あした世界が終わるとしてもの紹介:2019年日本映画。高校3年生の狭間真は、幼いころに母を突然死で亡くしてから心を閉ざす傾向があり、そ幼馴染の泉琴莉は真を暖かく見守っていました。そんな2人が新しい一歩を踏み出そうとした時、真の父もまた突然死で亡くなったという連絡が入り、真は落ち込んでしまいます。しかし、ジンと名乗る真がいる日本とは違うもう1つの「日本」からやって来た真そっくりの少年が現れたことで状況は一変し、真は、日本ともう1つの日本の争いに巻き込まれることになります。
監督:櫻木優平 声優:狭間真(梶裕貴)、泉琴莉(内田真礼)、ハザマジン(中島ヨシキ)、イズミコトコ(千本木彩花)、ミコ(悠木碧)、リコ(水瀬いのり)、ほか
映画「あした世界が終わるとしても」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「あした世界が終わるとしても」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
あした世界が終わるとしてもの予告編 動画
映画「あした世界が終わるとしても」解説
この解説記事には映画「あした世界が終わるとしても」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
あした世界が終わるとしてものネタバレあらすじ:起
高校3年生の狭間真は、幼いころ母親が突然死するのを目撃して以来、心を閉ざす傾向があり、人と積極的に関わろうとしませんでしたが、幼馴染の泉琴莉は、そんな真を暖かく見守ってきました。
ある日、真は、偶然琴莉が男子生徒から告白する場面で出くわしました。当初、真は関わろうとしませんでしたが、男子生徒が琴莉に強引に迫ったため、それとなく口出しをして、勢いをそがれた男子生徒は去ってしまいました。琴莉は、真に礼を言いましたが、同時に自分への好意をはっきり示さない真に「いつまでも待てない」と言うと、真は琴莉をデートに誘いました。
そして、デートの最中に真が琴莉に告白しようとした時に、突然琴莉のスマホに着信がありました。同じころ、とある場所では、ある男性が処刑されましたが、その男性は、真の父親そっくりの風貌をしていました。そして、琴莉への電話の相手は、琴莉の父親で、その内容は真の父親が突然死した、ということでした。
一方、とある場所では、琴莉そっくりの少女が、「日本」にリコとミコという2体のアンドロイドを送り込もうとしていました。そして同時に、真そっくりの少年も「日本」へ行こうとしていました。どちらの目的も今の「日本」を変えることでした。
第2次世界大戦中、日本軍は秘密裡に物質転送の実験を行っていましたが、実験は失敗し世界は2つに分裂してしまいました。2つの世界の人類はリンクしており、片方の世界の人物が死亡した場合、もう片方の世界の人物も死亡してしまいます。そして、それぞれの世界における日本は異なる歴史を歩み、1つは戦争を忘れつつある「日本」、もう1つは内戦が続く「日本皇国」となりました。そんな時、日本皇国は、日本に行く手段を見つけ、2つの日本の衝突が始まろうとしていました。
あした世界が終わるとしてものネタバレあらすじ:承
父親が突然死して依頼、真は落ち込んでいましたが、ある日、目の前にジンと名乗る真そっくりの少年が現れました。驚く真でしたが、同時に何者かに襲われ、ジンに助けられた真は、2人で廃校に逃げ込みました。
そこで真は、ジンから「自分はもう1つの世界、つまり日本皇国における真と相対する人間である」と言われました。そしてジンの両親は、2つの世界を移動する技術を奪うために日本皇国を治める皇女コトコに殺されたのですが、真の両親が突然死したのは、相対しているジンの両親が殺された事が原因でした。
そのころ琴莉は、真達を襲った少女ミコから話しかけられていました。ミコは自分の事を人型兵器と呼び、真と琴莉の関係について詳しく聞きたがりました。ミコは、琴莉を連れて真とジンが隠れている廃校にやってきましたが、その事に気づいたジンは、なぜか琴莉を殺そうとします。しかし、琴莉は、ミコとFIXしてミコと同等の能力を得ると、協力してジンの人型兵器を倒し、真を連れて逃げ出し真の家にやってきました。
ジンが琴莉を殺そうしたのは、日本皇国で琴莉と相対する人間が、あの皇女コトコだったからでした。ジンの計画を知った皇女コトコは、琴莉を守るためミコを送り込みましたが、同時に、皇女コトコを操り日本皇国を影から支配する公卿を倒し、日本を変えるためにリコを送り込み、公卿と相対する日本の人間を殺していました。
結局、ジンと皇女コトコは、日本を変えるという同じ目的で行動していたということがわかり、ジンとミコ、リコは休戦しました。真、ジン、琴莉、ミコ、リコは、つかの間の平和を楽しみましたが、そのころ日本皇国では、皇女コトコの計画が公卿たちに漏れて、皇女コトコは捕まってしまいました。そして、皇女コトコは処刑されることになり、リコが助けに日本皇国に戻りますが間に合わず、皇女コトコは処刑され、そして琴莉は、真の目の前で死んでしまいました。
あした世界が終わるとしてものネタバレあらすじ:転
皇女コトコの後継者として、公卿たちによりリコが皇女となりました。そのころ、真達は琴莉の父親に呼び出されて事情を聴かれました。琴莉の父親は、その回答をもとに日本皇国への対策を始めましたが、体制が整わないうちに、皇女リコが人型兵器アルマティックを日本に送り込んで攻撃を開始し、日本各地を制圧しました。そして、総理大臣をはじめとする日本政府要人に相対する日本皇国の人物を処刑することで、日本政府要人を全て殺してしまいました。
打つ手がなくなった琴莉の父親は、真達に応援を要請し、そして真達は、アルマティックを全て倒すことに成功しました。しかし、皇女リコは、日本皇国内で大量破壊兵器を使用させると、日本皇国内で大量の死者が出ましたが、同時に日本でも相対する大量の人間が突然死しました。日本皇国側のなりふり構わない攻撃に、日本政府は早急に事態の打開を図るため、真達を日本皇国に送り込んで日本皇国の中枢を攻撃することにしました。
真は、琴莉の父親に呼び出され、ある部屋に行くと、そこには琴莉が生前と同じ状態で保存されていました。真の父親は、真の母親つまり自分の妻を奪った突然死の研究をしており、そして、突然死の原因がもう1つの世界である日本皇国に関わり合いがあることまで掴んでおり、2つの世界の関係を断ち切る理論まで確立していました。そして、琴莉の父親は「その理論を実行することで、琴莉を救うことができるかもしれない」と言いました。こうして真達は、日本皇国に向かいました。
あした世界が終わるとしてもの結末
皇女の城の前には多数のアルマティックがいましたが、ジンが囮となっている隙に真とミコは、城内に潜入しました。そして大広間に向かうと、そこには何かの作業をしている皇女となっていたリコがいました。真とミコは、リコに襲い掛かりますが、公卿全員とFIXしたリコの力は強く、真とミコは歯が立ちません。
実は、リコは、皇女の城を日本に転送させるための準備を行っており、準備が整ったと同時にリコは、皇女の城を日本に転送させました。その時、外で戦っていたジンが大広間にやってきて、リコに向かってFIXを強制解除させる液体が入った注射器を撃ち込みましたが、防がれてしまいました。
注射器は残り1つとなったことから、最後の賭けとして、真とジン、ミコが同時にリコに襲い掛かり、ミコが明けたバリアの穴にリコの攻撃を掻い潜って接近した真が注射器を撃ち込むことで、リコと公卿のFIXは強制解除され、リコは力を失いました。
皇女の城は、日本皇国に再転送され、皇女の城を守っていた巨大な壁は崩れ落ちました。リコは、まだ皇女としてふるまっていましたが、ミコによりデータが初期化され、元のリコに戻りました。
真は、ジンと別れの挨拶をして、リコとミコを連れて次元のはざまに行きました。そして、真の父親が確立した理論に基づいて、リコとミコが、2つの世界の関係を断ち切りました。
平和となった日本皇国では、ジンが父親と母親の墓参りのため、かつて皇女の城だった場所を訪れていました。そして、日本では、生き返った琴莉に真が、あの時言えなかった「好きだ」という告白をしました。
以上、映画「あした世界が終わるとしても」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する