チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~の紹介:2022年日本映画。2020年にテレビ東京系「木ドラ25」枠で放送され、12月度ギャラクシー賞月間賞を受賞したドラマの続編が待望の映画化。30歳まで童貞で、触れた人の心が読める魔法を手に入れてしまった冴えない主人公・安達に、映画やドラマに引っ張りだこの赤楚衛二。その同期で営業成績No.1の黒沢に、2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の土方歳三役で鮮烈な印象を残した劇団EXILEの町田啓太。晴れて恋人同士となったふたりに安達の転勤という試練が訪れ…。ピュアな安達と一途な黒沢に再会できる話題のBL作品。
監督: 風間太樹 原作: 豊田悠 出演:赤楚衛二(安達清)、町田啓太(黒沢優一)、浅香航大(柘植将人)、ゆうたろう(綿矢湊)、草川拓弥(超特急 / 六角祐太)、佐藤玲(藤崎希)、鈴之助(浦部健吾)、松尾諭(楠本)、遠山俊也(清の父)、榊原郁恵(清の母)、鶴見辰吾(優一の父)、松下由樹(優一の母)ほか
映画「チェリまほ THE MOVIE」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チェリまほ THE MOVIE」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「チェリまほ THE MOVIE」解説
この解説記事には映画「チェリまほ THE MOVIE」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~のネタバレあらすじ:起
つき合い始めた安達と黒沢。でも安達はまだ魔法使い(童貞)のままです。とはいえ、ふたりはキャンプをしたり、一緒に年を越して初詣に行ったり、順調に愛を育んでいます。黒沢はこれからのデートプランを楽しそうに話し、安達もそれを微笑ましく聞いていました。
そんなある日、突然安達に長崎転勤の話が持ち上がります。仕事を評価されたことはうれしいものの、黒沢のことを思うと安達は素直に伝えることができません。安達に相談された先輩社員の浦部は、黒沢に転勤のことを話してしまいます。
黒沢は自分から話してくれない安達に転勤のことを切り出します。行くか断るか悩む安達に黒沢は「応援するよ」と伝えますが、安達は黒沢の心を読もうと手を伸ばし気づかれてしまいます。安達がうれしいことは俺もうれしい、と微笑む黒沢。
その夜、ふたりは相手の気持ちを測りかねながらメッセージのやりとりをし、安達は転勤を引き受けると伝えるのでした。
長崎に異動して二週間、安達は残業続きで忙しい日々を送っています。離れているふたりはお互いに、今回の転勤について相手の本心がわからず思い悩んでいました。長崎の新店舗に商品が大量に運び込まれてきた日、安達は過労で倒れてしまいます。そこへトラックがバックしてきて…。
本社の黒沢のもとに、安達が事故に遭ったと連絡が入ります。
チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~のネタバレあらすじ:承
夜、病院で目覚めた安達は昏倒しただけで、すぐ帰れるということでした。家族には病院から連絡がいきましたが、事故でスマホが壊れてしまい黒沢に連絡することができません。降り出した大雨に呆然と立ち尽くす安達の前に、東京から駆けつけた黒沢が現れます。
見たこともないくらいうろたえた黒沢とともに自宅に戻ると、「いてもたってもいられなかった」と黒沢は珍しく感情をあらわにします。安達が転勤はうれしかったが黒沢の気持ちを考えると素直に喜べなかったと言うと、黒沢も「相談してくれなくて悲しかった。長崎に行ってしまうと思うと寂しかった」と本音を白状します。黒沢に愛しい気持ちを伝えようと安達はその髪に触れ、自分からキスをするのでした。
翌朝、安達は魔法が消えていることに気づきます。「後悔してる?」という黒沢に、「黒沢となら大丈夫」と安達は答えます。そして黒沢は「一緒に住もう」と提案するのでした。
長崎店を無事オープンさせ東京に戻ってきた安達。そして安達の部屋に黒沢が引っ越してきてふたりの新しい生活がスタートしました。安達の友人・柘植とその恋人・湊を呼んで4人でパーティをした帰り道、柘植も湊に一緒に住もうと話し、湊もそれを受け入れました。
片付けのあと、安達は黒沢に自分の決意を話します。それは、カミングアウトしたあとに理不尽に異動させられることのないよう、会社にとって必要な人材になりたいということでした。そして、お互いの大切な人たちみんなに伝えたい、と。
チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~のネタバレあらすじ:転
週末、ふたりは安達の実家に向かっていました。前もって、会ってほしい人がいると伝えていた安達ですが、玄関で出迎えた安達家の人々はイケメンの黒沢を見て唖然とします。持ち前のキラースマイルで皆の心をつかんだ黒沢は、室内に通されると自らの言葉で説明を始めます。
ひと通り話しを聞いた安達の母は、昔から真面目な清が選んだ相手、よっぽどの覚悟なのでしょう、とふたりを認め、祝福してくれました。そして両親や弟の家族といっしょに楽しく食事をし、その後黒沢は安達の父と将棋を指します。父は、息子を選んでくれてありがとうと礼を言い、息子より手応えのある将棋をする黒沢との対局を喜んでいました。
無事安達家との対面に成功した黒沢でしたが、次は自分の両親に安達を紹介しなければなりません。しかし父が電話で、母が心の整理ができず、今週末ふたりで来るのは延期してほしいと言ってきました。
楽しみにしている安達にそのことをなんとか伝えた黒沢は、今回はひとりで行ってくるといいます。なんとかする、もしうまくいかなかったら縁を切られても構わないと言う黒沢に安達は、「黒沢の大切な人は俺も大切にしたい」と自分の気持ちを伝えます。
そしてついに週末。結局黒沢の両親にふたり揃って会いに行けることになりました。
チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~の結末
黒沢の実家を訪れたふたり。にこやかな父とは対照的に、母は目を合わせてくれません。そして母は安達に対し、「後悔する日が来ないって言い切れる?」と問いかけます。安達は、以前は自信がなかったが、そんな自分に黒沢は変わる勇気をくれたと話します。そしてきっぱりと、「俺は黒沢を愛しています」と言い切りました。
心配する母に、許されるのならいつまでも、幸せだと、後悔してないと何度でもずっと伝えに来ます、と力強く言ったのです。母は息子に対し、「あなた変わったわね。あなた(安達)が変えたのね」と声をかけると、次からは手ぶらでいらっしゃい、とふたりを認めてくれました。
海辺の砂浜を歩くふたり。安達は、魔法の力がなくなっててよかったといいます。もしあったらきっと心を読んで、お母さんの望む言葉を選んでしまっただろう、と。自分の本心を伝えることができ、それが受け入れられて安堵した安達に黒沢は指輪を取り出します。お互いの左手薬指にそれをはめ、ふたりは抱き合います。
後日、柘植や湊、お互いの家族、そして会社の上司や同僚たちに祝福されながら、安達と黒沢は教会で結婚式を挙げました。
周囲の人々に認められ新たな一歩を踏み出したふたりは、手をつないで歩いていくのでした。
以上、映画「チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」のあらすじと結末でした。
とても素敵ですね。お互い想う事に男女関係ないです♪
私にも息子居ますが譲り合い、お互い様できる相手なら賛成ですよ‼︎