白夜行の紹介:2010年日本映画。舞台やドラマ化されてきた東野圭吾の人気小説「白夜行」を映画化。殺人事件に関係する人々の複雑な人間関係を軸に、19年にも及ぶ男女の狂おしい愛を描く。あっさり解決したかのように見えた事件は、あまりにも暗く陰湿な事実に包まれていて、少女を守るために生きてきた哀しい少年を苦しめていた事件だった。
監督:深川栄洋 出演:堀北真希(唐沢雪穂)、高良健吾(桐原亮司)、姜暢雄(笹塚一成)、緑友利恵(川島江利子)、粟田麗(栗原典子)、ほか
映画「白夜行」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「白夜行」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
白夜行の予告編 動画
映画「白夜行」解説
この解説記事には映画「白夜行」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
白夜行のネタバレあらすじ:起
埼玉県のとある廃ビルで質屋の店主である桐原洋介が死体で発見されました。密室の犯行で刺殺でした。第一発見者はそこで遊んでいた小学生でこの日はドアの向こうにドラム缶があって入りにくかったと言いました。担当刑事である笹垣潤三は桐原のズボンの跡がずれていることに気付き、ベルトを外していたか死後誰かにズボンを履かされたのではないかと考えました。警察は妻の弥生子と妻の愛人の松浦勇に目を付けましたが二人ともアリバイがありました。そして怪しい人物にたどり着きました。それは洋介の愛人(西本文代)の恋人である寺崎忠夫です。そうしているうちに寺崎が交通事故を起こし洋介のライターがジャケットから見つかり、その後文代もガス中毒で死亡します。文代の部屋からは凶器のハサミが発見されました。そうして警察は被疑者死亡のまま立件され書類送検されます。
白夜行のネタバレあらすじ:承
そして時が経ち文代の娘である雪穂は親戚の養女として過ごしていました。大学生になった雪穂は親友の江利子と社交ダンス部に入ります。そこで二人は篠塚製薬の御曹司である篠塚一成と知り合いました。篠塚は財政界の三枝と付き合いがありました。篠塚は江利子を気に入り二人は仲良くしますが、雪穂との友情が壊れないか心配していました。ある日江利子は家に宅急便が押し入り強姦されました。江利子の頼みを受けて江利子が別れを告げたいと言っていることを篠塚に伝えにいきました。雪穂は落ち込む篠塚を慰めているうちに体の関係をもつようになりました。
白夜行のネタバレあらすじ:転
笹垣はその頃、桐原の息子である亮司と雪穂は繋がりがあったことに気付きます。雪穂の義理の母に聞くと事件前に、自分の身に何かあったら絶対に捨てないでと言われていたことを知ります。するとカフェで松浦の白骨死体が発見されたというニュースが飛び込みます。その連絡を受けた後自分の席に戻った笹垣は自分のコーヒーカップが何者かに触られていたと聞き、調べると青酸カリが検出されました。その青酸カリは亮司の同棲相手である典子が亮司に頼まれて調達したものでした。しかし刑事に青酸カリが盛られていたという事実を知った典子は自殺しました。笹垣は典子の存在まで確認していなかったので、見知らぬ女性に毒が盛られたという事実で止まっていました。
白夜行の結末
そして時が経ち、雪穂と篠塚は結婚していて雪穂は自分のブティック店を持とうとしていました。しかし篠塚はひきこもりになっており篠塚の妹の美佳は雪穂を気に入ってなかったので、離婚をすすめます。その後美佳は何者かにレイプされます。それを発見した雪穂は、私も同じ経験をしたからと美佳に温かく接します。笹垣はもう退職していましたがまだ事件を気にしていた中ある事実を知ります。それは洋介は大人の女性駄目だったというものでした。それは洋介はつまり文代ではなくその娘である雪穂に会いに行ってたのではないかと気づきます。そしてある真実にたどり着きます。文代は小学生の雪穂を使ってお金を稼いでいて、洋介は客の一人でした。そんな雪穂の心の救いは児童館で会った亮司であり束の間の楽しいひと時を二人で過ごしていました。しかし亮司は父が廃ビルで雪穂を犯している場面に遭遇しました。そして亮司はハサミで洋介を刺し雪穂を逃がし洋介にズボンを履かせ、ダクトを使って外に出たのです。その後亮司は贖罪として雪穂を大切にしていましたが小学生まででその後は会っていませんでした。そしてオープンを翌日に控えた雪穂に笹垣は会いに行き、亮司を助けるよう雪穂に求めたが雪穂は知らないふりを貫きます。そして亮司は飛び降り自殺をし、亮司を抱えた笹垣は雪穂に対してこの男が誰か分かるか尋ねますが、雪穂は知らないと言いその場を去りました。ブティックに向かう雪穂はうっすら笑うと三枝の腕を取り、店内に戻るのでした。
以上、映画 白夜行のあらすじと結末でした。
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