ドラゴンボール超 スーパーヒーローの紹介:2022年日本映画。『ドラゴンボール』シリーズの劇場版作品誰21作、『ドラゴンボール超(スーパー)』の劇場版としては2作目となるアクション巨編です。本作も原作者の鳥山明自ら脚本とキャラクターデザインを務め、孫悟空の長男・悟飯とその師匠であるピッコロをメインに据え、復活を果たしたかつての悟空の敵・レッドリボン軍と死闘を繰り広げます。
監督:児玉徹郎 原作・脚本:鳥山明 声優:野沢雅子(孫悟空/孫悟飯/孫悟天)、古川登志夫(ピッコロ)、皆口裕子(パン/ビーデル)、堀川りょう(ベジータ)、久川綾(ブルマ)、草尾毅(トランクス)、田中真弓(クリリン/ヤジロベー)、伊藤美紀(人造人間18号)、山寺宏一(ビルス)、森田成一(ウイス)、平野綾(デンデ)、魚建(カリン)、大友龍三郎(神龍)、島田敏(ブロリー)、杉田智和(レモ)、入野自由(Dr.ヘド)、ボルケーノ太田(マゼンタ)、竹内良太(カーマイン)、神谷浩史(ガンマ1号)、宮野真守(ガンマ2号)、若本規夫(セルマックス)ほか
映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」解説
この解説記事には映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラゴンボール超 スーパーヒーローのネタバレあらすじ:起
かつて、世界征服を企みながらも少年時代の孫悟空によって壊滅されられた悪の組織・レッドリボン軍。その後もレッドリボン軍の残党で天才科学者のDr.ゲロは悟空への復讐を試みましたが、悟空とその長男・孫悟飯の前に敗れ去りました。
しかし、レッドリボン軍の野望は完全に潰えた訳ではありませんでした。悟空・悟飯たちとレッドリボン軍残党との戦いから数十年後、レッドリボン軍のトップだったレッド総帥の息子マゼンタは表向きは製薬会社経営者を装いつつ、極秘裏に側近のカーマインと共謀してレッドリボン軍の再興を目論んでいました。
マゼンタはDr.ゲロの孫で祖父同様天才科学者であるDr.ヘドをスカウトすることにしました。Dr.ヘドは独自に人造人間の研究を進めており、人造人間を使って街を混乱に陥れたとして有罪となり、刑務所に服役していましたが間もなく出所するところでした。
マゼンタとカーマインはDr.ヘドと面会し、巨額の報酬を提示して人造人間を作るよう要請しました。しかし、あらかじめマゼンタたちの素性を知っていたDr.ヘドは世界征服のために手を貸すことを躊躇しました。祖父とは違って良心を持っており、かねてから正義のヒーローに憧れを抱いていたDr.ヘドはスーパーヒーローとなる人造人間を作りたいと願っていたのです。
そこでマゼンタは悟空がブルマ率いる「カプセルコーポレーション」と組んで世界征服を目論んでいると嘘をつき、その嘘を真に受けたDr.ヘドは悟空を倒せる能力を持つ強力な人造人間を造る決意を固めました。
ドラゴンボール超 スーパーヒーローのネタバレあらすじ:承
それから半年後。悟飯の師匠であるピッコロは3歳になった悟飯の娘パンに武術を教えていました。その後パンは幼稚園に行き、ピッコロはひとり瞑想していると、悟飯の妻ビーデルから「午後1時にパンを迎えに行ってほしい」との電話を受けました。
当の悟飯は学者として忙しく、武術の修行すらままならぬ状態で視力もメガネが必要なほど落ちていました。ピッコロはそんな悟飯の状況を嘆きつつ再び瞑想に入ると、そこにDr.ヘドが造り上げた人造人間ガンマ2号が現れました。
ピッコロは即座にガンマ2号がレッドリボン軍の者であることを見抜きましたが、ガンマ2号はピッコロに攻撃を仕掛けてきました。ピッコロはガンマ2号の強さに苦戦を強いられ、やられたフリをして何とか戦線離脱しました。
ピッコロは密かにガンマ2号を尾行し、レッドリボン軍の新たな秘密基地に潜り込みました。レッドリボン軍とDr.ヘドはガンマ2号の他にももう1体の人造人間ガンマ1号を完成させており、更には究極の最終兵器としてかつて悟飯に倒されたセルを基に開発された“セルマックス”の研究も進められていました。
秘密基地を抜け出したピッコロはブルマに破壊神ビルスの星で修行にブロリーと共に励んでいる悟空とベジータを呼ぶよう頼みましたが、全く連絡がつきませんでした。魔人ブウは休眠中、人造人間18号と17号はDr.ヘドに弱点が知られている可能性があり、悟飯もあてにならないと感じたピッコロは自分ひとりで何とか解決するしかないと考えました。
ドラゴンボール超 スーパーヒーローのネタバレあらすじ:転
ピッコロはブルマがあらかじめ7個全て揃えていたドラゴンボールで神龍を召喚し、自らの潜在能力を限界以上まで引き出させました。
その頃、悟空を見つけられないレッドリボン軍はターゲットを悟飯にしようと目論み、パンを誘拐して悟飯を誘き寄せる計画を立てていました。再びレッドリボン軍の秘密基地に潜り込んだピッコロはこの計画を知り、パンが誘拐されればさすがの悟飯もやる気を出すだろうと考え、パンに事情を説明して協力してもらうことにしました。
ピッコロはレッドリボン軍の戦闘員15番と組んでパンを誘拐し、思惑通りにレッドリボン軍基地に乗り込んだ悟飯はスーパーサイヤ人と化してガンマ1号と戦い始めました。しかし、戦闘感覚が完全に鈍っていた悟飯は苦戦を強いられ、一計を案じたピッコロはパンにあたかも襲われたかのような演技をさせ、これを見た悟飯は潜在能力を解放し、アルティメット悟飯となってガンマ1号と互角の戦いを展開しました。
ピッコロはガンマ2号と戦いましたが、潜在能力を解放しても苦戦を強いられました。しかし、ピッコロは神龍があらかじめ“オマケ”として授けていた力によって覚醒し、オレンジピッコロへと進化しました。
オレンジピッコロはガンマ2号を圧倒し、それを見たマゼンタとカーマインは逃げようとするもパンに阻まれました。マゼンタの目的に気付いたガンマ1号とガンマ2号はレッドリボン軍こそが悪だということに気付き、悟飯やピッコロと和解しました。
Dr.ヘドも自分がレッドリボン軍に騙されていたことに気付き、まだ未完成のセルマックスを起動させようとしていたマゼンタと戦って撃破しました。しかし、マゼンタは死の間際にセルマックスを起動させてしまいました。
ドラゴンボール超 スーパーヒーローの結末
セルマックスはかつてのセルを凌駕する能力を持ち、アルティメット悟飯やオレンジピッコロですらも歯が立ちませんでした。悟飯やピッコロの危機にブルマがクリリンと18号、悟飯の弟・悟天やトランクスを連れて駆け付け、ガンマ1号とガンマ2号も加勢しましたがなかなかセルマックスを止めることはできませんでした。
その時、Dr.ヘドは密かにセルマックスに弱点を仕込んであることを教えました。唯一の弱点は頭にある核であり、核を破壊すれば細胞が残らないレベルでの大爆発を起こすというものでした。
ガンマ2号は体内に残った全てのエネルギーを使い、自らの身を犠牲にしてセルマックスの頭に攻撃を仕掛けましたが、破壊できたのは左腕のみでセルマックスを倒すことはできませんでした。
クリリンはピッコロがかつて天下一武道会で悟空と戦った時に巨大化したことを思い出して伝え、ピッコロは巨大化してセルマックスを足止めしました。その間に悟飯はセルマックスの頭を破壊すべく最大限まで気を溜めていましたが、ピッコロはとうとう力尽きて意識を失ってしまいました。
その時、悟飯は怒りのあまり更なる覚醒を遂げ、究極の進化形態“孫悟飯ビースト”へと変化を遂げました。孫悟飯ビーストは想像を絶する力でセルマックスを圧倒し、最後はピッコロから教わった“魔貫光殺法”でセルマックスの頭の核を貫きました。
セルマックスは爆散し、世界の危機は救われましたがガンマ2号は命を落としました。ピッコロはガンマ2号を立派なスーパーヒーローだったと称えました。
ヘドはガンマ1号と共に警察に出頭しようとしましたが、ブルマの計らいでカプセルコーポレーションに雇ってもらえることになりました。その頃、今回の事件に全く気付かなかった悟空とベジータは引き続きビルスのもとで修行に励んでいました。
以上、映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のあらすじと結末でした。
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