天の茶助の紹介:2014年日本映画。SABU監督が書き下ろした自身の小説を映画化。天界という想像を膨らませたユニークな設定の映画です。天界では、地上に生きる人間たちの人生や運命のシナリオを書きつづる天界の脚本家たちがいました。そんな彼らにお茶を振る舞う、お茶くみ係である茶助がこの物語の主人公です。彼は地上のユリという女性に魅了されていましたが、自分が不用意に脚本家に発した言葉により、天界のシナリオが書き換えられ、人間界で生きるユリが交通事故で死ぬ運命であることを知ってしまいます。ユリを助けるために茶助は人間界に降りたつことになります。ユリの暮らす沖縄に向かうこととなります。主演の茶助役には、監督の作品である「うさぎドロップ」以来2度目の主演となる松山ケンイチが演じています。独特何とか世界観があり、その中で松山ケンイチが泥臭い一面を見せていきます。
監督:SABU 出演者:松山ケンイチ(茶助)、大野いと(新城ユリ)、大杉漣(種田潤一)、伊勢谷友介(彦村ジョー)、田口浩正(チャーリー・ポン)、ほか
映画「天の茶助」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「天の茶助」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
天の茶助の予告編 動画
映画「天の茶助」解説
この解説記事には映画「天の茶助」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
天の茶助のネタバレあらすじ:起・天界のお茶くみ係
天界でお茶くみ係として働く茶介は、日々天界の脚本家たちにお茶を振舞っていました。地上に生きる人物の人生は、この天界の脚本家たちが描くシナリオによって決まっていました。茶介は地上の人物の中でもユリという女性に魅力を感じており、日々見守っていました。ある日、ある脚本家からアドバイスを求められ不用意なアドバイスをしてしまいます。そのことによりユリは事故で亡くなる運命になってしまいます。大変なってことになったと焦る茶介は地上に降り立ちます。ユリは沖縄に住んでおり、茶介はボロボロの服のまま沖縄踊りの輪に降り立ちます。
天の茶助のネタバレあらすじ:承・事故を食い止めろ
茶介は種田という男に拾われます。種田はユリと関連のある男で、種田とラーメンを食べに行きます。そとラーメンの店主である、ボクサーの彦村ジョーもユリと関連のある人物でした。ユリは彦村が働いているラーメン屋さんで使っているラーメンのどんぶりに魅了されていました。彦村は陶芸作品家でもありました。茶介は何とか事故を防ごうと試しますが、茶介が地上に降り立ちシナリオを変えようとしていることは、天界の脚本家に知られており、行く手を阻まれます。彦村がボクサーでもあること、闇の世界にもつながりがあることで、茶介は地上界のブラック試し世界にも飲み込まれて行きます。茶介は地上では天界独特の能力が使えたため、その能力を使い必死にもシナリオに抵抗して行きます。
天の茶助のネタバレあらすじ:転・茶介の能力
茶介は地上界にいるうちに、天界の脚本家によって不幸な目にあってしまっている人を放っておくことができず、天界の能力を使って地上界の不幸な人を助けていきます。ただその能力を使うたびに自身の体調が悪くなっていきます。結局、ユリの事故は防げなかったのですが、彼女は事故にあったものの昏睡状態で命だけは助かります。茶介は全力で天界の力を使い彼女の意識を取り戻しますが、自身の体調は悪くなってしまいます。体調は回復しますが、茶介は地上の人達と同様に、天界の脚本家たちのシナリオに翻弄される人生を送ることになります。ヤクザになった茶介な地上の闇の世界にのまれていきます。
天の茶助の結末:ユリを助けたい
茶介はヤクザから教祖となり、茶介は闇の世界に対峙することによって、結局街の人たちを危険に晒してしまいます。その騒動で再びユリの命を落とさせてしまいますが、茶介は自分の命と引き替えに彼女を助けます。ユリは自分を救ってくれた茶介のことを想い彼を抱きしめます。その途端に茶介は命を取り戻します。しかし茶介は天界人取り戻しますしての永遠の命、天界のお茶くみ係独特しての仕事を失い、完全に人間になってしまいます。けれども茶介は人間として生きることに喜びを感じ、限りある命をユリと生きて行くことになります。
以上、「天の茶助」のあらすじと結末でした。
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