ちょんまげぷりんの紹介:2010年日本映画。荒木源の小説を映画化したもので、錦戸亮(関ジャニ∞)扮する江戸時代の侍が現代にタイムスリップし、シングルマザーとの出会いを経てお菓子作りに目覚めていく様を描く人情コメディーです。
監督:中村義洋 出演者:錦戸亮(木島安兵衛)、ともさかりえ(遊佐ひろ子)、鈴木福(遊佐友也)、今野浩喜(田中くん)、堀部圭亮(城崎)ほか
映画「ちょんまげぷりん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ちょんまげぷりん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ちょんまげぷりん」解説
この解説記事には映画「ちょんまげぷりん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ちょんまげぷりんのネタバレあらすじ:起
夫と離婚し、女手一つで一人息子の友也(鈴木福)を育てる遊佐ひろ子(ともさかりえ)。ある日、彼女のところにちょんまげを結った一人の男が現れます。男の名は木島安兵衛(錦戸亮)といい、180年前の江戸時代からタイムスリップしてきた本物の侍だったのです。ひろ子は行き場所のない安兵衛を俳優か変人だと思っていましたが、とりあえず従兄弟だということにして居候させます。安兵衛は「東京」と「江戸」の違いにカルチャーショックを受けます。何より安兵衛が衝撃を受けたのは、現代では女性は表立って働いているということでした。江戸時代では女性は奥向きの仕事をするものとされていたのです。ひろ子は東京と江戸の違いを指摘し、前夫は家のことを全くしなかったから離婚したのだと言うのです。安兵衛は居候の恩返しにと、友也の世話と家事を引き受けることにします。
ちょんまげぷりんのネタバレあらすじ:承
安兵衛は一生懸命に家事をこなし、友也に礼儀や男らしさを教えるなど育児にも力を入れます。一方、家事から解放されたひろ子は以前にもまして仕事に励みます。友也が熱を出して寝込んだ時、安兵衛は心を込めて看病し、やがて友也は安兵衛になつくようになります。そして、安兵衛は友也のために初めてプリンを作ったことが後の彼の人生を大きく変えることになります。安兵衛のお菓子作りの腕はさらに上がっていき、それを見たひろ子の友人・千石佳恵(佐藤仁美)は勝手に手作りケーキコンテストに申し込んでしまいます。安兵衛は一気に予選を勝ち抜き、決勝でも見事なパフォーマンスを見せて優勝してしまいます。審査員の殿間知治(井上順)は安兵衛の才能を認め、自分が経営する店にスカウトします。
ちょんまげぷりんのネタバレあらすじ:転
殿間の店でさらにパティシエとしての才能を開花させ、働く喜びを感じていた安兵衛でしたが、仕事に打ち込むあまり家事や友也の世話がおろそかになってしまっていました。友也を気遣い、ひろ子は安兵衛に携帯電話をプレゼントしますが、電話をかければいつも留守電でした。そんなある日、いつものように深夜に帰宅した安兵衛は来月から出世することを告げ、自分の給料で十分二人を養えるので、ひろ子は仕事を辞めて友也と一緒にいるべきだと提案します。しかし、ひろ子は溜っていた不満をぶつけ、「あんたなんかいらない!出ていけ!」と安兵衛を追い出してしまいます。しかし、友也は安兵衛に会いたいあまり保育園を抜け出し行方をくらましてしまいます。知らせを受けた安兵衛はひろ子や田中くん(今野浩喜)と共に友也を探し出しますが、通りかかったチンピラ集団に絡まれます。刀を使わないとひろ子たちに誓っていた安兵衛は一方的に暴行を受けますが、駆け付けた殿間からケーキナイフを受け取ると一転してチンピラたちをやっつけます。
ちょんまげぷりんの結末
一件落着の後、みんなで帰っている時、安兵衛は江戸時代での身の上話を語り始めます。貧乏旗本だった安兵衛には仕事はなく、お地蔵様にお祈りしていたところ、突然この時代に来てしまったのだといいます。この時代で役目を果たすことができたと安兵衛が話していたところ、スーパーの屋上にあるお地蔵様が輝き出し、安兵衛の足元から突如泉が湧き出し、安兵衛は泉の中に沈んでいきます。ひろ子は引き留めようと安兵衛にキスをし、友也もプリン作りの約束はどうなるんだと叫びますが、とうとう安兵衛は泉の底に沈んで消えてしまいました。時は流れ、卒園式を終えた友也はひろ子と共に安兵衛の故郷を訪れると、そこに一軒の和菓子屋がありました。そこにはなぜかプリンが売ってあり、店内には創業者「木島安兵衛」の肖像画が飾ってありました。江戸時代に戻った安兵衛は、現代で得た知識と技術を生かしてこの店を開いたのです。二人は、安兵衛が約束を守ってくれたことに感謝しながら美味しくプリンを食べました。
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