ドライブイン蒲生の紹介:2014年日本映画。姉のサキが、実家であるドライブインに娘の亜希子を連れて帰って来ます。弟のトシヤは「親父でも左手で殴ったのに、右手で殴るとはひどい」と言いながら、姉のサキと亜希子を車に乗せて走りだします。車の中でトシヤは父が生きていた頃の高校時代の事を思い出し…という内容のヒューマンドラマです。現在と過去の時間軸が交互に表現されています。
監督:たむらまさき 出演者:染谷将太(トシヤ)、黒川芽以(サキ)、永瀬正敏(三郎)、小林ユウキチ(満)、猫田直(シノブ)、平澤宏々路(亜希子)、吉岡睦雄(博)ほか
映画「ドライブイン蒲生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドライブイン蒲生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドライブイン蒲生の予告編 動画
映画「ドライブイン蒲生」解説
この解説記事には映画「ドライブイン蒲生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドライブイン蒲生のネタバレあらすじ:起
(現在)閉店しているドライブイン蒲生に、サキが娘の亜希子を連れて帰っています。弟のトシヤと母のシノブがいますが、「夫の博の元へ帰る」と言うサキに、トシヤが「親父でも左手しか使わなかったのに、右手で殴る男のところへ帰るのかよ?」と言います。そしてトシヤは、姉のサキと亜希子を車に乗せて走りだします。
(高校時代)サキとトシヤの高校時代、父のサブロウはドライブイン蒲生を経営していました。しかし客といえば、ちり紙交換の小岩くらいで、その小岩もヤンキーの娘サキが目当てでした。サブロウは左手にクローバーの黒い刺青を入れ、何かあると暴れていました。しかし暴力は手加減して左手を使っていました。
(高校時代)そして母のシノブは父の暴れた後の片づけをしていました。父はサキにきつくあたり、サキも反抗します。トシヤは父に可愛がられ、アイスピックで指の間を突き刺す早業を見せたり、傷口を煙草の葉を刷り込んで治す方法を教えていました。
ドライブイン蒲生のネタバレあらすじ:承
(高校時代)サキがいつも口癖にするのは「お父さんは本当のお父さんじゃない」とトシヤに言う事でした。トシヤはいつも適当に聞いていましたが、サキは本当にそう思っているようでした。サキには満という彼氏がいて、トシヤもいつも一緒に遊んでいました。そんな時、父が入院します。母は病院に付き添いに行ったため、二人だけの家には満が入りびたりになります。そしてサキと満がSEXしているのをトシヤは見てしまいます。
(現在)サキがトシヤに、そこのドライブインに入ろうと言います。トシヤと亜希子を店内において、サキは駐車場で博に電話をしています。
(高校時代)父の病状が悪化したと母から電話があり、サキとトシヤは病室に向かいます。母は一旦家に帰り、親子3人になると、父が煙草とおにぎりが欲しいとサキに言います。サキは、「どうせ死ぬんだけど、煙草とおにぎりで本当に良いの?」と聞いて病室を出ます。父はうなずき、そのまま息を引き取りました。
ドライブイン蒲生のネタバレあらすじ:転
(高校時代)父の葬式が終わり、火葬も終わった時、サキが「お父さんの刺青を見つけたよ」とトシヤに言います。家に帰ると、父のいなくなったことで満が家に居座っていました。そして満が「これでやったら刺青が彫れる」と言って器具を渡すと、サキは左肩にクローバーの刺青を入れます。
(高校時代)さらに、父にいじめられていたちり紙交換の小岩がやってきて、死んだ父の悪口を言った後「だから蒲生一家はバカなんだ」と言います。怒ったサキはアイスピックを持って小岩に襲いかかります。満とトシヤが止めに入り、小岩は帰りました。
(現在)サキが「博がここに来るから車に乗って待っていて」と言います。トシヤと亜希子が車の中にいると、博が車でやって来ました。ドライブインの中で話をする様子を見ていると、亜希子が「最初はお母さんが勝つけど、最後はお父さんが勝つ」と言います。
ドライブイン蒲生の結末
(現在)博がサキを右手で殴ります。それを見たトシヤは「親父でも左手なのに、右手かよ!」と言って、サキの持っていたアイスピックを取り出し、ドライブインの二人の席に寄って行きます。窓越しにアイスピックを博に見せ、駐車場に向かいます。そして博の車のタイヤを何度も刺してパンクさせました。
(現在)するとサキがトシヤの頭を叩き「タイヤ1本いくらかかると思っているんだ!」と言います。博は「タイヤなんかどうでもいいんだ」と言うと、サキは亜希子を車に乗せ、トシヤを呼びます。
(現在)博は車に立ちはだかり「亜希子は置いて行け!」と叫びます。サキは「亜希子は蒲生家の人間にする」と言って車をバックさせて走り出します。そして車の中で、アイスピックでけがをしたトシヤに「家に帰ったら煙草の葉をすり込んでやるよ」と言うのでした。
以上、映画「ドライブイン蒲生」のあらすじと結末でした。
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