手も足もでません。その時、イ401は、艦の外に出ると、消滅することを覚悟の上で海底に沈んでいたヤマトの残骸を取り込み、ヤマトを復元させます。
ムサシは、ヤマトが復元したことを喜びますが、そこにいたのはヤマトとイ401が混合したメンタルモデルでした。再びヤマトを沈めることを願っていたムサシは、本来のヤマトではない存在が現れたことに激怒し、激しく攻撃をしかけますが、ヤマトは、その攻撃を受け止めると、群像の指揮でムサシを撃沈することに成功しました。
そして、総旗艦ヤマトの名の元に、作戦行動の停止命令が発せられ、霧の艦隊との戦いはここに終結しました。
戦闘後、群像は、消えかけるイ401を見つけ必死に手を伸ばしますが、その手が届く前にイ401は消滅してしまいました。
以上、映画「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ －アルス・ノヴァ－ Cadenza」のあらすじと結末でした。
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