BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)海猿の紹介:2012年日本映画。ブレイブハーツ海猿は海猿シリーズの第4作目で完結作となります。前作『THE LAST MESSAGE 海猿』で完結になる予定でしたが、ファンから熱望されたのと、遣り残したことがあるという制作側の思いもあり、原作最終話で描かれた、海上保安庁の中でも精鋭と言われる特殊救難隊に配属された仙崎と吉岡を中心にジャンボジェット機海上着水による救助を実施するストーリーをブレイブハーツ海猿では描きます。
監督: 羽住 英一郎 出演:伊藤英明(仙崎大輔)、加藤あい(仙崎環菜)、佐藤隆太(吉岡哲也)、仲里依紗(矢部美香)、三浦翔平(服部拓也)、平山浩行(村松貴史)、伊原剛志(嶋一彦)、時任三郎(下川いわお)、ほか
映画「BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)海猿」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)海猿」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)海猿」解説
この解説記事には映画「BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)海猿」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブレイブハーツ海猿のネタバレあらすじ1:特殊救難隊
仙崎大輔と吉岡哲也は、海上保安庁の中でも精鋭と言われる特殊救難隊に配属されました。配属先では、過去のトラウマから後輩に必要以上に厳しい先輩である嶋から、大輔の仕事に対する姿勢を否定されたりと全て順調であるとは言えませんでした。プライベートでは、大輔と環菜との間には第二子ができ、吉岡の方は美香という恋人ができていました。吉岡は美香にプロポーズしていましたが、断られていました。そんなある日、美香がCAで搭乗しているジャンボジェット機の方翼のエンジンが爆発し、炎上してしまいます。
BRAVE HEARTS海猿のネタバレあらすじ2:海上着水
対策本部は、羽田空港の滑走路に着陸させようとしましたが、車輪が完全に出ないという事態となり、着陸はできない状態となってしまいました。そこで、救難課長の下川は、ジェット機を海上着水させるという方法を提案します。仙崎と吉岡も現場へと駆けつけました。ジェット機の燃料が残りわずかの中、大輔の奇策により、ジェット機を海上着水させることに成功します。
ブレイブハーツ海猿のネタバレあらすじ3:制限時間20分
海上着水に成功しますが、ジェット機が浮かんでいられる時間は20分間で、その間に乗客や乗組員を助けなくてはなりません。海上保安庁、警察、消防が総力をあげて乗客346人の命を救うために命をかけます。大輔は負傷した機長の村松を救うためにジェット機の前方から救出しようとします。村松にはもうすぐ子供が生まれようとしていました。村松の意識が薄れて行く中、大輔は懸命に励ましますが、ジェット機が半分に割れ、前方部分が沈んでしまいます。大輔が酸素ボンベをヘリから用意してもらうよう頼んだので、彼らは何とか助かりました。
BRAVE HEARTS海猿のネタバレあらすじ4:大輔の決断
一方、ジェット機の後方部分にいた吉岡は、美香を見つけて救助しようとしましたが、沈没の揺れにより、吉岡は身動きが取れなくなってしまいます。吉岡は美香に先に行くように促し、美香を逃がします。その後、吉岡はジェット機と一緒に沈んでしまいます。誰もが絶望で見つめる中、大輔は吉岡を救出しに行く決心をします。それにつづき、他の隊員たちも救出に向かいます。
ブレイブハーツ海猿の結末:吉岡を救助
そして、大輔はジェット機で吉岡を発見します。絶望的と思われていた吉岡は生きていました。吉岡は酸素ボンベの代わりにジェット機に取り付けられてた酸素マスクで生き延びていたのです。その後、吉岡は無事に救助されました。先輩の嶋は、大輔の仕事にかける想いを理解し、二人は和解しました。美香がプロポーズを断ったのは美香が実はバツイチで、結婚に自信がなかったことであると分かります。吉岡は美香に、改めて幸せにすると言い、二人の想いも通じ合うことができました。大輔と環菜は家族で川べりを歩きます。また新たに家族が増える喜びに浸りながら、大輔は幸せを感じでいるのでした。
以上、BRAVE HERTS(ブレイブハーツ)海猿のあらすじと結末でした。
「BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)海猿」感想・レビュー
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この映画は、前作から引きがれた海上保安庁に関する物語ですが、これまでとはスケール感が異なり、ジャンボジェット機が墜落するというビッグスケールの物語であることが感動しました。しかも、客室乗務員として、恋人が乗っているという想定にも心奪われました。
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ブレイブハーツ海猿は海猿の原作ファンとしては、絶対に映画でやってもらいたくなかった原作最終話の物語だった。しかし、この作品をつくるきっかけとなったのは3.11東日本大震災で、被災者を含めた海猿ファンの後押しであった。海猿の場合、原作は原作、映画は映画と割り切れて観れているため、おきまりのパターンで先が丸見えだがとくに大きな不満なく楽しんで観れた。ブレイブハーツ海猿は、東日本大震災で復興の真っ最中である日本を、元気にする映画に完成しており、気持ちのいい終わり方であった。
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ブレイブハーツ海猿の冒頭、タンカー座礁からものすごい迫力のシーンを見せてくれて興奮すること間違いないです。海上保安庁の全隊員から選りすぐりの隊員たちで構成された特救隊にいる主人公ですが、彼らが黒煙の中からヘリで現れる姿は一緒になって応援してしまいます。そのタンカーで救助者を救おうとしてスタンドプレーをする主人公。それに反発する伊原剛志さん演じる副隊長。この2人の流れと、もう1つは佐藤隆太さん演じる隊員とその恋人が事故を起こすジャンボに乗っていて救出するという2つのストーリーが柱となりますが。それだけでなく、ジャンボが事故を起こしどうやって着陸させるのか? というのを迫り来る時間との戦いで緊迫感あるシーンの連続で見せてくれて事故が起こってからは息つく暇も無かったです。そこでは、海上保安庁、警察、消防、医師、更には漁師まで。全ての人たちが、自分に出来ることはないかとジャンボ機に乗っている人たちを救出するために動く姿は胸が熱くなります。必死にジャンボを操縦する機長がこれまたカッコいいんだ。
そして準備を急いで行い、海上着水させることになりますが。そこもものすごい迫力のシーンにしていて腹筋に力を入れてみないと見ていられなかったです。そこからは20分という限られた時間でスピード感いっぱいの展開。そこで、最初激突していた主人公と副隊長が心を合わせて救出活動する姿は胸が熱くなります。沈み行くジャンボの中、1人の隊員が脱出に失敗してしまいますが。そこは、海猿。主人公、1人で潜ろうとする→戸惑う偉い人たち→決断して、命令する時任三郎さん→一斉に仲間のもとへ隊員たち。海上保安庁協力の巡視艇ドーン! 佐藤直紀さんの音楽ドーン! といつものパターンですが盛り上がります。そしてその後の展開も海猿パターンですが、今回は水深60メートルだがで無理でしょう?と思ってしまいます。
全てが終わったあと、全員が喜ぶ姿は胸が熱くなりました。震災後の日本人を意識しているとは思いますが、せめて映画の中だけでも一致団結した姿を見ることができて幸せでした。ただ、何故プロポーズを断ったうんぬんは要らなかったかな? と思いました。プロポーズオッケーして事故があっても別によかったんではなかろうか? とも。とはいえ、ブレイブハーツ海猿はこれほど緊迫感ある映画で更に映画らしいスペクタクルを見せてくれて最高のエンタテイメントでした。 BRAVE HERTS 海猿はおすすめです。
海猿史上一番泣ける物語でした。
吉岡のプロポーズを断り続ける美香は本当は最初から好きだったものの吉岡は海上保安庁でありいつ命の危機に晒されるか分からない状態の中でなかなか判断が付かなかったと思います。
突然の別れになったら絶えれるのか。そんな感情が美香の中にはずっとあったのだと感じました。
物語は進んで行き美香が乗った飛行機が海に着陸せざる負えなくなります。
機体が傾いていき思うように動けない美香を吉岡が助ける部分では閉じ込められていく吉岡を見捨てれないと美香が必死で助けようとする部分は涙が止まりませんでした。
この撮影は大量の水を使い撮影も困難だったそうです。
海猿の最終の物語に相応しい終わり方で最高の映画でした。