僕の好きな女の子の紹介:2019年日本映画。お笑い芸人ながらも小説家の才能も発揮し脚光を浴びた又吉直樹が手掛けた原作を元に映画化された作品。好きな人になかなか好きだと言えずにいる奥手の主人公加藤の恋愛模様を微笑ましく描いています。純粋すぎる加藤の態度にヤキモキしながらつい顛末を見守ってしまいます。
監督:玉田真也 出演:渡辺大知(加藤)、奈緒(美帆)、荻原みのり(加藤の後輩)、仲野太賀(美帆の彼氏)、朝倉あき、ほか
映画「僕の好きな女の子」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕の好きな女の子」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
僕の好きな女の子の予告編 動画
映画「僕の好きな女の子」解説
この解説記事には映画「僕の好きな女の子」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕の好きな女の子のネタバレあらすじ:起
加藤(渡辺大知)は携帯に入ったメッセージを確認します。それは美帆(奈緒)からのメッセージでした。美帆に密かに思いを寄せている加藤、嬉しそうにメッセージを確認します。それがどんな他愛もないやり取りでも、加藤にとっては嬉しいものなのです。
いくつかのやり取りを繰り返している内に、美帆と待ち合わせをしている改札に到着します。そして、いづれやってくる美帆を待っていました。
美帆は加藤に気づかれないように後ろからゆっくりと加藤に近づきます。加藤は美帆が近づいているのに気づきながらも、気付かないふりをしていました。その姿はまるで付き合いたての二人です。
二人はなんてことない話を楽しくし、ふざけ合い、たまには突っ込んだりしています。そして井の頭公園にやってきた二人は公園を歩き始めます。
僕の好きな女の子のネタバレあらすじ:承
ベンチに座り、公園で弾き語りしているアーティストについて語り合っていると、そのアーティストが小さい男の子を連れて二人の元にやってきます。男の子は迷子らしく二人にも親を探してほしいとのこと。
探し回った末にどうにか両親を見つけ出しました。去り際、男の子は「二人は付き合っているの?」と尋ねます。傍目からも付き合っているように見える二人、しかし二人は付き合っているわけではありませんでした。
深夜に美帆に呼び出された加藤。美帆の好きそうなジュースを買っていたにも関わらず、美帆には渡すことが出来ません。こうやって加藤はなかなか前に進めずにいるのです。
僕の好きな女の子のネタバレあらすじ:転
ドラマの脚本を書いている加藤は、ついに脚本に自分と美帆の関係をイメージするような内容を書いてしまいます。その後、友人や後輩らに、こういう女子は都合良く扱っているだけだと指摘され、加藤は動揺してしまいます。
加藤は全力で否定しますが、それはなかなか周りには受け入れられないようです。それからも皆の言う曖昧な関係は続きました。相変わらず「好き」の一言が言えないようです。
美帆に誘われて、美帆の友達の写真展に向かった加藤。差し入れにケーキを買っていたのですが、結局これもまた渡せず仕舞いでした。その帰り道、美帆から彼氏(仲野太賀)に振られたとの知らせを聞かされた加藤は、少し喜んだ表情を見せますが、その後も関係性を変えることは出来ないままでした。
そうこうしているうちに、美帆にまた好きな人ができます。報告を受けた加藤は複雑な表情を見せますが、加藤の気持ちを知るはずのない美帆は、新しくできた彼氏と三人で会うことを提案してきました。
僕の好きな女の子の結末
井の頭公園で待ち合わせをします。美帆と彼氏はボートに乗り、加藤は一人スワンボートに乗ります。先に降りた美帆たちを加藤はスワンボートから見守ります。ベンチで美帆は彼氏と話をしていると、彼氏はある質問を美帆にぶつけてきました。実は加藤は美帆の事を好きなのではないか?
どこかそんな素振りはなかったのかを美帆に尋ねる彼氏。動揺した美帆は泣き出してしまいました。何が起こっているのか全く分からない加藤は、スワンボートの上でただ呆然とするしかありません。その後、彼氏は帰り公園に残された美帆と加藤でしたが、二人の間の空気が心なしかいつもと違っていました。
それから数年が経ったのでしょうか。井の頭公園に加藤はいます。あの弾き語りしているアーティストも健在でした。加藤はアーティストに話しかけます。「いつも弾いてらっしゃいますね。応援してますよ」アーティストも「あなたもよく一人でいらっしゃいますよね。考え事ですか?」と返し、加藤は「まあ色々と…」と答えました。
そこに加藤の妻と娘が現れ、加藤と合流すると、三人は仲良く公園を後にするのでした。
以上、映画「僕の好きな女の子」のあらすじと結末でした。
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