DOG×POLICE 純白の絆の紹介:2011年日本映画。自分勝手で、単独行動の多い警官の早川は、警備課に転勤を命じられます。警備課は警備犬の訓練所で、警視庁では犬屋と呼ばれる左遷場所でした・・・という内容の、警備犬を訓練する警官と犬との関係、そしてお互い成長しながら事件に立ち向かうアクションドラマです。
監督:七高剛 出演者:市原隼人(早川勇作)、戸田恵梨香(水野夏希)、村上淳(竹清悟)、阿部進之介(永井孝介)、カンニング竹山(西村孝)、時任三郎(向井寛)、ほか
映画「DOG×POLICE 純白の絆」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「DOG×POLICE 純白の絆」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
DOG×POLICE 純白の絆の予告編 動画
映画「DOG×POLICE 純白の絆」解説
この解説記事には映画「DOG×POLICE 純白の絆」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
DOG×POLICE 純白の絆のネタバレあらすじ:起
多くの人が集まるショッピングモールで爆破事件がありました。警官の早川(市原隼人)は野次馬の規制をしていましたが、一人の男と目が合うと、その男は走って逃げ出します。もしや犯人か?と思った早川は規制の職務を放り出して追いかけます。
早川が追い詰めると、男はナイフを持って向かってきます。もみあいの最中、車のガラスを割り、自転車の通行人男性を巻き添えにします。暴れまくって男を逮捕すると、自転車の男性が「子供が生まれる!」と言い出します。
早川が男性を自転車に乗せて向かうと、出産していたのは犬でした。3匹の子犬を生んだ後、男性が「もう一匹いる!」と無理やり取り出すと、白い体の犬で、死んでいるようでした。もう一人の男性が「これはアルビノという色素の欠損で、もうだめだ」と言います。早川は「あきらめるな!」と言って蘇生を試みると、白い犬は息を吹き返しました。
警察署に帰った早川は、上司から勝手な行動をとるなと注意を受け、ついでに転勤を命じられます。てっきり、刑事か?と思った早川でしたが、配属されたのは警備課でした。
早速、警備課に行った早川は、所長の向井(時任三郎)に会い、仕事の中身を聞かされます。それは警察犬シェパードの訓練の仕事でした。そして早川の教育係として会わされたのが、女性の水野(戸田恵梨香)でした。
DOG×POLICE 純白の絆のネタバレあらすじ:承
水野のもと訓練を受ける早川は、”なんで犬の訓練なんか?”という気持ちで、全くやる気もなく、水野に冷たくあしらわれ、同僚からも無理だろうと言われていました。更に警視庁の仲間からは『犬屋』と呼ばれ、嫌になった早川は向井に転勤を直談判します。
すると向井は、早川がここに配属された理由を話します。『単独行動が多く、組織としての職務は不可能』というレッテルを張られていたのでした。落ち込む早川を、向井は民間のシェパードの訓練所に連れて行きます。そこには犬の出産をしていた斉藤がいました。
斉藤はここで訓練した犬を、警察の訓練所に送り込んでいました。再会した斉藤は早川に、蘇生させた白い犬を見せます。立派に成長していましたが、他の犬に比べ動きが鈍いように見えます。更に斉藤が「アルビノの犬は、体力がなく長生きしない」と言いました。すると向井が早川に『お前がシロの訓練をしろ』と任命します。
訓練所では、警視庁のSATと警備犬との合同訓練が行われていました。実際、警備犬が事件現場に出動したことがない事を知る早川は、「出動しないのに何故こんなことをやるんだ」と聞きます。すると「ここにいるメンバーは皆、いろいろな部署で実績を残した人達で、皆自分なりにやりがいを見つけているんだ」と言われます。
この様子を見た早川は、翌日からシロの訓練に真剣に取り組み始めます。シロと気持ちを一緒にするため、自分もシロと共に走り、教えます。日々続く訓練の中、シロが倒れました。命に別状はないものの、周りからはシロは無理だと言われ始めます。
DOG×POLICE 純白の絆のネタバレあらすじ:転
連続爆破事件の犯人から爆破予告が入り、警備課に応援要請が入ります。早川は水野の犬のブランドと一緒に無人になったショッピングモールで爆弾探しをします。天井から吊るされたくす玉に向かって吠えるブランドを見て、くす玉を降ろすと爆弾があり、処理班が処理します。
更にブランドは駐車場で吠えだしました。ブランドを離すと一台の車に走って行きます。ブランドが近づいた時、車が爆発しました。ブランドは巻き込まれて倒れます。早川は車に乗って走って行く警備員を見つけて追いますが、逃げられました。
ブランドは警備犬への復帰は不可能とされ、二人の行動は身勝手な行動とみなされ、さらに犯人を取り逃がしたことで批判を受けます。
向井は10年前、警備犬を連れて人質事件に行った時、警備犬が犯人ではなく人質に噛みついた事を話します。そのため、責任をかぶって当時の課長が辞表を出しました。その課長の娘が水野だと言いました。早川は、落ち込んで辞めると言い出した水野を励まします。
そのころ刑事課では、連続爆破事件の容疑者として契約社員の久坂を割りだしました。早川が「犯人は耳が聞こえない」と言った通り、久坂は過去に警備中に爆発事故に遭って、耳が聞こえなくなっていました。そして子供の頃から火薬遊びが好きだという事もわかりました。
早川は「シロに火薬捜査をやらせてくれ」と頼みます。火薬捜査訓練が行われ、ほか犬よりも早くシロは火薬を見つけます。
DOG×POLICE 純白の絆の結末
交番を爆破した久坂が、警察に大型ショッピングモールの爆破予告電話をします。更に客を誘導すると即爆破すると脅します。刑事課の大塚らが緊急配備して爆弾を探していました。一人でシロと行くと言った早川を怒鳴りつけた向井は、全員出動だと号令を出し、ショッピングモールに向かいます。
早川は水野とシロを連れて探します。シロが反応し、早川が探すと時限爆弾がありました。残り時間3分30秒でした。無線で処理班を行かすと言われたものの、間に合わないと判断した早川は、爆弾を持って外に走ります。
そして残り1秒で処理容器に放り込み、処理しました。騒動に群がる群衆の中に犯人がいると見た早川は、空に向け発砲します。逃げる群衆の中に、耳の聞こえない久坂が取り残されます。
走って逃げる久坂を早川が追います。電車の線路に入り、トンネル内の機材置場に逃げ込みます。そこには爆弾がありました。探す早川でしたが、小さい爆発が数か所で起こり、鉄骨が倒れます。鉄骨の下敷きになった早川は抜け出せませんでした。
シロが必死で早川の服を噛んで引っ張ります。早川はシロに「逃げろ!」と言いますが、シロは逃げませんでした。そこで早川が訓練用のボールを出すと、シロが咥えて走り出します。シロはボールを水野に渡しました。血の付いたボールを見た水野はシロの後を追います。
久坂が機材の下敷きになり死んでいました、水野は火事場の馬鹿力で鉄骨を持ち上げ、早川を助け出し、トンネルを抜けようとした時、大爆発が起きました。
病院で目覚めた早川の横には水野がいます。シロは大丈夫だと聞いた早川は、水野にキスをします。そこへシロと同僚たちがやって来ました。退院した早川は一回り大きくなって訓練所に戻るのでした。
以上、映画「DOG×POLICE 純白の絆」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する