映画「BLACKFOX」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
BLACKFOXの紹介：2019年日本映画。石動律花は、代々続く忍者の家の1人娘で、石動家26代目当主である祖父の兵衛と天才科学者の父アレンと幸せに暮らしていました。しかし、律花が16歳の誕生日を迎えた日、父の研究成果を狙うローレンに襲撃され、律花を逃がすため、兵衛とアレンは命を落としてしまいました。1人生き残った律花は、祖父と父の敵を取るため、祖父から鍛えられた忍術と父が残した3体のアニマル・ドローンを駆使して、ローレンの行方を追うことになります。
監督：篠原啓輔 声優：石動律花・リリィ（七瀬彩夏）、ミア（戸松遥）、メリッサ（大地葉）、アレン（土田大）、兵衛（津田英三）、オボロ（藤原啓治）、マダラ（豊崎愛生）、カスミ（鳥海浩輔）、ローレン（飛田展男）、ブラッド（東地宏樹）、ほか
この解説記事には映画「BLACKFOX」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
石動律花は、代々続く忍者の家の1人娘で、石動家26代目当主である祖父の兵衛から、幼いころから忍術の鍛錬を受けていました。
律花の父アレンは、忍術とは無縁のロボット工学を専攻する天才科学者で、ある日アレンは、律花に犬のオボロ、鳥のカスミ、モモンガのマダラの3体のアニマル・ドローンをプレゼントしてくれました。
律花が16歳の誕生日を迎えた日、家に帰ると、家の中が荒らされており、慌てて研究室に行くと、アレンは腕を怪我してうずくまっていました。その時、武装した集団が乱入して律花とアレンを包囲しました。彼らの目的は、アレンの研究成果であり、2人を殺そうとしましたが、間一髪のところで兵衛により助けられました。
しかし、アレンのかつての同僚のローレンが連れてきた少女が特殊な能力を発揮したことで形成は逆転し、兵衛とアレンは撃たれてしまいました。しかし、兵衛は身を挺して時間を稼ぎ、それによりアレンがオボロ、マダラ、カスミを起動させたことにより、律花はその場から脱出することができました。
オボロ、マダラ、カスミは、律花をアレンが万が一の時にと残した施設に連れていきました。そこには、アレンの研究成果や忍び装束があり、それを見た律花は、石動律花と言う名前や過去を捨て、兵衛やアレンの敵を取るために生きることを誓いました。
半年後、律花は、リリィと名前を変えて探偵事務所に所属する探偵見習いとして生活し、そして、探偵の仕事をこなす傍ら、アレンの研究成果を奪った組織を追っていました。
リリィがとある施設を調査中に警備員に見つかった時、施設内にいた少女に助けられました。少女はミアと名乗り、リリィが探偵と知ると仕事の依頼が可能か尋ねますが、リリィは見習いだからと断りました。そして、リリィとミアは、ミアが持っていたチェスを夕方まで行いますが、リリィが再戦を申し込んだところ、ミアはもう来ない方がいい、と冷たく言って立ち去りました。
その夜、リリィは、その施設に潜入しますが、半年前の襲撃事件にいた少女から攻撃を受けました。その際にリリィは、その場にいたローレンに律花であることがバレてしまいますが、少女も昼間会った人物と認識し攻撃を止めました。その隙にリリィは反撃し、少女を倒しますが、リリィも少女が昼間会った人物と知り、オボロにとどめを刺すことを止められました。
その時、ローレンがミアに付けられた装置を起動させたことで、ミアが暴走して周辺を無差別に攻撃し、施設は崩壊してしまいました。リリィは、どさくさに紛れてそこから脱出しましたが、意識がないミアも連れてきていました。リリィは、ミアの首に刃物をあてますが、必要なのは相手を許すこと、というアレンの言葉を思い出し思い留まりました。
ミアが目を覚ますと、見知らぬ部屋に居ました。傍には1人の少女がいて、リリィの同居人のメリッサと名乗りました。やがてリリィも帰ってきますが、2人の間には気まずい空気が流れました。
その夜、メリッサはリリィに助けたくれた事の礼を言いますが、リリィは殺せなかっただけと反発します。リリィは、先日ミアが自分の依頼しようとした事を尋ねますが、ミアは、それは自分でしなければならないこと、と言って立ち去りました。
その後、ミアは、リリィのスマホを借りてローレンに連絡し、警察に自首するように懇願したところ、ローレンはそれに同意しました。ローレンは、ミアに今いるところを尋ねたので、ミアは、リリィの家の場所を連絡しました。
次の日の朝、リリィの家は、アニマル・ドローンの襲撃を受けました。リリィは、アニマル・ドローンの攻撃をなんとかかわし、ミアを連れて、半年前にローレン達の襲撃を受け廃墟になっていたかつての住居に行きました。アニマル・ドローンもリリィ達を追って住居に侵入しましたが、待ち構えていたリリィ達の手で無力化されました。
しかし、今度は、自らをミア同様に強化したローレンが襲ってきました。ミアは、もうやめるようローレンを説得しますが、ローレンはミアにも攻撃してきました。ローレンとミアが戦っている最中、リリィは、かつてのアレンの研究所に入ると、そこで、兵衛とアレンが残したリリィの16歳の誕生日に向けたメッセージが入ったホログラムを見つけました。リリィは、2人のメッセージに勇気づけられ、そして、2人用意した忍び装束を身に付けました。
リリィは外に出ると、リリィではなくかつて捨てた名前、石動家27代目当主石動律花としてローレンに戦いを挑みました。ローレンの力は圧倒的でしたが、律花は、オボロ、マダラ、カスミの助けを借り、ローレンを倒すことができました。
ミアは、倒れたローレンを抱き起しますが、その時、ローレンは、ミアに制御用の首輪をつけ、さらに自分の力を全てミアに注ぎ、リリィを攻撃するように命令して死んでしまいました。ミアはローレンの命令に従いリリィに攻撃をしかけますが、リリィは、ミアの攻撃を避けることなく耐えながら近づき、そして、ローレンが付けた首輪を外してミアを解放しました。
戦いの後、気が付いた律花とミアは、笑い合ってお互いを許し受け入れました。その後、リリィの家の襲撃など一連のアニマル・ドローンの暴走について、生産していたグラズヘイル社の責任を追及する声が挙がりますが、社長のブラッドが、損害等を全て負担すると声明を出しました。
しかし、リリィは、ローレンを操りアレンの研究成果を奪った事件の黒幕がこのブラッドであることを知っていました。リリィは、ブラックホックスを名乗り、ミア、メリッサ、そしてオボロ、マダラ、カスミ共に、戦いを続けるのでした。
以上、映画「BLACKFOX」のあらすじと結末でした。
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