ドット ハック セカイの向こうにの紹介:2011年日本映画。厳しい祖父を持ちゲーム経験がない主人公有城そらはとあるきっかけで今流行のVRゲーム「ザ・ワールド」をプレイすることに。しかし初めてゲーム世界に降り立ったそらは謎の女性と出会います。女性の正体は?そしてザ・ワールドを襲う謎の事件に立ち向かうそら。ゲームに、アニメに、様々なジャンル展開をする「.hack」シリーズ初の映画化。
監督:松山洋 声優:桜庭ななみ(有城そら)、松坂桃李(田中翔)、田中圭(岡野智彦)、福井裕佳梨(長谷部果歩/マサル・セブン)、井上麻里奈(戸倉知永子/ダーシャ)、緒方賢一(有城武生/タケ!)、藤田咲(まことさん)、勝生真沙子(浦池友香/K-ケイ)、豊口めぐみ(有城日和)、増谷康紀(ゴンドー)、檜山修之(バルドル)、ほか
映画「ドット ハック セカイの向こうに」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドット ハック セカイの向こうに」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドットハック セカイの向こうにの予告編 動画
映画「ドット ハック セカイの向こうに」解説
この解説記事には映画「ドット ハック セカイの向こうに」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドット ハック セカイの向こうにのネタバレあらすじ:起
舞台はVR技術が一般化した近未来。福岡の学校に通う女子中学生、有城そらの周りではVR技術を使ったMMORPG「ザ・ワールド」が流行っていました。友人達はこのゲームに夢中でそらも周りから誘われていましたが家族の、というより祖父の厳格な教育方針によりゲームをすることを止められていました。そんなそらでしたがちょっとしたきっかけから祖父がザ・ワールドにはまっていることを知り自分もプレイすることにしました。初めて触れる”ザ・ワールド”の世界、はじまりの街へ降り立ったそらの前には飛空挺が飛び交う壮麗な街並みが広がっていました。ゲーム初心者であるそらは知らないことも多く色々と困惑することばかり。はじまりの街を歩く彼女は庭園のような場所に行き着きます。そこには不思議な女性が佇んでいました。そらは女性の目が自分を見ていることに気が付きますがその瞬間、異常事態が庭園で起こります。黒く深い闇が発生して女性に襲い掛かったのです。しかし光の壁が女性を襲う闇を弾き飛ばします。弾き飛ばされた闇は庭園にある壁や地面をバグで侵食していきます。女性はそれらに注意を向けることなくそらのもとへと歩いてきます。そして不思議な物体をそらへと差し出します。その物体はそらのキャラクター、カイトへと吸い込まれていきました。それと同時に女性は消えてしまいます。結局その場はバグの侵食を止めに来たセキュリティPCが闇を駆逐しました。
ドット ハック セカイの向こうにのネタバレあらすじ:承
初めてのログインで不思議な体験をしたそらはゲーム内で友人のマサル・セブンこと長谷部果歩とターシャこと戸倉知栄子と出会います。ふたりともゲームをとても楽しんでいるようでした。またその日はこのゲームをプレイするきっかけの一つになったゴンドーこと田中翔とも会う事に。ただある事からそらはゴンドーを岡野智彦だと勘違いしてしまうのですが。実際のところはこの後出会うバルドルが智彦の操るキャラでした。それからしばらくは皆でモンスター退治などをして楽しむことになりました。巨大なモンスターとの戦いや壮大で美麗なフィールドの風景はそらをザ・ワールドに引き込んでいきます。そんなある日のことソラのキャラクター、カイトに異常が現われます。データの異常なのかカイトの姿がいつかあった謎の女性に被って見えるのです。異常はすぐに治まりますが気になったそらは翔と智彦に相談します。謎の女性は何なのか?智彦達はザ・ワールドにまつわるとある都市伝説に謎の少女が出てくることを話します。そして現実ではザ・ワールドのプレイヤーがゲーム中に意識不明になったというニュースが流れます。
ドット ハック セカイの向こうにのネタバレあらすじ:転
そんな不穏なニュースが流れる中、そらはゲーム内でバルドルから告白されます。しかしそらはバルドルの中身が翔であると勘違いしており、その後しばらくそら、翔、智彦の間でちぐはぐな関係が続きます。そしてそんなこともあってその日そらは単独で冒険にでていました。深い森のフィールドでいつか見た黒い闇に襲われるそら。セキュリティPCの攻撃を無力化してその存在をも飲み込んだ黒い闇はそらへと襲い掛かります。明らかに異常なその闇に襲われたその瞬間そらのキャラであるカイトから閃光が放たれます。そしてブラックアウト。そらはVR用メガネ型ディスプレイを外します。ディスプレイには緊急メンテナンス中の文字が流れています。その日を境にネット関連の機器に異常が発生し始めます。異常が続く中、そらに接触する不審な外国人デビット。アメリカネットワーク管理局の人間を名乗るデビッドはそらに協力を要請します。翔と智彦に相談するそらでしたが事態は引き返せない状況になります。翔がゲーム中、意識不明に陥ったのです。また智彦の父が工場で機器の暴走事故に遭い病院に運ばれます。全ての謎を解き明かすためデビットに会う事にするそら。デビットは問題の核心を既に掴んでいました。一連の意識不明事件やネットワークの異常、機器の暴走はザ・ワールドの開発会社CC社が作成したコンピュータウィルスのせいでした。もともとはCC社が過去から存在する「アウラ」と呼ばれる究極のAIプログラムを解析し劣化版の対ウィルス用除去AIの作成に成功したことから始まります。CC社はこのAIを使い富を築くため強力なバグウィルスをネット上にばら撒きます。バグウィルスを駆逐するためにCC社のAIを購入するという流れを作ろうとしたのでした。しかしウィルスはネット内で異常進化しCC社のAIを超えてしまったのでした。人間の脳にある電気信号を伝い意識不明にまで追い込むバグウィルスに対しCC社は関連する全ての情報を消去しリセットしようとしているとデビットは話します。それは犠牲になった被害者を置き去りにする対策でした。そして最後に解決策が一つだけあると告げます。
ドット ハック セカイの向こうにの結末
意識不明患者を救う方法、それはそらのキャラ内に存在するアウラの分身でした。そうザ・ワールドに初めて来たときにあった謎の女性こそアウラでした。アウラはバグウィルスに対抗するため急速な進化が必要となりそらとともに成長する分身を預けたのでした。そしてそのアウラの分身をアウラ本体に帰せばバグウィルスを止められるはずだと語るデビット。そらはザ・ワールド内のアウラの元へと向かいます。アウラがいるのははじまりの街の沖にある巨大な女神像の頭部分です。覚悟を決めたそらの側に仲間達が力を貸そうと集います。空を駆ける飛空挺で女神像に接近しますが意外な妨害を受けます。バグウィルスが天を割りザ・ワールドの世界を侵食し始めたのです。そらと仲間達による最後の決戦が始まりました。天空を覆うバグウィルスの触手をザ・ワールドに集う仲間達の空中戦艦郡が攻撃します。しかしその間もウィルスの侵食は続きます。次から次へと現われるウィルスに必死の抵抗で反撃する仲間達。そらはそんな中をアウラ目指して駆け抜けます。そして最後の抵抗は無駄にはなりませんでした。そらの中にあるデータを受け取ったアウラはウィルスの浄化に成功したのでした。エンディング
以上、映画ドットハック セカイの向こうにのあらすじと結末でした。
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