わたしに××しなさい!の紹介:2018年日本映画。高校生でWEB小説家の雪菜は、ファンからの要望で恋愛小説を書くことになりました。恋愛経験のない雪菜が従弟の晶に相談すると、疑似恋愛をして書けばいいと言った事から、クラスの真面目な生徒会長の時雨をターゲットに絞り、疑似恋愛をスタートさせますが・・・という内容の遠山えまによる少女アニメの実写映画化です。
監督:山本透 出演者:玉城ティナ(氷室雪菜)、小関裕太(北見時雨)、佐藤寛太(霜月晶)、山田杏奈(水野マミ)、金子大地(北見氷雨)、オラキオ(下仁田)、高田里穂(川渕)ほか
映画「わたしに××しなさい!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「わたしに××しなさい!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
わたしに××しなさい!の予告編 動画
映画「わたしに××しなさい!」解説
この解説記事には映画「わたしに××しなさい!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
わたしに××しなさい!のネタバレあらすじ:起
高校生の氷室雪菜(玉城ティナ)は『ユピナ』というペンネームの人気のWEB小説家です。最近ファンから、恋愛ものを書いてくれという要望が強く、従弟の霜月晶(佐藤寛太)に相談します。雪菜は今まで恋愛経験がなく、小説を書こうにもさっぱりわからなかったからです。晶は「疑似恋愛をしてみたらどうだ」と言い「なんなら僕がやってもいい」と言います。雪菜は断り、クラスを見渡しました。
雪菜は中庭にいると、生徒会長の北見時雨(小関裕太)が女子から告白を受けていました。女子は「時雨君に手を握られた時から好きだった」と言いますが、時雨は「ゴメン」と言って断り、手帳にメモし始めます。真面目しか取り柄のない時雨が手を握った事を知った雪菜が驚いていると、時雨に見つかり「今のこと見ていたの?」と言って立ち去ります。
時雨が立ち去った場所には生徒手帳が落ちていました。それは時雨の生徒手帳で、中を見ると、落とした女子と、コクられた女子の事を日時を入れて克明にメモられていました。時雨の裏の顔を見た雪菜は、疑似恋愛のターゲットを時雨に決め、時雨を呼び出すと手帳を見せ「中を読んだ、コピーしてあるからバラされなくなかったら私と恋に落ちなさい。ミッション1、私の手を握れ!」と言います。時雨は言われるがまま雪菜の手を握ります。雪菜は時雨の手から伝わる温もりが体中に伝わりました。
そして雪菜は『転校生カケル』という小説を書きはじめます。WEB小説の編集社で、担当の下仁田(オラキオ)が「いい出来だ!反響もいい」と絶賛します。そしてWEB小説の人気ナンバー1を映画化する企画を話しました。それは人気上位の二人を、ファンも呼んで会場で小説を書く『リアルライブバトル』を実施して決めようというものでした。「このままいくと、雪菜はドルチェとの戦いになる」と下仁田から言われます。
わたしに××しなさい!のネタバレあらすじ:承
翌日のホームルームで時雨が「生徒手帳を盗まれた。盗んだ人は、今返してくれたら何も言いません」と言うと、先生が「持ち物調べるぞ!」と言い出します。雪菜は手帳を出し、時雨の書いた先生の悪口を読み始めます。時雨は「僕の手帳じゃない」と言って知らぬ顔をしました。
時雨を呼び出した雪菜は「ミッション2、私を抱きしめろ」と言います。時雨が抱きしめると心臓の鼓動が伝わり、体が火照ってきた雪菜は「ミッション3、私にキスをしろ」と言います。時雨がキスをしようとした時、幼馴染で自称時雨の彼女のマミ(山田杏奈)が時雨を呼び、キスは出来ませんでした。
この出来事を『転校生カケル・第2話』に書くと、学校で大評判でした。従弟の晶に「疑似恋愛の相手は時雨だ」と教えます。晶は嫌な顔をして教室を出ます。改めて時雨を体育館に呼び出し「キスをしろ」と言うと、時雨は雪菜の眼鏡をとります。時雨は「眼鏡をとると、キャラが変わり過ぎる」と言って笑います。
雪菜が体育館を飛び出し、時雨が帰っていると晶が立ちふさがり「雪菜の事をどう思っているんだ。雪菜に手を出すな」と忠告します。夜になってもドキドキの収まらない雪菜は、今の気分のままを小説に書きました。
翌日、小説を読んだ晶が雪菜に「時雨にキスされそうになったのか?」と言って雪菜を抱きしめます。そしてキスを迫りますが雪菜は拒みました。すると晶は「僕の事を男として見てくれ」と言います。そこで雪菜は晶をモデルにして、小説に恋のライバルのレンを登場させます。この二人の様子を時雨が見つめていました。
わたしに××しなさい!のネタバレあらすじ:転
時雨が雪菜を呼び出します。そして「オレの事を好きにさせてやる」と言ってキスを迫りますが、再びマミが邪魔をします。
雪菜は編集社で、ドルチェに会います。小説が進展しなくなった雪菜は、カケルを吸血鬼に仕立てる為、時雨を呼んで「ミッション4、私の首筋を噛め』と命じ、時雨が「ほかの男にやらすなよ」と言って噛みます。時雨も雪菜に恋していました。
翌日、学校で同級生たちが話す『転校生カケル』の話は「吸血鬼を出すなんて本当の恋じゃない。恋はもっと切ないものだ」と批判的でした。そこで雪菜は時雨の家に行きました。家の前でドルチェに会うと、ドルチェは北見氷雨(金子大地)と言う名の、時雨の異母の弟だと分かります。
氷雨に「小説のモデルは時雨だ」と教えた後、時雨たちのいる別荘に氷雨と向かいます。時雨の側にはマミが寄り添っていました。「時雨は本妻の子供で、北見総合病院の跡取りだ」と氷雨に教えられます。
雪菜は時雨を呼び「ミッション5、私に恋の切なさと本当の恋を教えろ」言います。そこへ氷雨がやって来て「時雨は誰も好きにならない。代わりにオレが教えてやる」と言って雪菜にキスを迫ります。すると時雨が中に入って止めました。氷雨が「嫉妬か?」と時雨に聞くと、「そうだ」と言って雪菜にキスを迫ります。しかし途中で止め「これで好きになったか?帰れ!」と言います。
氷雨が「わかったか、時雨はあんな奴だ」と言うと、雪菜は別荘を飛び出します。そこで待っていたのは晶でした。晶は雪菜を抱きしめますが、雪菜の頭は時雨の事でいっぱいでした。翌日、氷雨に呼び出された雪菜は、氷雨から「小説の事を時雨にばらされたくなかったらオレと付き合え」と脅されます。
わたしに××しなさい!の結末
氷雨と歩く雪菜を見た晶は「なぜ僕じゃないの?」と聞きます。雪菜は「晶は大事な人だから傷つけたくない」と言うと、晶は「僕はもう十分に傷ついている」と言って立ち去りました。小説が書けなくなった雪菜は氷雨に呼ばれ、北見の家に行きます。氷雨が雪菜を押し倒してキスを迫っていると、時雨が帰って来ます。戸惑う時雨は「自分の部屋でやってくれ」とぶっきらぼうに言います。
雪菜が時雨を波止場に呼び出し「ミッション99、私の思いを聞け」と言います。そして「その前に、なぜ人を好きにならないんだ」と聞くと、時雨は「7歳の時、父に愛人と息子がいることを知った母が家を出て行った。そして愛人と息子の氷雨が家にやってきた。オレは母と父に裏切られた」と言いました。雪菜は何も答えず立ち去ります。
『リアルライブバトル』が始まりました。氷雨に呼ばれた時雨が来ていました。ユピナが登場すると、同級生たちは「雪菜だ!」と驚きます。合図とともに、雪菜と氷雨はパソコンに小説を書きこみ始めます。
しばらくして雪菜の手が止まると、立ち上がりました。そして『転校生カケル』が自分の疑似恋愛の話であることを告白します。さらに「疑似恋愛が本当の恋に変わった」と打ち明けます。「ミッション99、私の思いを聞け」と時雨に向かって言い始めます。雪菜は時雨に「私はあなたの事が好きです」と告白。聞いた時雨は会場を出ました。
晶が時雨を追ってスマホを渡し「『転校生カケル』を読んでくれ、全部雪菜が描いたものだ」と言います。雪菜は会場を出ると波止場に行き、泣きました。恋の喜びと苦しみを全て知った雪菜でした。そこへ時雨がやって来ます。「最終回はどうなった?」と聞くと、雪菜は「もう小説は書かない」と言います。時雨は「オレが描けと言っても書かないの?ここからがラストシーンだ」と言って、雪菜を抱き上げキスをしました。そして時雨は「ミッション100、オレと一緒にずっと居なさい」と言うのでした。
以上、映画「わたしに××しなさい!」のあらすじと結末でした。
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