ドラえもん おばあちゃんの思い出の紹介:2000年日本。国民的漫画「ドラえもん」の原作の中でも評価の高い「おばあちゃんのおもいで」を映画化した短編作品です。亡きおばあちゃんとの思い出にひたるのび太は、生前のおばあちゃんに会うためドラえもんのタイムマシンで過去に向かいます。
監督:渡辺歩 声の出演:大山のぶ代(ドラえもん)、小原乃梨子(のび太)、千々松幸子(のび太のママ)、関智一(幼少期のスネ夫)、高村章子(のび太のおばあちゃん)ほか
映画「ドラえもん おばあちゃんの思い出」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん おばあちゃんの思い出」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん おばあちゃんの思い出」解説
この解説記事には映画「ドラえもん おばあちゃんの思い出」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん おばあちゃんの思い出のネタバレあらすじ:起
ある日、のび太は自宅の物置を整理していると、ボロボロでつぎはぎだらけのクマのぬいぐるみを見つけます。このぬいぐるみは、のび太が幼少時代に今は亡きおばあちゃんに作ってもらったものでした。のび太が幼稚園の頃に他界したおばあちゃんは、誰よりものび太を愛し可愛がってくれたのです。おばあちゃんが補修してくれた補修の跡を見ながら、のび太は無性におばあちゃんに会いたい気持ちが募ってきました。そこでのび太は、ドラえもんからタイムマシンを借りて過去に飛び、生前のおばあちゃんに会おうと思いつきます。ドラえもんは、未来から来たといっても理解してもらえないだろうと諭しますがのび太の決意は変わらす、一目見るだけとドラえもんを説得して、二人で8年前にタイムトラベルします。
ドラえもん おばあちゃんの思い出のネタバレあらすじ:承
8年前に着いた二人は、早速家を覗いてみましたがおばあちゃんはおらず、ママに見つかり退散します。しばらくすると、おばあちゃんが帰って来ました。久しぶりに生きているおばあちゃんを一目見て感激するのび太ですが、その直後に「嫌だ、おばあちゃん嫌い!」という声が。当時まだ3歳だったのび太がおばあちゃんに花火をねだり、おばあちゃんを困らせる様子を目の当たりにします。のび太は思わず昔ののび太に手を上げ怒鳴り散らします。それを見たママは怒って二人を追い出します。
ドラえもん おばあちゃんの思い出のネタバレあらすじ:転
のび太は過去を振り返り、改めておばあちゃんにわがままばかり言って迷惑をかけていたと振り返ります。元の時代に帰ろうというドラえもんに、のび太はもう一度だけ会わせてほしいと頼み、単身家の中へ入ります。のび太はようやくおばあちゃんと対面を果たします。最初は自分の正体を隠し、当時ののび太について聞くと、おばあちゃんは「ずっとあの子のそばにいられるわけじゃないからね。…せめて、あの子がランドセルしょって学校へ行く姿を見ることができればいいんだけど、私ももう年だからねぇ」と語ります。のび太は意を決してタイムマシンに戻ると、ドラえもんが既に黒いランドセルを用意してくれていたのです。
ドラえもん おばあちゃんの思い出の結末
のび太はランドセルを背負って再びおばあちゃんと対面し、正体を明かして小学生になった姿を見せます。おばあちゃんは疑うことなく未来ののび太を受け入れ、成長を喜びます。のび太は感極まっておばあちゃんの膝元にすがり、いつまでもかけがえのない一時を過ごすのでした。
人生で唯一レンタルしてまで観た作品です。小学生の時に親に連れて行ってもらって借りる作品が決まってこれでした。親に何回観るのと呆れられたことを覚えています。そのおかげで20年近く経った今でもセリフを鮮明に覚えています。のび太が幼い頃に亡くなったおばあちゃんにタイムマシーンで会いに行くお話なのですが、そこでおばあちゃんにきつく当たる自分の姿を目にします。このシーンを観て、何度も自分の姿を重ねて考えました。自分もおばあちゃんやおじいちゃんにきつく当たってしまったことがあったので、失ってからじゃ遅いなと。自分のことを愛してくれる人を大切にしようと思いました。その後、のび太のランドセルを背負った姿が見たいというおばあちゃんの言葉を耳にし、ランドセルを持っておばあちゃんに会いに行きます。「信じてもらえないかもしれないけど…」というのび太に対し、「大きくなったね」と言うおばあちゃん。このシーンは本当に感動します。「信じてくれるの!?疑わないの!?」「誰がのびちゃんの言うことを疑うもんですか」このセリフのシーンは何度も見返しました。その後抱き合う二人は涙なしでは見れません。誰しもが共感できる作品だと思います。